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 ApcoordinatorUJIタグリファレンス
FUJITSU Software

4.5 uji:textarea

uji:textareaについて説明します。uji:textareaには、以下の機能があります。

基本機能

uji:textareaタグは、クライアントスクリプトを使用する場合に、HTMLのTEXTAREAタグの代わりに使用します。

アトリビュート

uji:textareaタグのアトリビュートは以下を指定します。

アトリビュート名

省略

意味

省略時の動作

extProps

アトリビュートを追加する場合に指定します。

何も追加しません。

bean

nameの値を設定するためのデータBeanのJSP変数名を指定します。
nameアトリビュートを直接記述した場合は、記述が優先となります。

画面部品タグのカレントオブジェクトを使用します。

property

nameの値を設定するデータBeanのプロパティ名を指定します。
nameアトリビュートを直接記述した場合は、記述が優先となります。

bean指定時は省略できません。bean、property両方省略時は、画面部品タグのカレントオブジェクトを使用します。

以下のアトリビュートはHTMLのTEXTAREAタグと同様に使用します。

style、title、lang、dir、name、rows、cols、disabled、readonly、tabindex、accesskey  

これ以外のアトリビュートを指定する場合にはextPropsアトリビュートを使用します。

<uji:textarea extProps="wrap='soft'" >...

アトリビュートの省略記法は使えません。以下のように完全形を指定します。

<uji:textarea readonly="readonly" >
コンテント

uji:textareaタグのコンテントにはuji:action、uji:validateタグおよびTEXTAREAの初期化内容を記述します。

使用例

JSP

<uji:form name="myform" beanId="body" beanCls="sample.BodyBean" verbs="ok,cancel">
    <uji:textarea name="value1" >
        <uji:validate event="..submit" maxLength="50">
            alert("50文字以内で指定してください");
        </uji:validate>
    </uji:textarea>
    ...
</uji:form>
注意事項

uji:textareaタグの初期値は、コンテントに記述された文字列です。 beanとpropertyで指定した値を参照して表示する場合はuji:fieldTextAreaタグを利用してください。

XML連携機能

uji:textareaタグは、クライアントスクリプトを使用する場合に、HTMLのTEXTAREAタグの代わりに使用します。

イベントモデルではXML連携機能は利用できません。

アトリビュート

uji:textareaタグでは、XML連携機能を使用する際に以下のアトリビュートを指定します。これ以外のアトリビュートについては、“基本機能”を参照してください。

アトリビュート名

省略

意味

省略時の動作

bean

データBeanまたはXMLデータBeanのJSP変数を指定します。(*)

カレントオブジェクトを使用します。

property

nameの値を設定するための要素をルート要素の子要素名で指定します。(*)

nameアトリビュートを設定しません。(**)

xpath

nameの値を設定するための要素をルート要素からの相対パスで指定します。(*)

nameアトリビュートを設定しません。(**)

(*)“7.4.1 使用するXML要素の指定方法”を参照してください。

(**)beanアトリビュートを指定した場合は、propertyまたはxpathいずれかの指定が必要です。

XMLデータの構造
  • propertyまたはxpathには単純要素を指定します。指定された要素の内容が入力データで更新されます。

  • propertyまたはxpathで指定された要素は1行分のデータを保持します。入力データが複数行ある場合は、行数分の要素がXMLデータに追加されます。

使用例

JSP

<uji:textarea bean="body" xpath="textAreaData"
                     cols="40" rows="5" >
データを入力してください。
</uji:textarea>

表示画面

上記画面で以下のように入力してリクエストを送信したとします。

表示画面

XMLデータは更新されて以下のようになります。

XML

<root>
  <textAreaData>文字列データ1</textAreaData>
  <textAreaData>文字列データ2</textAreaData>
  <textAreaData>文字列データ3</textAreaData>
</root>
注意事項

uji:textareaタグの初期値は、コンテントに記述された文字列です。 beanとpropertyで指定した値を参照して表示する場合はuji:fieldTextAreaタグを利用してください。

イベントモデル

uji:textareaタグは、クライアントスクリプトを使用する場合に、HTMLのTEXTAREAタグの代わりに使用します。

uji:textareaタグは、uji:formタグの中に記述します。

アトリビュート

uji:textareaタグは、イベントモデルで使用する際に以下のアトリビュートを指定します。これ以外のアトリビュートについては、“基本機能”を参照してください。

アトリビュート名

省略

意味

省略時の動作

bean

managed beanの名前を指定します。

画面部品タグのカレントオブジェクトを使用します。

property

managed beanのプロパティ名を指定します。

bean指定時は省略できません。
bean、property両方省略時は、画面部品タグのカレントオブジェクトを使用します。

validator

バリデータメソッドをメソッドバインディング式で指定します。

バリデータを使用しません。

converter

コンバータをコンバータIDもしくはバリューバインディング式で指定します。

コンバータを使用しません。

valueChangeListener

バリューチェンジリスナメソッドをメソッドバインディング式で指定します。

バリューチェンジリスナメソッドを使用しません。

immediate

値の変換と検証を処理するフェーズを指定します。

  • trueの場合、Apply Request Valuesで処理されます。

  • falseの場合、Process Validatorsで処理されます。

false

id

コンポーネントのIDを指定します。

自動的に付与されます。

コンテント

uji:textareaタグのコンテントには以下のタグが記述できます。

  • uji:action(0個以上)

  • uji:validate(0個以上)

  • TEXTAREAの初期化内容

  • f:validator(0個以上)

  • f:converter(最大1個)

  • f:valueChangeListener(0個以上)

使用例

JSP

<f:view>
  <uji:form name="myform" method="post">
    <uji:textarea bean="myBean" property="text" >
        <uji:validate event="..submit" maxLength="50">
            alert("50文字以内で指定してください");
        </uji:validate>
    </uji:textarea>
    ...
  </uji:form>
</f:view>
注意事項
  • uji:textareaタグでバリデータを利用する場合、バリデータに渡されるオブジェクトの型はjava.lang.Stringです。

  • uji:textareaタグでコンバータを利用する場合、getAsStringメソッドに渡される第3引数の型や、getAsObjectで返却するオブジェクトの型は、Beanのプロパティの型です。

  • uji:textareaタグの初期値は、コンテントに記述された文字列です。beanとpropertyで指定した値を参照して表示する場合はuji:fieldTextAreaタグを利用してください。