ページの先頭行へ戻る
Interstage Application Server/Interstage Business Application Server Consolidation Option ユーザーズガイド
FUJITSU Software

19.2.3 業務ユニットのリストア

isbizrestoreコマンドで、バックアップデータをリストアします。


作業者

業務ユニット管理者

作業内容

以下の手順でリストアを行います。

RHEL7の場合
  1. リストアする業務ユニットを停止します。

    停止方法については、「12.1 業務ユニットの起動・停止」を参照してください。


  2. リストアする業務ユニットで運用している以下のサービスが、自動起動/自動停止するように設定している場合は、自動起動/自動停止しないように設定します。

    Interstage PCMIサービス

    自動起動/自動停止しない設定については、「自動起動/動停止しない場合の設定方法」を参照してください。

    Interstage HTTP Server 2.2

    自動起動/自動停止しない設定については、「自動起動/自動停しない場合の設定方法」を参照してください。


  3. isbizrestoreコマンドを実行して、バックアップデータをリストアします。

    バックアップデータとして指定できるのは、isbizbackupコマンドで作成したバックアップデータ、またはisbizbackupコマンドで作成したバックアップデータをgzip形式で圧縮したものです。

    /opt/FJSViscopt/bin/isbizrestore <業務ユニット名> <バックアップデータ>

    ポイント

    • gzip形式で圧縮したバックアップデータを指定した場合、tar形式のバックアップデータを指定した場合に比べて、リストアの実行時間が2倍以上になる可能性があります。

    • isbizrestoreコマンドは、バックアップデータを直接テープ装置から読み取ることはできません。バックアップデータをテープなどに退避している場合は、ディスクにコピーしてから使用してください。


  4. 業務ユニットのバックアップ時の手順1で控えた情報を元に、リストアした業務ユニットのJava EE 6のデータを削除します。

    • バックアップ時にStateful Session Beanを使用していた場合

      passivateしたBeanインスタンスの対話状態を削除してください。

    • バックアップ時にトランザクションサービスを使用していた場合

      トランザクションログを削除してください。


  5. リストアした業務ユニットの以下のサービスを、自動起動/自動停止するように設定する場合は、自動起動/自動停止するように設定します。

    Interstage PCMIサービス

    自動起動/自動停止する設定については、「自動起動/動停止する場合の設定方法」を参照してください。

    Interstage HTTP Server 2.2

    自動起動/自動停止する設定については、「自動起動動停止する場合の設定方法」を参照してください。


  6. 業務ユニットのリストアが完了したことをインフラ管理者に通知し、リソース制御情報のリストアを依頼します。


RHEL6の場合
  1. リストアする業務ユニットを停止します。

    停止方法については、「12.1 業務ユニットの起動・停止」を参照してください。


  2. リストアする業務ユニットで運用している以下のサービスが、自動起動/自動停止するように設定している場合は、自動起動/自動停止しないように設定します。

    Interstage PCMIサービス

    自動起動/自動停止しない設定については、「自動起動/自動停止しない場合の設定方法」を参照してください。

    Interstage HTTP Server 2.2

    自動起動/自動停止しない設定については、「自動起動/自動停止しない場合の設定方法」を参照してください。


  3. リストアする業務ユニットで運用しているInterstage HTTP Server 2.2のサービスを、以下の手順で削除します。

    1. Webサーバ一覧ファイル(<業務ユニットのルートディレクトリ>/ahs/etc/servers.conf)が存在している場合、ファイルの内容を参照し、すべてのWebサーバ名を抽出します。Webサーバ一覧ファイルは、以下の形式で記載されています。

      <Webサーバ名>=<環境定義ファイル(httpd.conf)の絶対パス>
    2. 手順1で抽出したすべてのWebサーバ名について、以下のシェルスクリプトを実行し、サービスを削除します。

      /usr/bin/sudo <業務ユニットのルートディレクトリ>/ahs/bin/ahsservicectl delete <Webサーバ名>

  4. isbizrestoreコマンドを実行して、バックアップデータをリストアします。

    バックアップデータとして指定できるのは、isbizbackupコマンドで作成したバックアップデータ、またはisbizbackupコマンドで作成したバックアップデータをgzip形式で圧縮したものです。

    /opt/FJSViscopt/bin/isbizrestore <業務ユニット名> <バックアップデータ>

    ポイント

    • gzip形式で圧縮したバックアップデータを指定した場合、tar形式のバックアップデータを指定した場合に比べて、リストアの実行時間が2倍以上になる可能性があります。

    • isbizrestoreコマンドは、バックアップデータを直接テープ装置から読み取ることはできません。バックアップデータをテープなどに退避している場合は、ディスクにコピーしてから使用してください。


  5. 業務ユニットのバックアップ時の手順1で控えた情報を元に、リストアした業務ユニットのJava EE 6のデータを削除します。

    • バックアップ時にStateful Session Beanを使用していた場合

      passivateしたBeanインスタンスの対話状態を削除してください。

    • バックアップ時にトランザクションサービスを使用していた場合

      トランザクションログを削除してください。


  6. リストアした業務ユニットで運用するInterstage HTTP Server 2.2のサービスを、以下の手順で作成します。

    1. Webサーバ一覧ファイル(<業務ユニットのルートディレクトリ>/ahs/etc/servers.conf)が存在している場合、ファイルの内容を参照し、すべてのWebサーバ名を抽出します。Webサーバ一覧ファイルは、以下の形式で記載されています。

      <Webサーバ名>=<環境定義ファイル(httpd.conf)の絶対パス>
    2. 手順1で抽出したすべてのWebサーバ名について、以下のシェルスクリプトを実行し、サービスを作成します。

      /usr/bin/sudo <業務ユニットのルートディレクトリ>/ahs/bin/ahsservicectl create <Webサーバ名>

  7. リストアした業務ユニットの以下のサービスを、自動起動/自動停止するように設定する場合は、自動起動/自動停止するように設定します。

    Interstage PCMIサービス

    自動起動/自動停止する設定については、「自動起動/自動停止する場合の設定方法」を参照してください。

    Interstage HTTP Server 2.2

    自動起動/自動停止する設定については、「自動起動/自動停止する場合の設定方法」を参照してください。


  8. 業務ユニットのリストアが完了したことをインフラ管理者に通知し、リソース制御情報のリストアを依頼します。