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 ApcoordinatorUJIタグリファレンス
FUJITSU Software

4.3 uji:form

uji:formについて説明します。uji:formには、以下の機能があります。

基本機能

uji:formタグは、フォームを作成します。HTMLのFORMタグの代わりに使用します。

アトリビュート

uji:formタグのアトリビュートは以下を指定します。

アトリビュート名

省略

意味

省略時の動作

name

不可

フォームの名前です。JavaScriptのメソッド名を生成するために使用します。

省略できません。

beanId


フォームに入力されたデータを既存のデータBeanに格納する場合に、データBeanを関連付けた名前を指定します。

フォーム内に作成されたリクエストパラメタuji.idに従います。

beanCls


フォームに入力されたデータをデータBeanの新しいインスタンスに格納する場合に、そのクラス名を指定します。クラス名はパッケージ名を含めて記述します。

フォーム内に作成されたリクエストパラメタuji.beanに従います。

verbs


このフォームから発生するコマンドの一覧を指定します。コマンドはカンマで区切って指定します。

フォーム内に作成されたリクエストパラメタuji.verbsに従います。

visible

フォームを表示するかどうかをtrue/falseで指定します。

true

onSubmit

submitイベント発生時に実行するJavaScriptを記述します。

イベント発生時にJavaScriptを実行しません。

onReset

resetイベント発生時に実行するJavaScriptを記述します。

イベント発生時にJavaScriptを実行しません。

postOnce

フォームの送信を1回のみに制限する場合にtrueを指定します。ダブルポストを防止したい場合に使用します。(ファイルダウンロードなど画面が遷移しない場合は指定しないでください。)

false

action


リクエストの送信先となるURLを指定します。URLリライティング機能が有効になっている場合は、指定したURLにURLリライティングが適用されます。

現在の画面の表示に使用したURLを送信先とします。

targetWindow


HTTPレスポンスを表示するウィンドウまたはフレームの名前を指定します。以下の場合にこのアトリビュートを使用します。

  • ウィンドウ制御機能で表示したウィンドウに表示する

  • uji:frameタグで作成したフレームに表示する

上記以外のウィンドウやフレームを指定する場合はtargetアトリビュートを使用してください。

フォームが表示されているウィンドウまたはフレームにHTTPレスポンスが表示されます。

css

class属性の属性値を指定します。extPropsでclass属性を指定した場合は無視されます。以下のタグにclass属性を設定します。
FORM

class属性を出力しません。

extProps

FORMタグのアトリビュートを追加する場合に指定します。

何も追加しません。

以下のアトリビュートはHTMLのFORMタグと同様に使用します。

style、title、lang、dir、method、enctype、accept、target

これ以外のアトリビュートを指定する場合にextPropsアトリビュートを使用します。

<uji:form extProps="accept-charset='SJIS'" >...
コンテント

uji:formタグのコンテントにはフォームを記述します。

使用例

JSP

<uji:form name="myform" beanId="body" beanCls="sample.BodyBean" verbs="ok,cancel">
    <uji:input name="value1" >
        <uji:validate event="..submit" type="int" minInclusive="0">
            alert("0以上の整数を指定してください");
        </uji:validate>
    </uji:input>
    <INPUT type="submit" name="ok" value="送信">
    <INPUT type="submit" name="cancel" value="キャンセル">
</uji:form>
注意事項

フォームはHTMLのFORMタグで作成することもできます。ただし、以下の機能を使用する場合はuji:formタグを使う必要があります。

  • JavaScriptを生成する以下の機能

    • uji:action, uji:validateタグ

    • コンポーネントタグが提供する入力値のチェック、自動脱出などの機能 (具体的にどの機能でuji:formが必要になるかは各コンポーネントタグの解説を参照してください。)

  • ウィンドウ制御機能、フレーム制御機能

HTMLのFORMタグを使用する場合、uji:formのbeanId, beanCls, verbsアトリビュートに指定するのと同じ内容をそれぞれリクエストパラメタuji.id, uji.bean, uji.verbsで指定します。

uji:listRenderer, uji:tableRenderer, uji:treeRendererタグのコンテントではuji:formタグは使用できません。

イベントモデル

uji:formタグは、フォームを作成します。HTMLのFORMタグの代わりに使用します。

uji:formタグは、f:viewタグの中に記述します。

アトリビュート

uji:formタグは、イベントモデルで使用する際に以下のアトリビュートを指定します。これ以外のアトリビュートについては、“基本機能”を参照してください。

アトリビュート名

省略

意味

省略時の動作

id

コンポーネントのIDを指定します。

自動的に付与されます。

イベントモデルで使用する際に以下のアトリビュートは指定できません。

beanId、beanCls、verbs、action、targetWindow 
コンテント

uji:formタグのコンテントにはフォームを記述します。

使用例

JSP

<f:view>
  <uji:form name="myform" method="post">
    <uji:input bean="myBean" property="value1">
      <uji:validate event="..submit" type="int" minInclusive="0">
        alert("0以上の整数を指定してください");
      </uji:validate>
    </uji:input>
    <uji:pushButton label="送信" action="#{myBean.onSend}" />
    <uji:pushButton label="キャンセル" action="#{myBean.onCancel}" immediate="true" />
  </uji:form>
</f:view>
注意事項

フォーム内でUJIタグを利用する場合は、必ずuji:formタグでフォームを作成してください。