保管データベースの容量監視によって、表領域の空き容量が不足していることが判明した場合、または保管データベースの構成を変更する場合は、Oracleの各種ツール(Oracle Enterprise Managerなど)を使用して、表領域の拡張や保管データベースの再構築を行います。
保管データベースを再構築する手順の一例を、以下に示します。
手順1:保管データベースの再見積もり
保管データベースの容量監視時の情報などを参考に、想定規模を再度設定して容量の見積もりを行い、データベース構築スクリプトに反映してください。
保管データベースの見積もりについては、“セットアップガイド”を参照してください。
手順2:List Worksサービスの停止
保管データベースの容量拡張/再構築を行う場合は、必ずList Worksサービスを停止してください。
List Worksサービスの停止方法については、“8.2.2 List Worksサービスの停止”を参照してください。
手順3:データのエクスポート
Oracleの各種ツール(Oracle Enterprise Managerなど)を使用して、データのエクスポートを行います。
Oracleの各種ツールの詳細については、“Oracle Databaseのマニュアル”を参照してください。
手順4:既存の保管データベースの削除
OracleのDatabase Configuration Assistantを使用して、保管データベースを削除します。
手順を以下に示します。
【スタート】メニューの【すべてのプログラム】-【Oracle - <HOME_NAME>】-【コンフィグレーションおよび移行ツール】-【Database Configuration Assistant】からDatabase Configuration Assistantを起動します。
→【ようこそ】ダイアログボックスが表示されます。
【次へ】ボタンをクリックします。
→【操作】ダイアログボックスが表示されます。
【データベースの削除】を選択し、【次へ】ボタンをクリックします。
→【データベース】ダイアログボックスが表示されます。
データベース一覧から削除する保管データベースを選択し、【完了】ボタンをクリックします。
→削除を確認するメッセージボックスが表示されます。
【はい】ボタンをクリックします。
→保管データベースが削除されます。
手順5:保管データベースの再構築
保管データベースの構築手順に従って、OracleのDatabase Configuration Assistantから保管データベースの構築を行います。
“手順1:保管データベースの再見積もり”で算出された容量に対して、領域が十分に空いているディスクに再構築を行ってください。ディスクドライブやフォルダ構成を変更することも可能です。
手順6:データのインポート
Oracleの各種ツール(Oracle Enterprise Managerなど)を使用して、データのインポートを行います。
Oracleの各種ツールの詳細については、“Oracle Databaseのマニュアル”を参照してください。
手順7:List Worksサービスの開始