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Systemwalker Desktop Patrol 導入ガイド
FUJITSU Software

2.3.6 IISを設定する

Systemwalker Desktop Patrolでは、Webブラウザを使用して管理を行います。CSのインストール時にIISの設定は自動的に行われますが、IISを利用して管理するため、以下の場合、IISに設定を行う必要があります。設定は「Systemwalker Desktop Patrol CS」で行います。

Windows Server® 2008、Windows Server® 2012の場合、IISの設定は自動的に行われますので手動による設定は必要ありません。

Windows Server® 2003 x64 Edition(IIS 6.0)に32ビット版のCSを導入する場合

32ビット版のSystemwalker Desktop Patrol を導入する場合は、32ビットのワーカープロセスを作成するようにIISを構成する必要があります。

以下の手順を実施してください。

  1. Administratorsグループに所属するアカウントでWindowsにログオンします。

  2. Windowsの[ファイル名を指定して実行]を選択します。

  3. [名前]に“cmd”を入力し、[OK]ボタンをクリックします。

    →コマンドライン画面が表示されます。

  4. コマンドライン画面から、以下のコマンドを実行します。

    cscript %SYSTEMDRIVE%\Inetpub\AdminScripts\adsutil.vbs SET 
    W3SVC/AppPools/Enable32bitAppOnWin64 1

    %SYSTEMDRIVE%:OSをインストールしているドライブ(例:C:)

    ※ 初めて実行する場合には警告ダイアログが出力される場合がありますが、OKを選択してください。

    注意

    設定するとIISで64ビットのアプリケーションを利用できなくなります

    本設定を行った場合、IISで64ビットのアプリケーションを利用できなくなります。事前に、他の製品に影響がないことを確認してから設定してください。

    64ビットモードに戻す場合は、設定手順と同様の手順を実施し、“手順4”で以下のコマンドを実行してください。

    cscript %SYSTEMDRIVE%\Inetpub\AdminScripts\adsutil.vbs SET
    W3SVC/AppPools/Enable32bitAppOnWin64 0

Windows Server® 2003(IIS 6.0)の場合

Windows Server® 2003の場合、IISの設定は自動で行われますが、自動設定で利用するアプリケーションプールは、[DefalutAppPool]になっています。

以下の手順で設定を行い、Systemwalker Desktop Patrol専用のアプリケーションプールを作成して運用をしてください。

本手順は、IIS6.0の実行例です。

  1. [コントロールパネル]から[管理ツール]-[インターネットインフォメーションサービス(IIS)マネージャ]を選択します。

    →[インターネットインフォメーションサービス(IIS)マネージャ]画面が表示されます。

    [インターネットインフォメーションサービス(IIS)マネージャ]画面のツリービューで、[PC名]-[アプリケーションプール]を選択し、右クリックで[新規作成]-[アプリケーションプール]を選択します。

    →[新しいアプリケーションプールの追加]画面が表示されます。

  2. [新しいアプリケーションプールの追加]画面の「アプリケーションプールID」に「DTP」と入力し、[OK]ボタンをクリックします。

    →[インターネットインフォメーションサービス(IIS)マネージャ]画面のツリービューの[PC名]-[アプリケーションプール]配下に[DTP]が作成されます。

  3. [インターネットインフォメーションサービス(IIS)マネージャ]画面のツリービューの[PC名]-[アプリケーションプール]-[DTP]を選択し、右クリックで[プロパティ]を開きます。

    →[DTPのプロパティ]画面が表示されます。

  4. [パフォーマンス]タブを選択します。

  5. [アイドルなワーカープロセスの解放までの待ち時間(分)]のチェックボックスのチェックを外します。

  6. [適用]ボタンをクリックするか、[OK]ボタンをクリックして画面を終了します。

  7. ツリービューの[PC名]-[Webサイト]-[既定のWebサイト]-[Scripts]-[DTP]を選択し、右クリックで[プロパティ]を開きます。

    →[DTPのプロパティ]画面が表示されます。

  8. [作成]ボタンをクリックします。

    →[アプリケーション名]が「DTP」となり、[アプリケーションプール]のプルダウンメニューが選択可能になります。

  9. [アプリケーションプール]のプルダウンメニューから、[DTP]を選択します。

    →ここまでの作業で以下の画面となります。

  10. [適用]ボタンをクリックするか、[OK]ボタンをクリックして画面を終了します。

  11. ツリービューの[PC名]-[Webサイト]-[既定のWebサイト]-[Scripts]-[DTPA]を選択し、右クリックで[プロパティ]を開きます。

    →[DTPAのプロパティ]画面が表示されます。

  12. [作成]ボタンをクリックします。

    →[アプリケーション名]が「DTPAとなり、[アプリケーションプール]のプルダウンメニューが選択可能になります。

  13. [アプリケーションプール]のプルダウンメニューから、[DTP]を選択します。

    →ここまでの作業で以下の画面となります。

  14. [適用]ボタンをクリックするか、[OK]ボタンをクリックして画面を終了します。

  15. [インターネットインフォメーションサービス(IIS)マネージャ]画面を閉じて、完了します。