バージョンアップ前の環境とバージョンアップ後の環境は、IPアドレスとホスト名が同じ値である必要があります。
Systemwalker Desktop PatrolのSSとSystemwalker Desktop Keeperのスマートデバイス中継サーバが同居している環境でバージョンアップを行う場合は、SSとスマートデバイス中継サーバの両方をアンインストールしたあとで、インストールを行う必要があります。
CSとSSが同居している場合は、CSをバージョンアップする前にSSを退避してください。
V15.0.0以前からのバージョンアップにおいて、鍵生成アルゴリズムにDSAが指定された証明書をスマートデバイス中継サーバに登録している場合は、バージョンアップできません。
“Systemwalker Desktop Patrol 導入ガイド”の“HTTPS通信を行う場合の設定”を参照して、鍵生成アルゴリズムがRSAの証明書を再作成してからバージョンアップしてください。
SSの退避を行ってください。退避方法については、インストールされている製品の以下のマニュアルを参照してください。
“Systemwalker Desktop Patrol導入ガイド”の“退避/復元の対象データと退避/復元の方法”
SSのアンインストールを行ってください。アンインストール方法については、インストールされている製品の以下のマニュアルを参照してください。
“Systemwalker Desktop Patrol導入ガイド”の“SSをアンインストールする”
“2.8.1 SSをインストールする”を参照し、SSのインストールを行ってください。
V14.3.0またはV14.3.1で退避したファイル(config.properties)を以下の復元先にコピーします。
[SSインストールディレクトリ]\etc\config.properties
SSの動作環境を設定します。管理するスマートデバイス(AndroidまたはiOS)ごとに、以降に記述する設定を行ってください。
管理するスマートデバイスごとに、以下の設定を行います。
Androidの場合
SS環境設定コマンド(swss_config.exeコマンド)でAndroid端末の管理を有効化します。指定するオプションは/Android.enabledです。
HTTPS通信を行う場合は“4.2.3.2.2 HTTPS通信を行う場合の設定”を参照し、HTTPS通信用の証明書環境を構築してください。この手順はiOS端末を管理する場合と共通です。iOS端末も管理する場合には一度だけ実行してください。
一括起動停止コマンド(SWDTP_ctrl.exeコマンド)で、Systemwalker Desktop Patrolを起動してください。
iOSの場合
注意
“手順1”から“手順4”までは、一度で設定できます。
SS環境設定コマンド(swss_config.exeコマンド)でiOSの管理を有効化します。指定するオプションは/iOS.enabledです。
SS環境設定コマンド(swss_config.exeコマンド)でCSを設定してください。指定するオプションは/cs.hostです。
SS環境設定コマンド(swss_config.exeコマンド)で、iOS端末から接続するサーバまたはリバースプロキシの設定を行ってください。指定するオプションは、/iOS.connect.host、/iOS.connect.portおよび/iOS.connect.profile.portです。
SS環境設定コマンド(swss_config.exeコマンド)で、iOS管理データベースを設定してください。指定するオプションは、/iOSmgr.hostです。
Systemwalker Desktop PatrolだけでiOS端末を管理する場合はCSを指定してください。
Systemwalker Desktop KeeperでもiOS端末を管理する場合は、Systemwalker Desktop PatrolのCSまたはSystemwalker Desktop Keeperの管理サーバのうち、iOS管理データベースを運用している方を指定してください。この設定値は、一度設定した後変更しないでください。
ポート番号に変更がある場合は、“Systemwalker Desktop Patrolリファレンスマニュアル”の“使用するポート番号の変更方法”を参照して変更を行ってください。
“4.2.3.2.2 HTTPS通信を行う場合の設定”を参照し、HTTPS通信用の証明書環境を構築してください。この手順はAndroid端末を管理する場合と共通です。Android端末も管理する場合には一度だけ実行してください。
Apple社証明書の登録コマンド(swss_ImportAppleCert.batコマンド)で、“2.2 事前準備”で準備したMDM証明書を導入してください。
一括起動停止コマンド(SWDTP_ctrl.exeコマンド)で、Systemwalker Desktop Patrolを起動してください。
注意
Systemwalker Desktop Keeperのスマートデバイス中継サーバと共存する場合の注意事項
手順1~手順5のSS環境設定コマンド(swss_config.exeコマンド)で設定する以下の項目は、Systemwalker Desktop Patrolだけで使用する項目です。
/cs.host
/cs.port
/Android.http.port
/Android.https.port
/Android.enabled
/usercert.enabled
/iOS.enabled
SS環境設定コマンド(swss_config.exeコマンド)で設定する以下の項目は、Systemwalker Desktop Keeperと共通で使用する項目です。
/iOSmgr.host
/iOSmgr.port
/iOS.profile.port
/iOS.https.port
/iOS.connect.host
/iOS.connect.port
/iOS.connect.profile.port
手順6および手順7の設定項目は、Systemwalker Desktop Keeperと共通で使用する項目です。
Systemwalker Desktop Keeperと共通で使用する項目は、Systemwalker Desktop Keeperでも同じ値を設定してください。
共通で使用する項目を、Systemwalker Desktop Patrolで設定した後に、Systemwalker Desktop Keeperで異なる値に変更すると、Systemwalker Desktop Patrolで実施した設定も変更されます。
また、共通で使用する項目を、Systemwalker Desktop Keeperで設定した後に、Systemwalker Desktop Patrolで異なる値に変更すると、Systemwalker Desktop Keeperで実施した設定も変更されます。
SSとスマートデバイス用CT間でHTTPS通信を行う場合は、以下の設定を実施します。設定手順は、V14.3.0またはV14.3.1でHTTPS通信を行っていたかどうかによって異なります。
注意
Systemwalker Desktop Keeper V15.0.0以降のスマートデバイス中継サーバと共存する場合、Systemwalker Desktop Patrolで証明書の登録を行った後に、Systemwalker Desktop Keeperで証明書の登録を実施すると、iOSのスマートデバイスとSS間はSystemwalker Desktop Keeperで登録した証明書でHTTPS通信を行います。
一括起動停止コマンド(SWDTP_ctrl.exeコマンド)で、Systemwalker Desktop Patrolを停止してください。
証明書登録コマンド(swss_importcert.exeコマンド)で、V14.3.0またはV14.3.1で退避した認証局証明書(中間認証局証明書)を登録します。
サーバ証明書退避復元コマンド(swss_keystore.exeコマンド)で、V14.3.0またはV14.3.1で退避したサーバ証明書に関する情報を復元します。
“2.8.2.2 HTTPS通信を行う場合の設定”の“導入時の設定”を参照し、設定を行ってください。
各コマンドの詳細については、"Systemwalker Desktop Patrolリファレンスマニュアル"を参照してください。
SSの退避を行ってください。退避方法については、インストールされている製品の以下のマニュアルを参照してください。
“Systemwalker Desktop Patrol導入ガイド”の“退避/復元の対象データと退避/復元の方法”
SSのアンインストールを行ってください。アンインストール方法については、インストールされている製品の以下のマニュアルを参照してください。
“Systemwalker Desktop Patrol導入ガイド”の“SSをアンインストールする”
“2.8.1 SSをインストールする”を参照し、SSのインストールを行ってください。
一括リストアコマンド(SWDTP_restore.exeコマンド)で、Systemwalker Desktop Patrolを復元してください。
SSの動作環境を設定します。管理するスマートデバイス(AndroidまたはiOS)ごとに、以降に記述する設定を行ってください。
管理するスマートデバイスごとに、以下の設定を行います。
Androidの場合
SS環境設定コマンド(swss_config.exeコマンド)でAndroid端末の管理を有効化します。指定するオプションは/Android.enabledです。
一括起動停止コマンド(SWDTP_ctrl.exeコマンド)で、Systemwalker Desktop Patrolを起動してください。
iOSの場合
ポイント
“手順1”から“手順4”までは、一度で設定できます。
SS環境設定コマンド(swss_config.exeコマンド)でiOS端末の管理を有効化します。指定するオプションは/iOS.enabledです。
SS環境設定コマンド(swss_config.exeコマンド)でCSを設定してください。指定するオプションは/cs.hostです。
SS環境設定コマンド(swss_config.exeコマンド)で、iOS端末から接続するサーバまたはリバースプロキシの設定を行ってください。指定するオプションは、/iOS.connect.host、/iOS.connect.portおよび/iOS.connect.profile.portです。
SS環境設定コマンド(swss_config.exeコマンド)で、iOS管理データベースを設定してください。指定するオプションは、/iOSmgr.hostです。
Systemwalker Desktop PatrolだけでiOS端末を管理する場合はCSを指定してください。
Systemwalker Desktop KeeperでもiOS端末を管理する場合は、Systemwalker Desktop PatrolのCSまたはSystemwalker Desktop Keeperの管理サーバのうち、iOS管理データベースを運用している方を指定してください。この設定値は、一度設定した後変更しないでください。
ポート番号に変更がある場合は、“Systemwalker Desktop Patrolリファレンスマニュアル”の“使用するポート番号の変更方法”を参照して変更を行ってください。
“2.8.2.2 HTTPS通信を行う場合の設定”を参照し、HTTPS通信用の証明書環境を構築してください。V15.0.0でHTTPS通信を行っていた場合は、本手順は不要です。
Apple社証明書の登録コマンド(swss_ImportAppleCert.batコマンド)で、“2.2 事前準備”で準備したMDM証明書を導入してください。
一括起動停止コマンド(SWDTP_ctrl.exeコマンド)で、Systemwalker Desktop Patrolを起動してください。
注意
Systemwalker Desktop Keeperのスマートデバイス中継サーバと共存する場合の注意事項
“手順1”~“手順5”のSS環境設定コマンド(swss_config.exeコマンド)で設定する以下の項目は、Systemwalker Desktop Patrolだけで使用する項目です。
/cs.host
/cs.port
/Android.http.port
/Android.https.port
/Android.enabled
/usercert.enabled
/iOS.enabled
SS環境設定コマンド(swss_config.exeコマンド)で設定する以下の項目は、Systemwalker Desktop Keeperと共通で使用する項目です。
/iOSmgr.host
/iOSmgr.port
/iOS.profile.port
/iOS.https.port
/iOS.connect.host
/iOS.connect.port
/iOS.connect.profile.port
“手順6”および“手順7”の設定項目は、Systemwalker Desktop Keeperと共通で使用する項目です。
Systemwalker Desktop Keeperと共通で使用する項目は、Systemwalker Desktop Keeperでも同じ値を設定してください。
共通で使用する項目を、Systemwalker Desktop Patrolで設定した後に、Systemwalker Desktop Keeperで異なる値に変更すると Systemwalker Desktop Patrolで実施した設定も変更されます。
また、共通で使用する項目を、Systemwalker Desktop Keeperで設定した後に、Systemwalker Desktop Patrolで異なる値に変更すると、Systemwalker Desktop Keeperで実施した設定も変更されます。
各コマンドの詳細については、“Systemwalker Desktop Patrolリファレンスマニュアル”を参照してください。
SSの退避を行ってください。退避方法については、インストールされている製品の以下のマニュアルを参照してください。
“Systemwalker Desktop Patrol導入ガイド”の“退避/復元の対象データと退避/復元の方法”
SSのアンインストールを行ってください。アンインストール方法については、インストールされている製品の以下のマニュアルを参照してください。
“Systemwalker Desktop Patrol導入ガイド”の“SSをアンインストールする”
“2.8.1 SSをインストールする”を参照し、SSのインストールを行ってください。このとき、バージョンアップ前のインストール先と同じパスにインストールする必要があります。
SS環境設定コマンド(swss_config.exeコマンド)でAndroid端末またはiOS端末の管理を有効化してください。指定するオプションは/Android.enabled、/iOS.enabledです。
一括リストアコマンド(SWDTP_restore.exeコマンド)で、Systemwalker Desktop Patrolを復元してください。
iOS端末を管理する場合、Apple社証明書登録コマンド(swss_ImportAppleCert.bat)を利用して、“2.2 事前準備”で準備したMDM証明書を導入します。
一括起動停止コマンド(SWDTP_ctrl.exeコマンド)で、Systemwalker Desktop Patrolを起動してください。