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 ApcoordinatorUJIタグリファレンス
FUJITSU Software

5.18 uji:tableView

uji:tableViewについて説明します。uji:tableViewには、以下の機能があります。

また、ブラウザによる対応状況についても説明します。

基本機能

uji:tableViewタグは、データを表形式で表示します。uji:tableViewタグは以下の動作をします。

uji:tableViewタグは、HTMLのFORMタグか、uji:formタグの中に記述します。

テーブルビューの各部の名称

アトリビュート

uji:tableViewタグのアトリビュートは以下を指定します。

表全体のアトリビュート

表または表の全てのセルに適用されるアトリビュートです。

アトリビュート名

省略

意味

省略時の動作

bean

データBeanのJSP変数を指定します。

画面部品タグのカレントオブジェクトを使用します。

property

データBeanのプロパティ名を指定します。指定したプロパティはTableViewModelインタフェースまたはTableModelインタフェースを持つオブジェクトを返す必要があります。

データBean自体がTableViewModelインタフェースまたはTableModelインタフェースを持つオブジェクトとして使用されます。

width

表全体の幅を指定します。(*)

標準の幅となります。

height

表全体の高さを指定します。(*)

標準の高さとなります。

borderColor

表の枠線(外枠)の色を指定します。(*)

標準の色となります。

borderType

表の枠線(外枠)の形式を指定します。(*)

標準の形式となります。

borderWidth

表の枠線(外枠)の線幅を指定します。(*)

0

insets

セルの内側の余白の幅を指定します。(*)
この指定は全てのセルに適用されます。

上下左右とも2ptの余白

background

セルの背景色を指定します。(*)
この指定は全てのセルに適用されます。

標準の背景色となります。

foreground

セルの文字色を指定します。(*)
この指定は全てのセルに適用されます。

標準の文字色となります。

fontStyle

セルの文字スタイルを指定します。(*)
この指定は全てのセルに適用されます。

標準の文字スタイルとなります。

fontWeight

セルの文字の太さを指定します。(*)
この指定は全てのセルに適用されます。

標準の太さとなります。

fontSize

セルの文字の大きさを指定します。(*)
この指定は全てのセルに適用されます。

標準の大きさとなります。

textDecoration

セルの文字の装飾形式を指定します。(*)
この指定は全てのセルに適用されます。

標準の装飾形式となります。

alignmentHorizontal

セル内の文字列の横位置を指定します。left/center/right
この指定は全てのセルに適用されます。

ボタンセル:center
その他のセル:ヘッダ行のセルはcenter、データ行のセルはleft

alignmentVertical

セル内の文字列の縦位置を指定します。top/middle/bottom
この指定は全てのセルに適用されます。

標準値となります。

rules

表の罫線(表の内側の線)の表示方式を指定します。
none(罫線なし)/rows(横方向のみ)/cols(縦方向のみ)/all(縦方向と横方向)

borderWidthアトリビュートが指定されている場合にはall、指定されていない場合にはnoneとなります。

ruleWidth

表の罫線の幅を指定します。(*)

0

ruleColor

表の罫線の色を指定します。(*)

標準の色となります。

ruleType

表の罫線の形式を指定します。(*)

標準の形式となります。

cellSpacing

セル間の間隔をピクセル単位の整数で指定します。

標準の間隔となります。

noWrap

セル内の文字列を改行禁止にするかどうかをtrue/falseで指定します。この指定は全てのセルに適用されます。

false

stripeBackground

データ行の背景色を一行おきに変えたい場合の背景色を指定します。(*)
このアトリビュートが指定されていると、データ行の奇数行目の背景色はbackground、偶数行目の背景色はstripeBackgroundになります。

backgroundと同じになります。

columnWidth

表の各列の幅(領域サイズ)を指定します。(*)(**)

標準の幅となります。

columnInputWidth

ボタンセルのボタン、編集可能セルのフィールド、チェックボックスセルのチェックボックス、ラジオボタンセルのラジオボタンの幅を、各列ごとに指定します。(*)(**)

標準の幅となります。

columnInputHeight

ボタンセルのボタン、編集可能セルのフィールド、チェックボックスセルのチェックボックス、ラジオボタンセルのラジオボタンの高さを、各列ごとに指定します。(*)(**)

標準の高さとなります。

header

ヘッダ行のセルの形式を各列ごとに指定します。(**)

  • title
    通常のヘッダ行のセルになります。

  • verb:xxx
    ボタンセルになります。ボタンを押すとxxxに記述されたコマンドが実行されます。押されたボタンの座標は、TableViewModelのbuttonPushed()を用いて通知されます。

  • link:xxx
    リンクセルになります。リンクをクリックするとxxxに記述されたコマンドが実行されます。クリックされたリンクの座標は、TableViewModelのbuttonPushed()を用いて通知されます。

title

firstDataColumn

データ行の第一列目のセルの形式を指定します。

  • data
    通常のデータ行のセルになります。

  • verb:xxx
    ボタンセルになります。ボタンを押すとxxxに記述されたコマンドが実行されます。押されたボタンの座標は、TableViewModelのbuttonPushed()を用いて通知されます。

  • link:xxx
    リンクセルになります。リンクをクリックするとxxxに記述されたコマンドが実行されます。クリックされたリンクの座標は、TableViewModelのbuttonPushed()を用いて通知されます。

  • radio
    ラジオボタンセルになります。複数の列に対してradioが指定された場合、各列ごとにラジオボタングループが構成されます。ラジオボタンによってチェックされたセルの値にはBoolean.TRUEが、チェックされていないセルの値にはBoolean.FALSEがセットされます。

  • check
    チェックボックスセルになります。チェックされたセルの値にはBoolean.TRUEが、チェックされていないセルの値にはBoolean.FALSEがセットされます。

1列目だけでなく、他の列の形式も指定したい場合は、dataCellTypeアトリビュートを使用してください。なお、firstDataColumnとdataCellTypeは同時に使用することはできません。

data

multiRow

複数行レコードを指定します。(***)

複数行レコードは指定されません。

css

class属性の属性値を指定します。以下のタグにclass属性を設定します。
TABLE, TR, TH, TD, INPUT, IMG

class属性を出力しません。

pageSize

テーブルを一定行数ずつに分割表示する場合に、その行数を指定します。(****)

分割表示しません。

scrollButton

テーブルを一定行数ずつに分割表示する場合に、表示するスクロールボタンの位置と種類を指定します。(*****)

スクロールボタンを表示しません。

scrollButtonLabel

4種類のスクロールボタンについて、それぞれのラベルをセミコロン(;)で区切って指定します。前に戻るボタン、次に進むボタン、先頭に戻るボタン、末尾に進むボタンの順に指定します。

<;>;|<<;>>|

tableName

表示するテーブルに付ける名前を指定します。テーブルを一定行数ずつ分割表示する場合で、scrollButtonアトリビュートを使用せず、スクロールボタンをuji:pushButtonタグで作成する場合に必要です。

名前を付けません。

visible

項目の表示の有無をtrue/falseで指定します。

true

(*)“7.5.1 項目の指定方法”を参照してください。

(**)“7.5.2 列のアトリビュートの指定方法”の指定方法を参照してください。

(***)“7.5.3 複数行レコードの指定方法”を参照してください。

(****)“分割表示の使用方法”を参照してください。

(*****)“スクロールボタンの指定方法”を参照してください。

ヘッダ行のアトリビュート

ヘッダ行のセルに適用されるアトリビュートです。ヘッダ行全体またはヘッダ行の各列ごとにアトリビュートを指定できます。ヘッダ行のアトリビュートは表全体のアトリビュートよりも優先して適用されます。例えば、headerBackgroundでヘッダ行のある列の背景色を指定すると、その列の背景色はbackground(表全体の背景色指定)ではなくheaderBackgroundで指定された色になります。

アトリビュート名

省略

意味

省略時の動作

headerHeight

ヘッダ行の高さを指定します。(*)

標準の高さとなります。

headerInsets

ヘッダ行のセルの内側の余白の幅を指定します。(*)(**)

表全体のアトリビュートの指定に従います。

headerBackground

ヘッダ行のセルの背景色を指定します。(*)(**)

表全体のアトリビュートの指定に従います。

headerForeground

ヘッダ行のセルの文字色を指定します。(*)(**)

表全体のアトリビュートの指定に従います。

headerFontStyle

ヘッダ行のセルの文字スタイルを指定します。(*)(**)

表全体のアトリビュートの指定に従います。

headerFontWeight

ヘッダ行のセルの文字の太さを指定します。(*)(**)

表全体のアトリビュートの指定に従います。

headerFontSize

ヘッダ行のセルの文字の大きさを指定します。(*)(**)

表全体のアトリビュートの指定に従います。

headerTextDecoration

ヘッダ行のセルの文字の装飾形式を指定します。(*)(**)

表全体のアトリビュートの指定に従います。

headerAlignmentHorizontal

ヘッダ行のセル内の文字列の横位置を指定します。(**)
left/center/right

表全体のアトリビュートの指定に従います。

headerAlignmentVertical

ヘッダ行のセル内の文字列の縦位置を指定します。(**)
top/middle/bottom

表全体のアトリビュートの指定に従います。

headerRuleWidth

ヘッダ行のセルの罫線の幅を指定します。(*)(**)

表全体のアトリビュートの指定に従います。

headerRuleColor

ヘッダ行のセルの罫線の色を指定します。(*)(**)

表全体のアトリビュートの指定に従います。

headerRuleType

ヘッダ行のセルの罫線の形式を指定します。(*)(**)

表全体のアトリビュートの指定に従います。

headerNoWrap

ヘッダ行のセル内の文字列を改行禁止にするかどうかをtrue/falseで指定します。(**)

表全体のアトリビュートの指定に従います。

headerUseImage

ヘッダ行のセルが通常のセルまたはリンクセルの場合(ボタンセル、編集可能セル、チェックボックスセル、ラジオボタンセル以外の場合)に、セル内にイメージを表示するかどうかをtrue/falseで指定します。trueが指定された場合、そのセルの値は表示されるイメージのイメージファイル名として扱われます。(**)

false

headerEscape

ヘッダ行のセルの値に対するエスケープ処理をfalse/true/fullで指定します。(**)

  • false
    セルの値をそのまま出力します。

  • true
    セルの値に「"」、「&」、「<」、「>」が含まれている場合に、それぞれ「&quot;」、「&amp;」、「&lt;」、「&gt;」に変換して出力します。

    また、初期化パラメタuji.escapeにtrueが指定されている場合、上記に加え「'」を「&#39;」に変換します。

  • full
    trueの処理に加え、「 」(半角スペース) を「&nbsp;」に変換します。

なお、headerEscapeは通常のセルとリンクセルに対して有効です。それ以外のセルに対しては無効です。

true

(*)“7.5.1 項目の指定方法”を参照してください。

(**)“7.5.2 列のアトリビュートの指定方法”を参照してください。

データ行のアトリビュート

データ行のセルに適用されるアトリビュートです。データ行全体またはデータ行の各列ごとにアトリビュートを指定できます。データ行のアトリビュートは表全体のアトリビュートよりも優先して適用されます。例えば、dataBackgroundでデータ行のある列の背景色を指定すると、その列の背景色はbackground(表全体の背景色指定)ではなくdataBackgroundで指定された色になります。

アトリビュート名

省略

意味

省略時の動作

dataHeight

データ行の高さを指定します。(*)
全てのデータ行に同じ高さが適用されます。

標準の高さとなります。

dataInsets

データ行のセルの内側の余白の幅を指定します。(*)(**)

表全体のアトリビュートの指定に従います。

dataBackground

データ行のセルの背景色を指定します。(*)(**)

表全体のアトリビュートの指定に従います。

dataForeground

データ行のセルの文字色を指定します。(*)(**)

表全体のアトリビュートの指定に従います。

dataFontStyle

データ行のセルの文字スタイルを指定します。(*)(**)

表全体のアトリビュートの指定に従います。

dataFontWeight

データ行のセルの文字の太さを指定します。(*)(**)

表全体のアトリビュートの指定に従います。

dataFontSize

データ行のセルの文字の大きさを指定します。(*)(**)

表全体のアトリビュートの指定に従います。

dataTextDecoration

データ行のセルの文字の装飾形式を指定します。(*)(**)

表全体のアトリビュートの指定に従います。

dataAlignmentHorizontal

データ行のセル内の文字列の横位置を指定します。(**)
left/center/right

表全体のアトリビュートの指定に従います。

dataAlignmentVertical

データ行のセル内の文字列の縦位置を指定します。(**)
top/middle/bottom

表全体のアトリビュートの指定に従います。

dataRuleWidth

データ行のセルの罫線の幅を指定します。(*)(**)

表全体のアトリビュートの指定に従います。

dataRuleColor

データ行のセルの罫線の色を指定します。(*)(**)

表全体のアトリビュートの指定に従います。

dataRuleType

データ行のセルの罫線の形式を指定します。(*)(**)

表全体のアトリビュートの指定に従います。

dataNoWrap

データ行のセル内の文字列を改行禁止にするかどうかをtrue/falseで指定します。(**)

表全体のアトリビュートの指定に従います。

dataUseImage

データ行のセルが通常のセルまたはリンクセルの場合(ボタンセル、編集可能セル、チェックボックスセル、ラジオボタンセル以外の場合)に、セル内にイメージを表示するかどうかをtrue/falseで指定します。trueが指定された場合、そのセルの値は表示されるイメージのイメージファイル名として扱われます。(**)

false

dataStripeBackground

データ行の背景色を一行おきに変えたい場合の背景色を指定します。(*)(**)
このアトリビュートが指定された列は、偶数行目のデータ行の背景色がstripeBackground(表全体の指定)ではなくdataStripeBackgroundで指定された色になります。特定の列にstripeBackgroundと異なる色を用いたい場合に使用します。

表全体のアトリビュートの指定に従います。

dataEmpty

データ行のセルの値がnullの場合にセルに表示する文字列を指定します。(**)

値がnullのセルには何も表示されません。

dataEditable

データ行のセルを編集可能にするかどうかをtrue/falseで指定します。(**)

false

dataCellType

データ行のセルの形式を指定します。(**)

  • data
    通常のデータ行のセルになります。

  • button:xxx
    ボタンセルになります。ボタンを押すとxxxに記述されたコマンドが実行されます。押されたボタンの座標は、TableViewModelのbuttonPushed()を用いて通知されます。

  • link:xxx
    リンクセルになります。リンクをクリックするとxxxに記述されたコマンドが実行されます。クリックされたリンクの座標は、TableViewModelのbuttonPushed()を用いて通知されます。

  • radio
    ラジオボタンセルになります。複数の列に対してradioが指定された場合、各列ごとにラジオボタングループが構成されます。ラジオボタンによってチェックされたセルの値にはBoolean.TRUEが、チェックされていないセルの値にはBoolean.FALSEがセットされます。

  • check
    チェックボックスセルになります。チェックされたセルの値にはBoolean.TRUEが、チェックされていないセルの値にはBoolean.FALSEがセットされます。

firstDataColumnとdataCellTypeは同時に使用することはできません。

data

dataEscape

データ行のセルの値に対するエスケープ処理をfalse/true/fullで指定します。(**)

  • false
    セルの値をそのまま出力します。

  • true
    セルの値に「"」、「&」、「<」、「>」が含まれている場合に、それぞれ「&quot;」、「&amp;」、「&lt;」、「&gt;」に変換して出力します。

    また、初期化パラメタuji.escapeにtrueが指定されている場合、上記に加え「'」を「&#39;」に変換します。

  • full
    trueの処理に加え、「 」(半角スペース) を「&nbsp;」に変換します。

なお、dataEscapeは通常のセルとリンクセルに対して有効です。それ以外のセルに対しては無効です。

true

(*)“7.5.1 項目の指定方法”を参照してください。

(**)“7.5.2 列のアトリビュートの指定方法”を参照してください。

コンテント

uji:tableViewタグのコンテントは記述できません。

分割表示の使用方法

分割表示を行なう場合にはフォーム、データBeanを以下のように作成してください。

  • uji:formのverbsアトリビュートまたはリクエストパラメタuji.verbsで指定するコマンドの一覧にuji.showbackを追加してください。

  • uji:tableViewのbean, propertyアトリビュートで指定したオブジェクトはcom.fujitsu.uji.compo.ScrollTableViewModelインタフェースを持つ必要があります。

表示ページの切り替えは、サーバ側でJSPを再実行することによって実現されます。したがって、スクロールボタンを押した場合のアプリケーションの動作は、ビジネスクラスが呼ばれない点を除いて、通常の送信ボタンを押した場合と同じです。すなわち、以下の処理が実行されます。

  • クライアントスクリプトタグやコンポーネントタグの機能を使って入力項目の内容をチェックしている場合、スクロールボタンを押した時にチェックが行なわれます。

  • リクエストの正当性の確認を有効にしている場合、その確認が行なわれます。

  • フォームに入力されたデータがデータBeanに格納されます。

  • JSPが実行されます。

分割表示を使用する場合は以下の注意事項があります。

  • beanアトリビュートでXMLデータBeanを指定した場合、分割表示はできません。表のデータをXMLで持ち、分割表示を行う場合は、データBeanにcom.fujitsu.uji.xml.XmlScrollTableView型のプロパティを追加し、XmlScrollTableViewに表のXMLデータをセットし、bean, propertyアトリビュートでそのプロパティを指定してください。

  • リクエストをJSPではなくサーブレットで受け取る場合、分割表示はできません。

スクロールボタンの指定方法

scrollButtonアトリビュートは表示するスクロールボタンの種類と位置を以下のように指定します。

scrollButtonの指定

ボタンの表示

表示位置

前へ戻る
次へ進む

先頭へ戻る
末尾へ進む

right

×

表の右下

right-jump

left

×

表の左下

left-jump

center

×

表の下の中央

center-jump

bothEnds

×

戻るボタンは左下、進むボタンは右下

bothEnds-jump

使用例

JSP

<uji:tableView bean="body" property="table"
        borderWidth="1" ruleWidth="1" />
注意事項
  • beanアトリビュートは、他の画面部品タグのレンダラの中で、カレントオブジェクトが利用できる場合にのみ省略できます。

  • ボタンセル、ラジオボタンセル、チェックボックスセル、リンクセルは編集可能にはできません。

  • セルがボタンセル、編集可能セル、リンクセルの場合、セルに対する次のアトリビュートはボタン、フィールド、リンクに表示される文字列に適用されます。

    文字色

    foreground、headerForeground、dataForeground

    文字スタイル

    fontStyle、headerFontStyle、dataFontStyle

    文字の太さ

    fontWeight、headerFontWeight、dataFontWeight

    文字サイズ

    fontSize、headerFontSize、dataFontSize

    文字の装飾形式

    textDecoration、headerTextDecoration、dataTextDecoration

  • セルが編集可能セルの場合、次のアトリビュートはフィールドおよびフィールドに表示される文字列の両方に適用されます。

    alignmentHorizontal

    セル内のフィールドの横方向の配置と、フィールド内の文字列の横方向の配置の両方に適用されます。

    alignmentVertical

    セル内のフィールドの縦方向の配置と、フィールド内の文字列の縦方向の配置の両方に適用されます。

  • セルがボタンセルや編集可能セルの場合、次のアトリビュートはそのセルに対して無効になります。

    改行禁止(noWrap、headerNoWrap、dataNoWrap)

    文字列の改行は行われません。

    イメージ表示(headerUseImage、dataUseImage)

    ボタンセルや編集可能セルには常に文字列が表示されます。

  • セルがチェックボタンセル、ラジオボタンセルの場合、次のアトリビュートはそのセルに対して無効になります。

    • 改行禁止(noWrap、headerNoWrap、dataNoWrap)

    • イメージ表示(headerUseImage、dataUseImage)

  • リンクセルを使用する場合の注意事項については、“7.5.4 リンクセルまたはuji:anchorとJavaScriptを併用する場合の注意事項”を参照してください。

  • セルがボタンセル、チェックボタンセル、ラジオボタンセルの場合、ボタンの有効や無効を制御することはできません。

  • 各ブラウザでそれぞれのアトリビュートが有効かどうかは“ブラウザ対応状況”を参照してください。

XML連携機能

uji:tableViewタグは、データを表形式で表示します。uji:tableViewタグは以下の動作をします。

テーブルの表示形式については“基本機能”の解説を参照してください。

イベントモデルではXML連携機能は利用できません。

アトリビュート

uji:tableViewタグでは、XML連携機能を使用する際に以下のアトリビュートを指定します。これ以外のアトリビュートについては、“基本機能”を参照してください。

アトリビュート名

省略

意味

省略時の動作

bean

データBeanまたはXMLデータBeanのJSP変数を指定します。(*)

カレントオブジェクトを使用します。

property

テーブル情報として使用する要素をルート要素の子要素名で指定します。(*)

ルート要素を使用します。

xpath

テーブル情報として使用する要素をルート要素からの相対パスで指定します。(*)

ルート要素を使用します。

selectedRowXPath

選択された行の値を保持する要素をルート要素からの相対パスで指定します。

選択された行の値は保持されません。

rowValueXPath

選択された行の値として使用する要素または属性を、行となる要素からの相対パスで指定します。(**)

1列目の要素の内容を使用します。

selectedColumnXPath

択された列の値を保持する要素をルート要素からの相対パスで指定します。

選選択された列の値は保持されません。

columnValueAttr

選択された列の値として使用する属性を指定します。セルとなる要素の属性名で指定します。

列の値として、セルとなる要素の要素名を使用します。

(*)“7.4.1 使用するXML要素の指定方法”を参照してください。

(**)“7.4.2 属性指定時の注意”を参照してください。

XMLデータの構造
  • propertyまたはxpathには複合要素を指定します。(*1)

  • テーブル情報の子要素が行となります。

  • 行の子要素がセルとなります。単純要素だけがセルになります。

  • 先頭行の子要素の並び順によって、各列に対応する要素名が決まります。詳細は、“7.4.4 列と要素の対応関係”を参照してください。

  • 各列に対応する要素名がヘッダ行に表示されます。

  • selectedRowXPathには単純要素を指定します(*1)。ボタンセル、リンクセルを使用している場合、ボタンやリンクによってどの行が選択されたのかを取得するために selectedRowXPathを指定する必要があります。ボタンやリンクが押されると、selectedRowXPathで指定された要素は更新され、選択された行の値になります。行の値として使用されるデータは相対パスでrowValueXPathに指定します。相対パスの起点は選択された行です。rowValueXPathの指定により、行の値は以下のようになります。

    • rowValueXPathで要素を指定した場合は、その内容です。

    • rowValueXPathで属性を指定した場合は、その値です。

    • rowValueXPathを省略した場合は、1列目の要素の内容です。

    なお、rowValueXPathで要素を指定した場合は、その要素は列として使用されません。

  • selectedColumnXPathには単純要素を指定します(*1)。ボタンセル、リンクセルを使用している場合、ボタンやリンクによってどの列が選択されたのかを取得するために selectedColumnXPathを指定する必要があります。ボタンやリンクが押されるとselectedColumnXPathで指定された要素は更新され、選択された列の値になります。第n列が選択された場合、列の値として使用されるデータは次のとおりです。

    • columnValueAttrを指定した場合は、第1行第n列目のセルのcolumnValueAttrで指定した属性の値

    • columnValueAttrを省略した場合は、第n列目の要素名

(*1) 要素の集合または属性の集合を指定した場合の動作は“7.4.3 要素や属性の集合を指定した場合の動作”を参照してください。

使用例
  • 表示のみ

    XML

    <root>
      <table>
        <row>
          <品名>米酢</品名>
          <内容量>500ml</内容量>
          <価格>200</価格>
        </row>
        <row>
          <品名>りんご酢</品名>
          <内容量>300ml</内容量>
          <価格>500</価格>
        </row>
      </table>
    </root>

    JSP

    <uji:tableView bean="body" xpath="table" borderWidth="1" ruleWidth="1"/>

    表示画面

  • ボタンセルによる行の選択

    XML

    <root>
      <selectedRow></selectedRow>
      <table>
        <row>
          <品名>米酢</品名>
          <内容量>500ml</内容量>
          <価格>200</価格>
        </row>
        <row>
          <品名>りんご酢</品名>
          <内容量>300ml</内容量>
          <価格>500</価格>
        </row>
      </table>
    </root>

    JSP

    <uji:tableView bean="body" xpath="table" firstDataColumn="verb:select"
                   selectedRowXPath="selectedRow" rowValueXPath="品名" 
                    borderWidth="1"  ruleWidth="1"/>

    表示画面

    この画面で「りんご酢」のボタンを押すと、XMLは更新されて以下のようになります。

    XML

    <root>
      <selectedRow>りんご酢</selectedRow>
      <table>
        <row>
          <品名>米酢</品名>
          <内容量>500ml</内容量>
          <価格>200</価格>
        </row>
        <row>
          <品名>りんご酢</品名>
          <内容量>300ml</内容量>
          <価格>500</価格>
        </row>
      </table>
    </root>

イベントモデル

uji:tableViewタグは、データを表形式で表示します。

uji:tableViewタグは、uji:formタグの中に記述します。

uji:tableViewタグの動作については、“基本機能”を参照してください。以下では、イベントモデルに特有の事項を説明します。

ボタンセルのボタンまたはリンクセルのリンクがクリックされると、以下の処理が実行されます。

スクロールボタンがクリックされた場合には上記の処理は実行されません。

アトリビュート

uji:tableViewタグは、イベントモデルで使用する際に以下のアトリビュートを指定します。これ以外のアトリビュートについては、“基本機能”を参照してください。

アトリビュート名

省略

意味

省略時の動作

bean

managed beanの名前を指定します。

画面部品タグのカレントオブジェクトを使用します。

property

managed beanのプロパティ名を指定します。指定したプロパティはTableViewModelインタフェースまたはTableModelインタフェースを持つオブジェクトを返す必要があります。

managed bean自体がTableViewModelインタフェースまたはTableModelインタフェースを持つオブジェクトとして使用されます。

validator

バリデータメソッドをメソッドバインディング式で指定します。

バリデータを使用しません。

valueChangeListener

バリューチェンジリスナメソッドをメソッドバインディング式で指定します。

バリューチェンジリスナメソッドを使用しません。

actionListener

アクションリスナメソッドをメソッドバインディング式で指定します。

アクションリスナメソッドを使用しません。

immediate

値の検証とActionEventの通知を実行するフェーズを指定します。

  • trueの場合、Apply Request Valuesで実行されます。

  • falseの場合、値の検証はProcess Validatorsで、ActionEventの通知はInvoke Applicationで実行されます。

false

id

コンポーネントのIDを指定します。

自動的に付与されます。

header

ヘッダ行のセルの形式を各列ごとに指定します。(*)

  • title
    通常のヘッダ行のセルになります。

  • aButton:xxx
    ボタンセルになります。

  • aLink:xxx
    リンクセルになります。

上記で、xxxには以下のいずれかを指定できます。

  • 結果文字列を文字列リテラルで指定します。

  • アクションメソッドをメソッドバインディング式で指定します。

アクションメソッドや結果文字列を使用せずに、actionListenerアトリビュートやf:actionListenerタグを使用したい場合は、xxxを省略します。

title

firstDataColumn

データ行の第一列目のセルの形式を指定します。

  • data
    通常のデータ行のセルになります。

  • aButton:xxx
    ボタンセルになります。

  • aLink:xxx
    リンクセルになります。

  • radio
    ラジオボタンセルになります。複数の列に対してradioが指定された場合、各列ごとにラジオボタングループが構成されます。ラジオボタンによってチェックされたセルの値にはBoolean.TRUEが、チェックされていないセルの値にはBoolean.FALSEがセットされます。

  • check
    チェックボックスセルになります。チェックされたセルの値にはBoolean.TRUEが、チェックされていないセルの値にはBoolean.FALSEがセットされます。

上記で、xxxには以下のいずれかを指定できます。

  • 結果文字列を文字列リテラルで指定します。

  • アクションメソッドをメソッドバインディング式で指定します。

アクションメソッドや結果文字列を使用せずに、actionListenerアトリビュートやf:actionListenerタグを使用したい場合は、xxxを省略します。1列目だけでなく、他の列の形式も指定したい場合は、dataCellTypeアトリビュートを使用してください。なお、firstDataColumnとdataCellTypeは同時に使用することはできません。

data

dataCellType

データ行のセルの形式を指定します。(*)

  • data
    通常のデータ行のセルになります。

  • aButton:xxx
    ボタンセルになります。

  • aLink:xxx
    リンクセルになります。

  • radio
    ラジオボタンセルになります。複数の列に対してradioが指定された場合、各列ごとにラジオボタングループが構成されます。ラジオボタンによってチェックされたセルの値にはBoolean.TRUEが、チェックされていないセルの値にはBoolean.FALSEがセットされます。

  • check
    チェックボックスセルになります。チェックされたセルの値にはBoolean.TRUEが、チェックされていないセルの値にはBoolean.FALSEがセットされます。

上記で、xxxには以下のいずれかを指定できます。

  • 結果文字列を文字列リテラルで指定します。

  • アクションメソッドをメソッドバインディング式で指定します。

アクションメソッドや結果文字列を使用せずに、actionListenerアトリビュートやf:actionListenerタグを使用したい場合は、xxxを省略します。firstDataColumnとdataCellTypeは同時に使用することはできません。

data

(*)“7.5.2 列のアトリビュートの指定方法”を参照してください。

コンテント

uji:tableViewタグのコンテントには以下のタグが記述できます。

  • f:validator(0個以上)

  • f:valueChangeListener(0個以上)

  • f:actionListener(0個以上)

使用例

JSP

<f:view>
  <uji:form name="myform" method="post">
    <uji:tableView bean="body" property="table"
            borderWidth="1" ruleWidth="1" 
            dataCellType="data;data;aButton:#{body.selected}" />
  </uji:form>
</f:view>
注意事項
  • uji:tableViewタグでバリデータを利用する場合、バリデータに渡されるオブジェクトの型はcom.fujitsu.uji.faces.collect.TableValueです。

  • 標準バリデータを利用することはできません。

  • その他の注意事項については、“基本機能”を参照してください。

ブラウザ対応状況

アトリビュート

IE7

IE8

IE9

IE10

IE11

width

height

borderColor

borderType

borderWidth

insets

background

foreground

fontStyle

fontWeight

fontSize

textDecoration

※1

※1

※1

※1

※1

alignmentHorizontal ※3

alignmentVertical ※4

※2

※2

※2

※2

※2

rules

ruleWidth

ruleColor

ruleType

cellSpacing

noWrap

stripeBackground

columnWidth

columnInputWidth

columnInputHeight

header

firstDataColumn

multiRow

pageSize

scrollButton

scrollButtonLabel

tableName

visible

headerHeight

headerInsets

headerBackground

headerForeground

headerFontStyle

headerFontWeight

headerFontSize

headerTextDecoration

headerAlignmentHorizontal ※1

headerAlignmentVertical ※2

※3

※3

※3

※3

※3

headerRuleWidth

headerRuleColor

headerRuleType

headerNoWrap

headerUseImage

headerEscape

dataHeight

dataInsets

dataBackground

dataForeground

dataFontStyle

dataFontWeight

dataFontSize

dataTextDecoration

dataAlignmentHorizontal ※1

dataAlignmentVertical ※2

※3

※3

※3

※3

※3

dataRuleWidth

dataRuleColor

dataRuleType

dataNoWrap

dataUseImage

dataStripeBackground

dataEmpty

dataEditable

dataCellType

dataEscape

※1: 編集可能セルに対してはその位置と内部のテキストに、ボタンセルに対してはその位置にのみ適用されます。

※2: 編集可能セルとボタンセルの場合、その位置にのみ適用され、内部のテキストには適用されません。また、super, subは指定できません。

※3: 数値+単位による指定はできません。