名前
isbizrestore - 業務ユニットのリストア
形式
isbizrestore bizname backup
機能説明
指定された業務ユニットに、バックアップデータをリストアします。
リストアを開始する前に業務ユニットを停止したことを確認するプロンプトを表示します。
has <業務ユニット名> been stopped? (y/n)>
プロンプトに対して、y、Y、Yesなどの肯定を示す文字が入力された場合は処理を継続し、それ以外が入力された場合は、0以外の戻り値で処理を中止します。業務ユニットを停止していない場合は処理を中止し、業務ユニットを停止してから本コマンドを再度実行してください。
業務ユニットの停止方法については「12.1 業務ユニットの起動・停止」を参照してください。
オペランド
オぺランド名 | 説明 |
---|---|
bizname | リストア先の業務ユニット名を指定します。 |
backup | リストアするバックアップデータのパス名を指定します。 以下のデータが指定できます。
拡張子がtar/tar.gz/tgz以外の場合は、エラーになります。 指定できるパス名は、長さが255Byte以下のパス名です。相対パス名を指定した場合は、絶対パス名に変換後の長さが255Byte以下のパス名を指定できます。 |
戻り値
0: 正常終了
0以外: 異常終了
注意事項
RHEL7の場合、本コマンドを実行後、インフラ管理者が以下を実施する必要があります。
/usr/bin/systemctl daemon-reload
本コマンドの実行前および実行後に実施しなければならない作業があります。詳細については、「19.2.3 業務ユニットのリストア」を参照してください。
リストアの前に、業務ユニット配下の資材は一旦削除されます。
「iscopt34097: clean up <業務ユニット名>」というメッセージが表示されたあとに、本コマンドがエラーで終了した場合、業務ユニットは使用できない状態になっています。エラーの原因を取り除いてから、本コマンドを再度実行してください。
自動起動/自動停止する設定になっているサービスがある場合は、リストアできません。サービスを自動起動/自動停止しない設定にする方法については「11.1.2 PCMIサービスの自動起動の設定」および「自動起動/自動停止する場合の設定方法」を参照してください。
使用例
業務ユニット「biz1」に、バックアップデータ「/backup/biz120150708211036.tgz」をリストアします。
/opt/FJSViscopt/bin/isbizrestore biz1 /backup/biz120150708211036.tgz has biz1 been stopped? (y/n)>y isbizrestore: INFO: iscopt34097: clean up biz1. isbizrestore: INFO: iscopt34097: restore biz1. isbizrestore: INFO: iscopt34097: restore unit files. isbizrestore: INFO: iscopt34001: command executed successfully.
/opt/FJSViscopt/bin/isbizrestore biz1 /backup/biz120150708211036.tgz has biz1 been stopped? (y/n)>y isbizrestore: INFO: iscopt34097: clean up biz1. isbizrestore: INFO: iscopt34097: restore biz1. isbizrestore: INFO: iscopt34001: command executed successfully.
関連項目