ページの先頭行へ戻る
通信制御サービス V7.2L20 使用手引書
FUJITSU Software

4.1 通信制御サービス管理コマンド

本コマンドによって、ローカルコンピュータ、またはリモートコンピュータにインストールされた本製品の情報を一括で採取することができます。また、本製品の一部のコマンドをリモートコンピュータ上で実行することができます。


コマンド形式

管理者権限で実行されたコマンドプロンプトで、以下のコマンドを実行します。

注意

  • コマンドプロンプトを起動するときは「管理者として実行...」を選択してください。許可を求められた場合は、操作の続行を許可するか、管理者アカウントのパスワードを入力します。
    本コマンドの処理が完了したら、セキュリティのためコマンドプロンプトを終了させてください。

  • 「ユーザーアカウント制御(UAC)」を無効化している場合は、管理者アカウントで実行してください。


 > CSADMIN [\\コンピュータ名] コマンド名 [コマンドオプション]

コンピュータ名

管理対象となるコンピュータ名を指定します。省略した場合は、ローカルコンピュータが対象となります。

コマンド名

管理対象のコンピュータで実行するコマンド名を指定します。指定できるコマンド名は以下のとおりです。

HELP

コマンドの使用方法を表示します。

COLLECT

本製品の情報を採取し、CAB形式で保存します。

CONFIG

セットアップ情報の反映タイミングを設定します。

INFO

インストールされている製品情報を表示します。

EVENT

イベント出力をトリガとしたトレースファイルを出力します。

CSDOUBLY

MACアドレスの重複チェックを行います。
4.7 重複アドレス検査コマンド」をご覧ください。

CSLOG

ロギング情報を取得します。
4.6 ロギング情報取得コマンド」をご覧ください。

CSLOOP

リモートノードの接続確認を行います。
4.8 リモートノード接続確認コマンド」をご覧ください。

CSTRACE

本製品、WSMGR、FNA Serverなどの動作情報を採取します。
4.2 トレースコマンド」をご覧ください。

コマンドオプション

オプションを指定します。使用可能なオプションは各コマンドの説明をご覧ください。


管理コマンドのリモート操作

本コマンドを実行するときに、コンピュータ名を指定することにより、リモートコンピュータにインストールされた本製品の情報を一括で採取したり、本製品の一部のコマンドをリモートコンピュータ上で実行することができます。


注意

  • リモート操作を行う場合、ローカルコンピュータとリモートコンピュータで本製品のバージョン/レベルが同一である必要があります。バージョン/レベルが異なっていた場合、本製品の動作は保証されません。

  • リモート操作を行う場合、あらかじめ次の操作を行う必要があります。

    • ローカルコンピュータおよびリモートコンピュータをWindowsのドメインに参加させてください。

    • リモート操作を行うユーザーは、Windowsのドメインのユーザーアカウントでログオンしてください。

    • リモートコンピュータの管理者権限を持つユーザーグループに、リモート操作を行うWindowsのドメインのユーザーアカウントを登録してください。

  • Windowsファイアーウォールが既定で有効になっています。このため、リモート操作を行ったとき、接続に失敗する場合があります。詳しくは、「付録D セキュリティ」をご覧ください。