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Interstage List Works V10.4.0 帳票保管活用機能設計・運用ガイド(拡張パッケージ)
FUJITSU Software

22.1.1 Windows版の場合

保管データベースの容量が不足した場合、または保管データベースの構成を変更する場合は、データベーススペースの見積もりを行い、保管データベースの再作成を行ってください。


保管データベースの再作成では、以下のスクリプトを使用します。

再作成の手順を、以下に示します。

手順

使用しているデータベースシステム

List Works組込
データベース

Symfoware

(1)

保管データベースの再見積もり

(2)

スクリプトの複写

○(注)

(3)

退避ファイルの格納先フォルダの作成

(4)

スクリプトの修正

(5)

List Worksサービスの停止

(6)

データのアンロード

(7)

既存の保管データベースの削除

(8)

保管データベースの再構築

(9)

データのロード

(10)

List Worksサービスの開始

○:必要  -:不要

注:SymfowareがList Worksサーバとは異なるサーバにある場合のみ実施します。


注意

保管データベースの容量拡張/再構築処理中は、リストクリーナ - サーバまたはF5CWDSDL.EXEコマンドを実行しないでください。


手順1:保管データベースの再見積もり

保管データベースの容量監視時の情報などを参考に、想定規模を再度設定して容量の見積もりを行い、データベース構築スクリプトに反映してください。

 保管データベースの見積もりについては、“セットアップガイド”を参照してください。

手順2:スクリプトの複写(SymfowareがList Worksサーバとは異なるサーバにある場合)

SymfowareがList Worksサーバとは異なるサーバ(データベースサーバ)にある場合は、スクリプト(dsi_unloadLWDB.batとdsi_loadLWDB.bat)をデータベースサーバへ複写します。


手順3:退避ファイルの格納先フォルダの作成

退避ファイルの格納先となるフォルダを作成します。

退避ファイルは、アンロード用のスクリプトの実行により、保管データベースのデータが退避されるファイルです。

退避ファイルの格納先に必要なディスク容量は、導入時に運用設計によって見積もった値となります。

 ディスク容量の見積もりについては、“セットアップガイド”を参照してください。

注意

格納先フォルダに以前の退避ファイルがある状態で、アンロード用のスクリプトを実行すると、エラーになります。


手順4:スクリプトの修正

アンロード用およびロード用のスクリプトの修正をします。


アンロード用のスクリプト(dsi_unloadLWDB.bat)
退避ファイルの格納先

手順3:退避ファイルの格納先フォルダの作成”で作成した退避ファイルの格納先に合わせ、スクリプトの以下の箇所(太字下線)を修正します。

@rem /*-----------------------------------------------------------------*/
@rem /*  退避ファイルの格納先を指定します。                             */
@rem /*  格納先は、予め作成しておく必要があります。                     */
@rem /*-----------------------------------------------------------------*/
@SET UNLOAD_DATA_FILE_PATH="C:\TEMP\LWDB_BAK"
保管データベースのRDBシステム名(Symfowareの場合のみ)

Symfowareで、保管データベースのRDBシステム名をLWDB以外に変更している場合は、スクリプトの以下の箇所(太字下線)を、環境に合わせて修正します。

@rem /*------------------------------------------------------------------*/
@rem /*  保管データベースのRDBシステム名を指定します。                   */
@rem /*  RDBシステム名をLWDB以外にしている場合は、環境に合わせて変更して */
@rem /*  ください。                                                      */
@rem /*------------------------------------------------------------------*/
@SET RDBNAME=LWDB

ロード用のスクリプト(dsi_loadLWDB.bat)
退避ファイルの格納先

アンロード用のスクリプト(dsi_unloadLWDB.bat)で指定した退避ファイルの格納先に合わせ、スクリプトの以下の箇所(太字下線)を修正します。

@rem /*-----------------------------------------------------------------*/
@rem /*  ロードする退避ファイルの格納先を指定します。                   */
@rem /*-----------------------------------------------------------------*/
@SET LOAD_DATA_FILE_PATH="C:\TEMP\LWDB_BAK"
保管データベースのRDBシステム名(Symfowareの場合のみ)

Symfowareで、保管データベースのRDBシステム名をLWDB以外に変更している場合は、スクリプトの以下の箇所(太字下線)を、環境に合わせて修正します。

@rem /*------------------------------------------------------------------*/
@rem /*  保管データベースのRDBシステム名を指定します。                   */
@rem /*  RDBシステム名をLWDB以外にしている場合は、環境に合わせて変更して */
@rem /*  ください。                                                      */
@rem /*------------------------------------------------------------------*/
@SET RDBNAME=LWDB

手順5List Worksサービスの停止

保管データベースの容量拡張/再構築を行う場合は、必ずList Worksサービスを停止してください。

 List Worksサービスの停止方法については、“8.2.2 List Worksサービスの停止”を参照してください。

手順6データのアンロード

手順4:スクリプトの修正”で修正したアンロード用のスクリプト(dsi_unloadLWDB.bat)を実行します。

スクリプトの実行中にエラーが発生した場合は、ログファイル(unloadlog_LWDB.txt)を参照し、エラーメッセージを確認します。ログファイルは、スクリプトを実行したカレントフォルダに出力されます。

 保管データベースの容量拡張時に出力される可能性の高いメッセージを、“メッセージ集”に抜粋して説明しています。参考にしてください。
また、詳細なエラーメッセージの説明については、“Symfowareのマニュアル”を参照してください。

手順7既存の保管データベースの削除

“セットアップガイド”の「保管データベースの削除」の「Symfowareデータベースの場合」の手順を参照し、保管データベースを削除します。

参考

保管データベースを削除するには、データベースを作成するときに使用したファイルが必要です。


手順8:保管データベースの再構築

“セットアップガイド”の保管データベースの構築手順に従って、RDBシステムのセットアップから、保管データベースの構築を行います。

手順1:保管データベースの再見積もり”で算出された容量に対して、領域が十分に空いているディスクに再構築を行ってください。ディスクドライブやフォルダ構成を変更することもできます。


手順9データのロード

手順4:スクリプトの修正”で修正したロード用のスクリプト(dsi_loadLWDB.bat)を実行します。

スクリプトの実行中にエラーが発生した場合は、ログファイル(loadlog_LWDB.txt)を参照し、エラーメッセージを確認します。ログファイルは、スクリプトを実行したカレントフォルダに出力されます。

 保管データベースの容量拡張時に出力される可能性の高いメッセージを、“メッセージ集”に抜粋して説明しています。参考にしてください。
また、詳細なエラーメッセージの説明については、“Symfowareのマニュアル”を参照してください。

手順10List Worksサービスの開始

List Worksサービスを開始します。

 List Worksサービスの開始方法については、“8.2.1 List Worksサービスの開始”を参照してください。