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Systemwalker Desktop Patrol 導入ガイド
FUJITSU Software

4.2.2 アップデータの適用によるバージョンアップの手順

アップデータを登録することにより、自動的にDSおよび、CTにアップデータを適用することができます。

V15.1.0にバージョンアップするための情報は以下のとおりです。

「DS」情報

入力項目

設定値

名称(変更不可)

V15.1.0-R1.0-SN1500

バージョン

1

説明

DS Updater V15.1.0-R1.0-SN1500

「CT」情報

入力項目

設定値

名称(変更不可)

V15.1.0-R1.0-SN1550

バージョン

1

説明

CT Updater V15.1.0-R1.0-SN1550

注意

アップデータの注意事項について

  • Desktop Patrolのサービス(IBudgetMGR(INV))を起動している状態で、コマンドを起動してください。

  • アップデータの格納先フォルダにDSアップデータのみを格納した場合は、DSのアップデータのみを登録します。CTアップデータの場合も同様です。

  • 登録済みのアップデータと同じ版数のアップデータは登録できません。ただし、DSアップデータが登録済みでCTアップデータが未登録の場合は、CTアップデータのみ登録します。CTアップデータが登録済みでDSアップデータが未登録の場合は、DSアップデータのみ登録します。

  • CTアップデータは、ポリシーグループを使用しての適用はできません。配信したサーバ配下すべてのCTに適用されます。

  • CTアップデータは、ソフトウェアダウンロード画面から手動で適用することはできません。すべて自動で適用されます。

  • V15.0.1以前のバージョンを使用している場合、アップデータの適用前にカスタム設定用ポリシーの変更コマンド(CustomPolicy.exeコマンド)で、V15.0.1以前のDSおよびCTからの接続を許可する必要があります。

    アップデータの適用後に、V15.0.1以前のDSおよびCTからの接続を拒否してください。

    カスタム設定用ポリシーの変更コマンド(CustomPolicy.exeコマンド)の詳細については、Systemwalker Desktop Patrol リファレンスマニュアル”を参照してください。

アップデータの適用によるバージョンアップ手順は以下のとおりです。本手順により、アップデータを配信/適用し、バージョンアップを行います。

アップデータの登録操作は、CSで行います。

V13.2.0/V13.2.1以前のバージョンを使用している場合

  1. Administratorsグループに所属するローカルユーザーのアカウントでWindowsにログオンします。他のアプリケーションを使用している場合は、終了してください。

  2. <DVD-ROM>\utilites\tool\updv132をCS上の任意のフォルダへコピーします。

    • ¥ITBudgetMGRclientUpdate.zip … CTアップデータ

    (例)

    c:\temp\updv132\ITBudgetMGRclientUpdate.zip
  3. コマンドプロンプトを起動し、CTアップデータを登録します。

    アップデータ登録コマンド(updaterregist.exe)を以下のとおりに実行してください。コマンドの詳細な使用方法については、“Systemwalker Desktop Patrolリファレンスマニュアル”の“コマンドリファレンス”を参照してください。

    <DTPインストール先>\FJSVsbtrs\bin\updaterregist.exe  -dir  <アップデータ格納フォルダ>

    アップデータ格納フォルダ:上記手順a.でCTアップデータを格納したフォルダを指定してください。

    (例)

    > "C:\Program Files\Fujitsu\Systemwalker Desktop Patrol\FJSVsbrs\bin\updaterregist.exe"  -dir c:\temp\updv132

ポイント

V13.2.0/V13.2.1以前のバージョンを使用している場合は、上記手順を実施後に“V14.0.0/V14.0.1以降のバージョンを使用している場合”についても実施してください。

V14.0.0/V14.0.1以降のバージョンを使用している場合

  1. Administratorsグループに所属するローカルユーザーのアカウントでWindowsにログオンします。他のアプリケーションを使用している場合は、終了してください。

  2. <DVD-ROM>\utilities\updaterをCS上の任意のフォルダへコピーします。

    • ¥ITBudgetMGRserverUpdate.zip … DSアップデータ

    • ¥ITBudgetMGRclientUpdate.zip … CTアップデータ

    (例)

    c:\temp\updater\DS\ITBudgetMGRserverUpdate.zip
                   \CT\ITBudgetMGRclientUpdate.zip
  3. コマンドプロンプトを起動し、DSアップデータを登録します。

    アップデータ登録コマンド(updaterregist.exe)を以下のとおりに実行してください。コマンドの詳細な使用方法については、“Systemwalker Desktop Patrolリファレンスマニュアル”の“コマンドリファレンス”を参照してください。

    <DTPインストール先>\FJSVsbtrs\bin\updaterregist.exe  -dir  <アップデータ格納フォルダ>

    アップデータ格納フォルダ:手順2.でDSアップデータを格納したフォルダを指定してください。

    (例)

    > "C:\Program Files\Fujitsu\Systemwalker Desktop Patrol\FJSVsbrs\bin\updaterregist.exe" -dir c:\temp\updater\DS
  4. 続いて、CTアップデータを登録します。

    <DTPインストール先>\FJSVsbtrs\bin\updaterregist.exe  -dir  <アップデータ格納フォルダ>

    アップデータ格納フォルダ:手順2.でCTアップデータを格納したフォルダを指定してください。

    (例)

    > "C:\Program Files\Fujitsu\Systemwalker Desktop Patrol\FJSVsbrs\bin\updaterregist.exe"  -dir c:\temp\updater\CT
  5. 適用状況を確認します。

    アップデータの適用状況は、メインメニューの[ソフトウェアの監査]画面で確認できます。

    DSアップデータの適用は、メインメニューの[配信]-[ソフトウェアの配信]-[ソフトウェアの配信先設定]画面で配信したDSアップデータを選択すると「配信準備状況」から確認することができます。「配信準備状況」では“表4.1 DSアップデータの配信準備状況のメッセージ”が表示されます。

    表4.1 DSアップデータの配信準備状況のメッセージ

    メッセージ

    説明

    対処

    NO ERROR (Executing delivery)

    DSアップデータ配信中

    DSアップデータ配信中です。
    対処の必要はありません。

    NO ERROR (Completed delivery)

    DSアップデータ配信完了

    DSアップデータ配信完了です。
    対処の必要はありません。

    NO ERROR (Completed apply)

    DSアップデータ適用完了

    DSアップデータ適用完了です。
    対処の必要はありません。

    failed to download software

    DSアップデータのダウンロードに失敗

    以下の内容を確認してください。
    ・ディスクの空き領域が不足していないか
    ・ディスクのボリュームにエラーがないか
    上記内容を確認しても問題が解決しない場合は、ログを採取して技術員に連絡してください。

    failed to update modules

    DSアップデータの適用に失敗

    以下の内容を確認してください。
    ・ディスクの空き領域が不足していないか
    ・ディスクのボリュームにエラーがないか
    上記内容を確認しても問題が解決しない場合は、ログを採取して技術員に連絡してください。

参考

登録したアップデータの適用タイミングについて

  • DSへの適用タイミング

    メインメニューの[環境設定]-[CS/DSの設定と稼働状況]で対象のDSを選択した画面の「上位CS/DSとの通信間隔」のタイミングで開始されます。適用にはアップデータ登録時から最大で「上位CS/DSとの通信間隔」分の時間が必要となります。

    アップデータを受信するまでにPCを再起動すると、「上位CS/DSとの通信間隔」のタイミングが変更され、適用までにPCの再起動から最大で「上位CS/DSとの通信間隔」分の時間が必要となります。

  • CTへの適用タイミング

    ポリシー受信タイミングで開始されます。ポリシー受信は「ポリシーを確認する間隔」で実施されるため、適用にはアップデータ登録時から最大で「ポリシーを確認する間隔」分の時間が必要となります。

    また、ポリシーを受信するまでにPCを再起動すると、ポリシー受信タイミングが変更され、適用までにPCの再起動から最大で「ポリシーを確認する間隔」分の時間が必要となります。