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 ApcoordinatorUJIタグリファレンス
FUJITSU Software

4.2 uji:validate

uji:validateについて説明します。uji:validateには、以下の機能があります。

基本機能

uji:validateタグは、HTMLのイベントが発生した時に項目の正当性チェックをして、エラーの場合に実行するJavaScriptを記述します。uji:validateタグは、uji:inputuji:textareauji:selectの各タグのコンテントとして記述します。

アトリビュート

uji:validateタグのアトリビュートは以下を指定します。

アトリビュート名

省略

意味

省略時の動作

event

不可

JavaScriptの実行の契機となるHTMLのイベントを指定します。

省略できません。

type

文字列の種類が指定のもの以外であればエラーとします。

チェックをしません。

length

文字列長が指定の値以外であればエラーとします。(*)

チェックをしません。

minLength

入力値として許される文字列長の最小値を指定します。文字列長が指定の値未満であればエラーとします。(*)

チェックをしません。

maxLength

入力値として許される文字列長の最大値を指定します。文字列長が指定の値を超えていればエラーとします。(*)

チェックをしません。

minInclusive

入力値として許される数値の最小値を指定します。数値が指定の値未満であればエラーとします。(**)

チェックをしません。

minExclusive

入力値として許される数値の最小値を指定します。ただし、指定した値自身は含めません。数値が指定の値以下であればエラーとします。(**)

チェックをしません。

maxInclusive

入力値として許される数値の最大値を指定します。数値が指定の値を超えていればエラーとします。(**)

チェックをしません。

maxExclusive

入力値として許される数値の最大値を指定します。ただし、指定した値自身は含めません。数値が指定の値以上であればエラーとします。(**)

チェックをしません。

custom

利用者定義のクラスを呼び出してJavaScriptを展開します。

チェックをしません。

(*)補助文字の扱いについては“7.3 補助文字の文字数の数え方”を参照してください。

(**)typeにint, float以外を指定した場合、または、typeの指定を省略した場合は、数値としての比較ではなくUTF-16の文字列としての比較を行います。

eventにはHTMLの組み込みイベントを指定します。代表的なものを以下に示します。

blur

フォーカスを失った

submit

送信ボタンが押された

reset

リセットボタンが押された

複数の項目をカンマで区切って指定することも可能です。

フォームのイベントであるsubmit、resetを指定する場合は、"..submit"、"..reset"のように指定します。

typeには以下の条件を指定します。

int

整数で使用できる文字から構成

float

実数で使用できる文字から構成

alpha

英字で構成

alphaUpper

英大文字で構成

alnum

英数字で構成

alnumUpper

英大文字と数字で構成

kanji

漢字(UTF-16で0100-FF5Fの範囲)で構成

コンテント

uji:validateタグのコンテントには実行するJavaScriptを記述します。JavaScript中では項目を変数targetとして参照します。

使用例

JSP

<uji:form name="myform" beanId="body" beanCls="sample.BodyBean" verbs="ok,cancel">
    <uji:input name="value1" >
        <uji:validate event="..submit" type="int" minInclusive="0">
            alert("0以上の整数を指定してください");
        </uji:validate>
    </uji:input>
    ...
</uji:form>
注意事項

JavaScript記述によっては、実行するWebブラウザによって動作に差が出る場合があります。

イベントモデル

uji:validateタグは、HTMLのイベントが発生した時に項目の正当性チェックをして、エラーの場合に実行するJavaScriptを記述します。

uji:validateタグは、uji:inputuji:textareauji:selectの各タグのコンテントとして記述します。

アトリビュート

uji:validateタグは、イベントモデルで使用する際に以下のアトリビュートを指定します。これ以外のアトリビュートについては、“基本機能”を参照してください。

アトリビュート名

省略

意味

省略時の動作

id

コンポーネントのIDを指定します。

自動的に付与されます。

コンテント

uji:validateタグのコンテントには以下を記述します。

  • 実行するJavaScriptを記述します。JavaScript中では項目を変数targetとして参照します。

使用例

JSP

<f:view>
  <uji:form name="myform" method="post">
    <uji:input bean="myBean" property="value1">
      <uji:validate event="..submit" type="int" minInclusive="0">
        alert("0以上の整数を指定してください");
      </uji:validate>
    </uji:input>
    ...
  </uji:form>
</f:view>