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Interstage Interaction Manager V10.1.2 AjaxフレームワークUI部品リファレンス
FUJITSU Software

2.8.2 画面部品共通イベントリスナ

画面部品で共通のイベントリスナを、以下に示します。

名前

説明

イベントオブジェクト

onPropertyChange

プロパティが変更されたときに呼ばれます。

PropertyChangeEvent

onShow

部品が可視化されたときに呼ばれます。

ActionEvent

onHide

部品が不可視化されたときに呼ばれます。

onClick

マウスでクリックされたときに呼ばれます。

onDblClick

マウスでダブルクリックされたときに呼ばれます。

onMouseDown

マウスで押されたときに呼ばれます。

onMouseUp

マウスが離されたときに呼ばれます。

onMouseOver

マウスが部品の上に重ねられたときに呼ばれます。

onMouseOut

マウスが部品の上から外れたときに呼ばれます。

onMouseMove

マウスが部品の上で動いたときに呼ばれます。

onKeyPress

部品にフォーカスがある状態でキーが押されて離されたときに呼ばれます。

onKeyDown

部品にフォーカスがある状態でキーが押されたときに呼ばれます。

onKeyUp

部品にフォーカスがある状態でキーが離されたときに呼ばれます。

マウスでのダブルクリックによるイベントについては、「5.2.1 マウスのダブルクリックによるイベントでの注意事項」を参照してください。

注意

propertychangeイベント、valuechangeイベントに関する注意事項

TextInputなどの文字入力部品でIMEを使用した文字入力を行うと、変換途中の状態もすべてpropertychange、valuechangeイベントにより通知されます。
なお、変換途中では、IME/ブラウザの仕様により、いったん文字が消されて書き直されるようなイベントが発生する場合(2回発生)があります。

propertychangeイベントが発生しない場合

部品のプロパティ値を、データプロバイダを用いて部分更新した場合は、propertychangeイベントは発生しません。

また、部品に対して以下の操作を行った場合も、プロパティ値が部分更新されるため、propertychangeイベントは発生しません。

部品

プロパティ

操作

Calendar

selectedDates

日付の選択状態の変更

CheckBoxGroup

selectedValues

グループ内のCheckBoxのチェック状態の変更

CheckList

selectedIndexes

項目の選択状態の変更(複数選択時)

Select

selectedIndexes

項目の選択状態の変更

selectedValues

項目の選択状態の変更

SelectList

selectedIndexes

項目の選択状態の変更(複数選択時)

TableEdit

data

セルの編集

selectedRows

行の選択状態の変更

TableView

data

ソートの実行

selectedRows

行の選択状態の変更

DataGrid

data

セルの編集、ソートの実行

selectedRows

行の選択状態の変更

clickイベントに関する注意事項

Internet Explorer 10 互換およびInternet Explorer 11 互換で、::-ms-clear疑似要素および::-ms-reveal疑似要素をクリックしても、clickイベントは発生しません。

ポイント

イベントリスナには、画面部品共通イベントリスナと、画面部品共通イベントリスナ名に部品名のイベントが発生した箇所を付加したイベントリスナが定義されているものがあります。
例:Panel部品のonMouseDownとonMouseDownBody
これらのイベントリスナは、常に内部の部品のイベントから通知が開始され、順次外側の部品に通知されていきます。

イベントの伝播

マウス関連のイベント(mousedown、mouseup、mouseoverなど)およびキー関連のイベント(keypress、keydown、keyup)は、発生したノードから親要素に伝播する(バブルアップする)仕組みになっています。

このため、コンテナ部品やテーブル部品、カレンダ部品などについては、内部のHTML要素上および部品でマウスイベントおよびキーイベントが発生した場合、イベントの伝播により、内部で発生したイベントもその部品のイベントとして発生し、イベントリスナが呼ばれます。

例えば、ViewStackなどのコンテナ部品はフォーカスを持たないため、単体ではkeydownなどのイベントは発生しません。しかし、コンテナ内に配置した部品でkeydownイベントが発生した場合、イベントの伝播によってコンテナ部品のonKeyDownイベントリスナも実行されます。