本製品の内部イベント発生によるトレースの自動採取に関する設定を行います。
注意
このコマンドは、通常は使用しません。使用する必要があるのは、トラブルが発生したときだけです。ご使用のときは、弊社技術員の指示に従って、イベントコード、その他のパラメタを設定してください。
管理者権限で実行されたコマンドプロンプトで、以下のように指定します。
> CSADMIN [\\コンピュータ名] EVENT [list | enable | disable | restore | {trcon | trcoff | del} イベントコード... | trcfile [/num:個数][/sv:重大度] ]
パラメタ | 意味 |
---|---|
list | 設定内容を表示します。 |
enable | trcon, trcoffで設定されたイベントごとの指定を有効にします。イベントが発生すると、設定内容に従ってトレース採取を行います。設定されていないイベントが発生した場合は、重大度で指定されている動作を行います。 |
disable | イベントごとの指定を無効にします。イベントが発生すると、設定内容は無視され、常に重大度で指定されている動作を行います。 |
restore | イベントコードの設定を初期設定(インストール時の状態)に戻します。 |
trcon イベントコード | 指定されたイベントが発生したときに、トレースを採取するよう設定内容を変更します。ただし、disableで設定が無効にされている場合は、重大度で指定されている動作を行います。 |
trcoff イベントコード | 指定されたイベントが発生したときに、トレースを採取しないよう設定内容を変更します。ただし、disableで設定が無効になっている場合は、重大度で指定されている動作を行います。 |
del イベントコード | 指定されたイベントを設定から削除し、このイベントが発生したときに、重大度で指定されている動作を行うようにします。 |
trcfile /num:個数 | 保存するトレースファイルの個数(0~1000)を設定します。設定された個数を超えて保存する場合は、古いファイルから順に上書きされます。 |
trcfile /sv:重大度 | イベントごとの設定に含まれていないイベントが発生した場合、またはイベントごとの指定が無効になっているとき(CSADMIN EVENT disableの実行後)にイベントが発生した場合に、トレース採取を行うための条件を、重大度(0~4)で指定してください。初期値は2です。 各数値の意味は次のとおりです。 なお、エラーの重大さを表すレベルは、イベントコードの上位2ビットの値によって定義されています。 |