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Systemwalker Desktop Patrol 導入ガイド
FUJITSU Software

4.2.1 上書きインストールによるバージョンアップの手順

以下のコンポーネントごとに上書きインストールによるバージョンアップの手順について説明します。

「CS」の場合

上書きインストール前の確認事項

CSを上書きインストールする手順は、以下のとおりです。

  1. Administratorsグループに所属するアカウントでWindowsにログオンします。他のアプリケーションを使用している場合は、終了してください。

    なお、Systemwalker Desktop Patrol V13.0.0以降からバージョンアップする場合またはSymfowareが導入済みの環境からバージョンアップする場合は、運用環境保守ウィザードにより運用環境の構築を行った際のWindowsログオンユーザーまたはSymfowareを構築した際のWindowsログオンユーザーでログオンする必要があります。

  2. Systemwalker Desktop PatrolのDVD-ROMをPCにセットすると、以下の画面が表示されます。

    「CSインストール」を選択してください。

    上記のインストーラ画面が起動しない場合は、DVD-ROMドライブの「swsetup.exe」を起動してください。

  3. 「Systemwalker Desktop Patrol セットアップへようこそ」画面が表示されますので、[次へ]ボタンをクリックしてください。

  4. 「必ずお読みください」画面が表示されますので、内容を確認し、[次へ]ボタンをクリックしてください。
    なお、IT BudgetMGR(INV) サービスとWorld Wide Web Publishing サービスが停止されていた場合は本画面は表示されません。

  5. 「ファイル コピーの開始」画面が表示されますので、画面に表示されている内容に誤りがないか確認し、[次へ]ボタンをクリックしてください。

    「セットアップ ステータス」画面が表示され、インストール処理が開始されます。

  6. 運用環境の構築または拡張を行います。

    • Systemwalker Desktop Patrol V12.0L10以前のバージョンから移行する場合

      「運用環境保守ウィザード」で運用環境の構築を行います。

      Systemwalker Desktop Patrol V12.0L10以前のバージョンで使用していたMicrosoft SQL ServerまたはOracleのデータは、Systemwalker標準データベースへ移行されます。

      Systemwalker標準データベースへの移行は、「運用環境保守ウィザード」で運用環境の構築を行うことで、自動的に実施されます。運用環境保守ウィザードについては、“2.3.4 データベースを構築する”を参照してください。

    • Systemwalker Desktop Patrol V13.0.0以降から移行する場合

      「運用環境保守ウィザード」で運用環境の拡張を行います。

      Systemwalker標準データベースの形式がバージョンアップされます。

  7. インストールが完了すると、以下の画面が表示されます。

    [完了]ボタンをクリックします。

  8. プログラムを使用するには、システムを再起動する必要があります。

    [はい]ボタンをクリックします。

  9. 最新版のソフトウェア辞書の登録を行います。

    上書きインストールによるバージョンアップの後、必ず運用開始前に最新のソフトウェア辞書を登録してください。

    • サポート契約を行っている場合

      “ソフトウェア辞書の設定を行う”の“SystemwalkerサポートセンターのWebサイトから手動でダウンロードおよび適用して更新”を参照し、最新版のソフトウェア辞書の登録を行ってください。

    • サポート契約を行っていない場合

      DVD-ROMにソフトウェア辞書が格納されています。このソフトウェア辞書の登録を行ってください。

      登録を行う際は、いったんローカルのディスクにコピーしてください。また、DVD-ROMに格納されているソフトウェア辞書は、読み取り専用となっているため、書き込みできるように変更してください。

          格納先 : <DVD-ROMのドライブ>:\utilities\supportcenter

      詳細は、“Systemwalker Desktop Patrol リファレンスマニュアル”の“AtoolETPGT.exe(ソフトウェア辞書適用)”を参照してください。

  10. IISの設定を行います。

    以下の場合、“2.3.6 IISを設定する”を参照して設定をしてください。

    • Windows Server® 2003 x64 Edition(IIS 6.0)に32ビット版のCSを導入する場合

    • Windows Server® 2003(IIS 6.0)の場合

注意

他の製品、または他のアプリケーションからSymfoware Serverを利用していないことを確認します。他の製品、または他のアプリケーションからSymfoware Serverを利用していないことが確認できた場合は、Symfoware Serverを削除します。

[コントロールパネル]から[プログラムの追加と削除] または、[アプリケーションの追加と削除]または、[プログラムと機能]-[プログラムのアンインストール]を起動して、以下の製品を選択し、削除します。

  • “Symfoware Client”または“Symfoware Server Client”

  • “Symfoware Server”または“"Symfoware Server Enterprise Edition”

DS」の場合

DSを上書きインストールする手順は、以下のとおりです。

  1. Administratorsグループに所属するアカウントでWindowsにログオンします。他のアプリケーションを使用している場合は、終了してください。

  2. Webブラウザの[アドレス]欄に、以下のURLを入力します。

    http://サーバ情報(「Systemwalker Desktop Patrol CS」のFQDN名 or ホスト名 or IPアドレス)/DTP/index.html
  3. ログイン画面が表示されますので、[ユーザーID]と[パスワード]を入力して、[ログイン]ボタンをクリックします。

  4. メインメニューが表示されますので、[環境設定]画面の[CS/DSの設定と稼働状況]をクリックすると、以下の画面が表示されます。

  5. 上書きインストールするDSの上位サーバとなるPCの[ダウンロード]をクリックします。

  6. [ファイルのダウンロード]ダイアログボックスが表示され、保存確認のメッセージが表示されますので、[開く]ボタンをクリックします。

  7. 「ようこそ」画面が表示されますので、[次へ]ボタンをクリックしてください。

    自動的にインストールが開始されます。

  8. 処理が正常に完了すると、「セットアップの完了」画面が表示されますので、[完了]ボタンをクリックします。

Systemwalker Desktop Patrolを使用できるようになります。

「AC」の場合

ACを上書きインストールする手順は、以下のとおりです。

  1. Administratorsグループに所属するアカウントでWindowsにログオンします。他のアプリケーションを使用している場合は、終了してください。

  2. Systemwalker Desktop PatrolのDVD-ROMをPCにセットすると、以下の画面が表示されます。

    「ACインストール」を選択してください。

    上記のインストーラ画面が起動しない場合は、DVD-ROMドライブの「swsetup.exe」を起動してください。

  3. 「Systemwalker Desktop Patrol セットアップへようこそ」画面が表示されますので、[次へ]ボタンをクリックしてください。

  4. 「ファイル コピーの開始」画面が表示されますので、画面に表示されている内容に誤りがないか確認し、[次へ]ボタンをクリックしてください。

    「セットアップ ステータス」画面が表示され、インストール処理が開始されます。

  5. 「セットアップは、正常に終了しました。」画面が表示されますので、[完了]ボタンをクリックしてください。

「ADT」の場合

  1. Administratorsグループに所属するアカウントでWindowsにログオンします。

  2. Webブラウザの[アドレス]欄に、以下のURLを入力します。

    http://サーバ情報(「Systemwalker Desktop Patrol CS」のFQDN名 or ホスト名 or IPアドレス)/DTP/dwl.html

    なお、「Desktop Patrol CS」とネットワーク接続されていないPCを「ADT」にする場合は、「Desktop Patrol CS」とネットワークで接続された別のPCでADTモジュールをダウンロードした後、「ADT」をインストールするPCにコピーして利用してください。

  3. ダウンロードメニューが表示されますので、[ADTダウンロード]をクリックすると、以下の画面が表示されます。

  4. [ADTモジュール]をクリックし、ダウンロードします。

  5. ダウンロードモジュール(ADTSetup.exe)を、各セグメントの自動検知PCの任意の場所に配置し、実行します。

  6. 以下のインストーラが起動されますので、インストール先と[タスク登録時のアカウント情報]を設定して、[開始]ボタンをクリックすると、インストール処理が開始されます。

    【Windows Vista®、Windows® 7、Windows® 8、Windows Server® 2008、Windows Server® 2012の場合】

    【Windows Server® 2003の場合】

    項目名

    説明

    [フォルダ]

    ADTモジュールのインストール先を設定します。

    [タスク登録時のアカウント情報] (注)

    [ユーザーID]

    タスクとして実行するときに使用するユーザーアカウントを指定します。

    <ドメイン名>\<ユーザー名>の形式で260文字以内の英数字を指定します。

    [パスワード]

    ユーザーアカウントで指定したユーザーIDのパスワードを指定します。

    260文字以内の英数字を指定します。

    注)Windows Vista®、Windows® 7、Windows® 8、Windows Server® 2008、Windows Server® 2012の場合のみ表示されます。

  7. インストールの完了前に、[自動検知のスケジュール設定]画面が表示されます。

    以下の情報を入力し、 [適用]ボタンをクリックします。

    項目名

    説明

    [機器情報をスケジュールで通知しない]

    ADTで検知した機器情報をスケジュールによって通知しない場合に選択します。

    [機器情報をスケジュールで通知する]

    ADTで検知した機器情報をスケジュールによって通知する場合に選択します。

    [通知先設定]

    [接続先サーバ名]

    通知先のサーバ名を設定します。

    注意

    IPv6環境で通信する場合

    IPv6のIPアドレスは指定できません。IPv6のみの環境で通信する場合は、あらかじめ以下のどちらかの登録を実施し、ホスト名を入力してください。

    • DNSサーバにCSおよびDSのホスト名・IPアドレスを登録

    • 通信元のPCのhostsファイルに、CSおよびDSのホスト名・IPアドレスを登録

    [ポート番号]

    通知先のポート番号を設定します。初期値の80以外のポート番号にする場合に設定してください。

    [設定]

    プロキシの設定時に使用します。

    [台帳未登録機器の確認用の収集(詳細収集)]

    自動検知を実行して、管理台帳を維持するために機器情報を収集する場合に選択します。

    [不正接続用の収集(簡易収集)]と同時に指定することはできません。

    [スケジュール設定]

    毎日

    機器情報を毎日通知する場合に選択します。

    週単位

    機器情報を週単位で通知する場合に選択します。設定は、月曜から日曜まで選択できます。

    月単位

    機器情報を月単位で通知する場合に選択します。[実行日]に実行する日を選択してください。

    なお、[実行日]として、設定した月に存在しない日を指定した場合、その月は自動検知が行われません。そのため、月末に実行させる場合は、各月の1日の0時0分に実行する運用を検討してください。

    開始時刻

    機器情報の通知を開始する時刻を設定します。

    ADTモジュールを24時間稼働のサーバPC以外で運用する場合は、深夜などの時間に設定すると、自動検知PCの電源がOFFになっている可能性があるため、時間設定には注意してください。

    [不正接続用の収集(簡易収集)]

    自動検知を実行して、不正接続された機器を検知するために機器情報を収集する場合に選択します。

    [台帳未登録機器の確認用の収集(詳細収集)]と同時に指定することはできません。

    [収集間隔]

    不正接続された機器を検知する場合、機器情報を収集する時間間隔を指定します。この時間間隔で、繰り返し機器情報が収集されます。

    時間間隔は、以下の中から選択します。

    • 30分

    • 1時間

    • 2時間

    • 6時間

    [実行結果の確認]

    実行結果が表示されます。

    [ログ参照]

    実行結果のログが表示されます。

    インストールが完了すると、Windowsのタスク機能に、以下のタスクが登録されます。

    • 名前:

      SWDTPAS_ADT.job

    • 動作権限:

      • Windows Vista®、Windows® 7、Windows® 8、Windows Server® 2008、Windows Server® 2012の場合:指定したアカウント

      • Windows Server® 2003の場合:システムアカウント

    なお、設定した通知タイミングで、(PC電源未投入などにより) ADTモジュールが未起動だった場合、ADTモジュール起動後、スケジュール設定された開始時刻のタイミングで機器情報が通知されます。

    スケジュール設定を終了すると、以下のメッセージ画面が表示されますので、「OK」ボタンをクリックしてください。

    ADTのインストールを終了しました。システムを再起動することで設定が有効となります。
  8. [OK]ボタンをクリックして、システムを再起動します。

「CT」の場合

CTを上書きインストールする手順は、以下のとおりです。

  1. Administratorsグループに所属するアカウントでWindowsにログオンします。

    Webブラウザの[アドレス]欄に、以下のURLを入力します。

    http://サーバ情報(「Systemwalker Desktop Patrol CS」のFQDN名 or ホスト名 or IPアドレス)/DTP/dwl.html
  2. ダウンロードメニューが表示されます。

  3. 上位サーバとなるPCの[サーバ名]、または[サーバ名(リモート操作付き)]を選択すると、[ファイルのダウンロード]ダイアログボックスが表示され、保存確認のメッセージが表示されます。

    リモート操作機能が不要な場合は、[サーバ名]を選択します。

    リモート操作機能が必要な場合は、[サーバ名(リモート操作付き)]を選択します。

    どちらを選択するかは、管理者の指示に従ってください。

  4. [実行]ボタンをクリックすると、インストールが開始され、[Systemwalker Desktop Patrol CT セットアッププログラムへようこそ]画面が表示されますので、[次へ]ボタンをクリックしてください。

    自動的にインストールが開始されます。

    注意

    下記のようにセキュリティの警告画面が表示される場合がありますが、[実行]を選択してください。

  5. 処理が正常に完了すると、「セットアップの完了」画面が表示されますので、[完了]ボタンをクリックします。

    Systemwalker Desktop Patrolを使用できるようになります。

「スマートデバイス用CT」の場合

管理者がスマートデバイス用CTを配付する場合
上書きインストール前の準備

上書きインストールを行う際は、管理者がスマートデバイス用CTのapkファイルをスマートデバイスの利用者に配付し、利用者が各スマートデバイスでインストールします。

スマートデバイス用CTの配付としては、例えば以下の方法があります。

  • SDカードにコピーして配付する(インストールにはファイル操作アプリケーションの導入が必要な場合があります)

  • 社内のWebサーバで公開し、スマートデバイスでダウンロードする

  • 電子メールで各スマートデバイスユーザーに配付する

注意

インストールされているスマートデバイス用CTよりも古いバージョンのスマートデバイス用CTはインストールしないでください。

apkファイルは、Systemwalker Desktop Patrolのダウンロードメニューの[CTダウンロード]-[スマートデバイス用CT]からダウンロードしてください。

スマートデバイス用CTを上書きインストールする手順は以下のとおりです。

  1. 配付されたapkファイルを開き、[OK]ボタンをタップします。

  2. [インストール]ボタンをタップします。

  3. インストール完了後、スマートデバイス用CTを起動する場合は[開く]ボタンをタップしてください。

    後でスマートデバイス用CTを起動する場合は[完了]ボタンをタップしてください。

注意

警告画面が表示された場合

インストール時に警告画面が表示された場合は、設定を変更した後、再度インストールを行う必要があります。

  1. [設定]ボタンをタップします。

  2. 「提供元不明のアプリ」をチェックします。

  3. 確認ダイアログが表示されますので、[OK]ボタンをタップします。

  4. 再度インストールを行ってください。

  5. インストール完了後、設定画面を開き「提供元不明のアプリ」のチェックをはずしてください。

    「提供元不明のアプリ」の設定はバージョンによって異なります。

    • Android 3.0 ~ 3.2: [設定] > [アプリケーション]

    • Android 4.0 ~ : [設定] > [セキュリティ]

インターネットサイトからダウンロードする場合

スマートデバイスの利用者が、Google playから「Systemwalker Desktop Patrol Client」をダウンロードしてインストールします。

旧版「MC」のアンインストール

V14以降では、「MC」は利用できません。

製品をバージョンアップした場合は、以下の手順で旧版の「MC」をアンインストールしてください。

  1. 「プログラムの追加と削除」から、「Systemwalker Desktop Patrol (MC)」プログラムを削除してください。

  2. プログラムの削除のあとに、関連フォルダが削除されずに残ってしまう場合があります。そのときはOSを再起動したあとにエクスプローラから本製品のインストール先フォルダを削除してください。

    例)C:\Program Files\Fujitsu\Systemwalker Desktop Patrol MC フォルダを削除