SSの動作環境設定方法について説明します。
管理するスマートデバイス(AndroidまたはiOS)ごとに、以下の設定を行ってください。
Androidの場合
SS環境設定コマンド(swss_config.exeコマンド)で、以下の設定を行います。
Android端末の管理を有効化します。指定するオプションは、/Android.enabledです。
CSを設定します。指定するオプションは、/cs.hostです。
ポート番号に変更がある場合は、“Systemwalker Desktop Patrolリファレンスマニュアル”の“使用するポート番号の変更方法”を参照して変更を行ってください。
HTTPS通信を行う場合は、“2.9.1.2 インターネットサイトからダウンロードする場合”を参照し、HTTPS通信用の証明書環境を構築してください。この手順は、iOS端末を管理する場合と共通です。iOS端末も管理する場合には一度だけ実行してください。
一括起動コマンド(SWDTP_ctrl.exeコマンド)で、Systemwalker Desktop Patrolを起動してください。
iOSの場合
ポイント
手順1から手順4までは、一度で設定できます。
SS環境設定コマンド(swss_config.exeコマンド)で、iOSの管理を有効化してください。指定するオプションは、/iOS.enabledです。
SS環境設定コマンド(swss_config.exeコマンド)で、CSを設定してください。指定するオプションは、/cs.hostです。この手順は、Android端末を管理する場合と共通です。Android端末も管理する場合には一度だけ実行してください。
SS環境設定コマンド(swss_config.exeコマンド)で、iOS端末から接続するサーバまたはリバースプロキシの設定を行ってください。指定するオプションは、/iOS.connect.host、/iOS.connect.portおよび/iOS.connect.profile.portです。
SS環境設定コマンド(swss_config.exeコマンド)で、iOS管理データベースを設定してください。指定するオプションは、/iOSmgr.hostです。Systemwalker Desktop PatrolだけでiOS端末を管理する場合はCSを指定してください。Systemwalker Desktop KeeperでもiOS端末を管理する場合は、Systemwalker Desktop PatrolのCSまたはSystemwalker Desktop Keeperの管理サーバのうち、iOS管理データベースを運用している方を指定してください。この設定値は、一度設定した後変更しないでください。
ポート番号に変更がある場合は、“Systemwalker Desktop Patrolリファレンスマニュアル”の“使用するポート番号の変更方法”を参照して変更を行ってください。
“2.9.1.2 インターネットサイトからダウンロードする場合”を参照し、証明書環境を構築してください。この手順は、Android端末を管理する場合と共通です。Android端末も管理する場合には、一度だけ実行してください。
Apple社証明書の登録コマンド(swss_ImportAppleCert.batコマンド)で、“2.2 事前準備”で準備したMDM証明書を導入してください。
一括起動コマンド(SWDTP_ctrl.exeコマンド)で、Systemwalker Desktop Patrolを起動してください。
注意
Systemwalker Desktop Keeperのスマートデバイス中継サーバと共存する場合の注意事項
手順1~手順5のSS環境設定コマンド(swss_config.exeコマンド)で設定する以下の項目は、Systemwalker Desktop Patrolだけで使用する項目です。
・/cs.host
・/cs.port
・/Android.http.port
・/Android.https.port
・/Android.enabled
・/usercert.enabled
・/iOS.enabled
SS環境設定コマンド(swss_config.exeコマンド)で設定する以下の項目は、Systemwalker Desktop Keeperと共通で使用する項目です。
・/iOSmgr.host
・/iOSmgr.port
・/iOS.profile.port
・/iOS.https.port
・/iOS.connect.host
・/iOS.connect.port
・/iOS.connect.profile.port
手順6および手順7の設定項目は、Systemwalker Desktop Keeperと共通で使用する項目です。
Systemwalker Desktop Keeperと共通で使用する項目は、Systemwalker Desktop Keeperでも同じ値を設定してください。Systemwalker Desktop Patrolで設定した後に、同じ設定項目をSystemwalker Desktop Keeperで異なる値に変更すると Systemwalker Desktop Patrolで実施した設定も変更されます。また、Systemwalker Desktop Keeperで設定した後に、同じ設定項目を Systemwalker Desktop Patrolで異なる値に変更すると、Systemwalker Desktop Keeperで実施した設定も変更されます。
SSとスマートデバイス用CT間でHTTPS通信を行う場合は、以下の設定を実施します。設定手順は、お客様が用意したサーバ証明書か、Systemwalkerの証明書かによって異なります。
注意
Systemwalker Desktop Keeper V15.0.0以降の中継サーバと共存する場合、Systemwalker Desktop Patrolで証明書の登録を行った後に、Systemwalker Desktop Keeperで証明書の登録を実施すると、iOSのスマートデバイスとSS間はSystemwalker Desktop Keeperで登録した証明書でHTTPS通信を行います。
導入時の設定
導入時には、以下の手順で設定を実施してください。
swss_makecsr.exeコマンドで、サーバ証明書の証明書署名要求を生成してください。
手順1で生成された証明書署名要求を認証局に送付後、認証局で発行された認証局証明書(中間認証局証明書)およびサーバ証明書を取得してください。
SWDTP_ctrl.exeコマンドで、Systemwalker Desktop Patrolを停止してください。
swss_importcert.exeコマンドで、手順2で取得した認証局証明書(中間認証局証明書)を登録してください。
swss_importcert.exeコマンドで、手順2で取得したサーバ証明書を登録してください。
swss_config.exeコマンドで、お客様が用意したサーバ証明書の利用を「有効」に設定してください。
SWDTP_ctrl.exeコマンドで、Systemwalker Desktop Patrolを起動してください。
各コマンドの詳細については、“Systemwalker Desktop Patrolリファレンスマニュアル”を参照してください。
注意
手順4と手順5の登録順を誤った場合は、再度、手順1からやり直してください。
swss_makecsr.exeコマンドで、/certfileオプションを指定しサーバ証明書を生成してください。
SWDTP_ctrl.exeコマンドで、Systemwalker Desktop Patrolを停止してください。
swss_importcert.exeコマンドで、/CACERTオプションを指定してSystemwalkerの認証局証明書を登録してください。
swss_importcert.exeコマンドで、手順1で取得したサーバ証明書を登録してください。
swss_config.exeコマンドで、Systemwalkerのサーバ証明書の利用を「有効」に設定してください。
SWDTP_ctrl.exeコマンドで、Systemwalker Desktop Patrolを起動してください。
各コマンドの詳細については、“Systemwalker Desktop Patrolリファレンスマニュアル”を参照してください。
注意
手順3と手順4の登録順を誤った場合は、再度、手順1からやり直してください。
証明書更新時の設定
証明書更新時には、以下の手順で設定を実施してください。
swss_makecsr.exeコマンドで、サーバ証明書の証明書署名要求を生成してください。
手順1で生成された証明書署名要求を認証局に送付後、認証局で発行されたサーバ証明書を取得してください。
SWDTP_ctrl.exeコマンドで、Systemwalker Desktop Patrolを停止してください。
swss_importcert.exeコマンドで、手順2で取得したサーバ証明書を登録してください。
SWDTP_ctrl.exeコマンドで、Systemwalker Desktop Patrolを起動してください。
各コマンドの詳細については、“Systemwalker Desktop Patrolリファレンスマニュアル”を参照してください。
swss_makecsr.exeコマンドで、/certfileオプションを指定しサーバ証明書を生成してください。
SWDTP_ctrl.exeコマンドで、Systemwalker Desktop Patrolを停止してください。
swss_importcert.exeコマンドで、手順1で取得したサーバ証明書を登録してください。
SWDTP_ctrl.exeコマンドで、Systemwalker Desktop Patrolを起動してください。
各コマンドの詳細については、“Systemwalker Desktop Patrolリファレンスマニュアル”を参照してください。