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Systemwalker Desktop Patrol 導入ガイド
FUJITSU Software

2.3.4 データベースを構築する

Systemwalker Desktop Patrolのデータベースを、新規に構築する方法について説明します。

注意

データベースを構築する場合、以下の制限・注意があります

【データベース作成先について】
  • データベースを構築するドライブやフォルダは、圧縮や暗号の設定を行わないでください。

  • すでにSystemwalker Centric Managerのデータベースが構築されている場合は、Systemwalker Centric Managerのデータベースとは異なる格納先を指定してください。

【データベース作成時のユーザーについて】

Windowsへのログオンユーザー名は、Administrator権限を持つ18文字以内の先頭が英字で始まる英数字を指定してください。
データベース環境を構築した時のWindowsログオンユーザーは削除しないでください。インストール後、運用環境の拡張、SWDTP_dbbk.exe(DTPデータバックアップ)コマンド、SWDTP_dbrs.exe(DTPデータリストア)コマンド、dtplook.exe(ログ採取)コマンドおよびdtpctlusr.exe(標準データベース利用者変更) コマンドを実行する際は、運用環境の構築を行った際のWindowsログオンユーザーまたは、dtpctlusr.exe(標準データベース利用者変更) コマンドで追加したWindowsログオンユーザーが必要です。

【V12.0L10以前のバージョンからバージョンアップする場合について】

V12.0L10以前のバージョンで利用しているデータベース(SQL Server/Oracle)が未起動または起動途中の場合は、PC台数の取得に失敗する場合があります。
しばらく時間を置き、旧データベース(SQL Server/Oracle)の起動が完了してから再度実行してください。

【データベース容量について】

データベース容量の目安については、“Systemwalker Desktop Patrol 解説書”の“ハードウェア”を参照してください。

Systemwalker Desktop Patrolのデータベースを構築する手順は、以下のとおりです。

カスタムインストール実行中の場合は、手順3.から実行します。

  1. ローカルコンピュータのAdministratorsグループに所属するユーザー、ドメインのAdministratorsグループ、またはDomain Adminsグループに所属するユーザーでWindowsにログオンします。他のアプリケーションを使用している場合は、終了してください。

  2. [スタート]-[プログラム]-[Systemwalker Desktop Patrol]-[運用環境保守ウィザード]、または[アプリ]-[Systemwalker Desktop Patrol]-[運用環境保守ウィザード]を起動します。

  3. 「運用環境保守ウィザードへようこそ」画面が表示されますので、[次へ]ボタンをクリックしてください。

  4. 「処理の選択」画面が表示されますので、[実施する処理]を設定して、[次へ]ボタンをクリックしてください。

    ここでは、[実施する処理]に“運用環境の構築”を選択してください。

  5. 「システムアカウントの登録」画面が表示されますので、システムアカウント情報を入力して、[次へ]ボタンをクリックしてください。

    項目名

    説明

    ユーザーID

    4文字~20文字以内の半角英数字および、以下の半角記号です。なお、英字については大文字と小文字が区別されます。

    「-」、「@」、「.」、「_」

    パスワード

    4文字~12文字の半角英数字、半角空白および以下の半角記号です。なお、英字については大文字と小文字が区別されます。

    「-」、「=」、「*」、「+」、「'」、「@」、「~」、「(」、「)」、「&」、「$」、「#」、「"」、「!」、「?」、「%」、「\」、「.」、「,」、「/」、「:」、「;」、「`」、「[」、「]」、「|」、「<」、「>」、「{」、「_」、「}」

    確認用のパスワード

    確認のため、上記で設定したパスワードをもう一度入力します。

    ここで登録したシステムアカウントは、メインメニューを操作する際のシステムアカウントとなります。

    システムアカウントについては、“Systemwalker Desktop Patrol 運用ガイド 管理者編”の“操作権限”の説明を参照してください。

  6. 「データベース情報の入力」画面が表示されます。[データベース格納先]および[データベース見積もり]を設定してください。

    項目名

    説明

    [データベース格納先]

    データベース格納先には、最大64文字のパス名が指定できます。半角空白、タブ、カンマ“,”、セミコロン“;”、単一引用符“'”、番号記号“#”、および全角文字は指定できません。

    データベース格納先に指定されたディレクトリ名が「DESKTOPPATROL_DBSP」と異なる場合は、指定されたディレクトリ配下に「DESKTOPPATROL_DBSP」ディレクトリが自動作成され、その配下にデータベースが格納されます。

    [PC台数]

    該当するPC台数にチェックします。

    任意の台数を指定する場合は、100台から10万台の間で入力します。

    データベース容量の目安については、“Systemwalker Desktop Patrol 解説書”の“ハードウェア”を参照してください。

    注意

    [PC台数]は管理できるPC台数の目安です

    「PC台数」は、「Systemwalker Desktop Patrol」で管理できるPC台数の目安であり、場合によっては指定したPC台数よりも少なくなることがあります。この場合は、「運用環境の拡張」を行うことで、Systemwalker標準データベースの容量を拡張できます。

    ポイント

    V12.0L10以前からのバージョンアップについて

    V12.0L10以前のバージョンからバージョンアップする場合、PC台数に現在運用中のおおまかな台数が表示されます。必要に応じてPC台数を変更してください。

    [スマートデバイス台数]

    Systemwalker Desktop Patrolで管理するスマートデバイスの台数を設定します。

    0から100000までの数字が設定できます。

    [PC以外の管理台数]

    Systemwalker Desktop Patrolで管理する機器(什器)の台数を設定します。

    0から100000までの数字が設定できます。

  7. [EXE情報の収集]および[ソフトウェア稼働状況の収集または実行ファイルの制御]を行う場合は、[詳細設定]ボタンをクリックしてください。設定を行わない場合は、次の手順に進みます。

    収集する情報にチェックし、[OK]ボタンをクリックします。

  8. [次へ]ボタンをクリックすると、「設定内容の確認」画面が表示されますので、画面に表示されている内容に誤りがないか確認し、[次へ]ボタンをクリックしてください。

    「処理の実行」画面が表示され、データベースの作成を開始します。

    なお、[運用環境の構築]処理中にキャンセルにより中断した場合は、再度、「運用環境保守ウィザード」を実行することで、中断した[運用環境の構築]処理を再開できます。

  9. 処理が正常に完了すると、「処理完了」画面が表示されますので、[完了]ボタンをクリックしてください。