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Interstage Application Server 運用ガイド(基本編)
FUJITSU Software

4.5.10 Interstage シングル・サインオン資源のリストア

Interstage シングル・サインオン資源のリストア手順について説明します。


リストアコマンド

Interstage シングル・サインオン資源のリストアは、以下のコマンドを使用します。

C:\Interstage\bin\ssorestore.exe

/opt/FJSVssocm/bin/ssorestore


リストア方法(リポジトリサーバの資源)

Interstage シングル・サインオンのリポジトリサーバの資源をリストアする場合について説明します。


「X:\Backup\ssoatcsv」ディレクトリにバックアップした資源をリストアする場合の操作例を以下に示します。

  1. ssorestoreコマンドに資源格納ファイルを指定し、リポジトリサーバの資源をリストアします。
    バックアップ資材が「ssosv_back」ファイルの場合
        ssorestore -f X:\Backup\ssoatcsv\ssosv_back

  2. リポジトリサーバの環境をリストアしたマシンのInterstage管理コンソールを使用して、[セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [認証基盤] > [リポジトリサーバ] > [環境設定]タブの[適用]ボタンをクリックします。

  3. 共有ディスクから暗号化情報(サービスID)ファイルをバックアップしている場合、copyコマンドを使用して、バックアップした暗号化情報(サービスID)ファイルをリストアします。
    暗号化情報(サービスID)ファイルの格納ディレクトリがE:\ssoの場合
        copy X:\Backup\ssoatcsv\serviceid E:\sso\serviceid


「/backup/FJSVssosv」ディレクトリにバックアップした資源をリストアする場合の操作例を以下に示します。

  1. ssorestoreコマンドに資源格納ファイルを指定し、リポジトリサーバの資源をリストアします。
    バックアップ資材が「ssosv_back」ファイルの場合
        ssorestore -f /backup/FJSVssosv/ssosv_back

  2. リポジトリサーバの環境をリストアしたマシンのInterstage管理コンソールを使用して、[セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [認証基盤] > [リポジトリサーバ] > [環境設定]タブの[適用]ボタンをクリックします。

  3. 共有ディスクから暗号化情報(サービスID)ファイルをバックアップしている場合、cpコマンドを使用して、バックアップした暗号化情報(サービスID)ファイルをリストアします。
    暗号化情報(サービスID)ファイルのリストア先ディレクトリが/ssoの場合
        cp -p /backup/FJSVssosv/serviceid /sso/serviceid


リストア方法(認証サーバの資源)

Interstage シングル・サインオンの認証サーバの資源をリストアする場合について説明します。


「X:\Backup\ssoatcag\ssoac_back」ファイルにバックアップした資源、および「X:\Backup\ssofsv\custom_user_inf」ディレクトリにバックアップした資源をリストアする場合の操作例を以下に示します。

  1. ssorestoreコマンドに資源格納ファイルを指定し、認証サーバの資源をリストアします。
        ssorestore -f X:\Backup\ssoatcag\ssoac_back

  2. カスタマイズモジュールの資源ファイルが存在する場合、xcopyコマンド(またはエクスプローラ)を使用して、もとのディレクトリにコピーします。
    カスタマイズモジュールの資源ファイルの格納ディレクトリがC:\work\ssofsv\custom_user_infの場合
        xcopy X:\Backup\ssofsv\custom_user_inf\カスタマイズモジュールの資源ファイル C:\work\ssofsv\custom_user_inf

  3. 認証サーバの環境をリストアしたマシンのInterstage管理コンソールを使用して、[セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [認証基盤] > [認証サーバ] > [環境設定]タブの[適用]ボタンをクリックします。


「/backup/FJSVssoac/ssoac_back」ファイルにバックアップした資源、および「/backup/FJSVssofs/custom_user_inf」ディレクトリにバックアップした資源をリストアする場合の操作例を以下に示します。

  1. ssorestoreコマンドに資源格納ファイルを指定し、認証サーバの資源をリストアします。
        ssorestore -f /backup/FJSVssoac/ssoac_back

  2. カスタマイズモジュールの資源ファイルが存在する場合、cpコマンドを使用して、もとのディレクトリにコピーします。
    カスタマイズモジュールの資源ファイルの格納ディレクトリが/work/ssofs/custom_user_infの場合
        cp -p /backup/FJSVssofs/custom_user_inf/カスタマイズモジュールの資源ファイル /work/ssofs/custom_user_inf

  3. 認証サーバの環境をリストアしたマシンのInterstage管理コンソールを使用して、[セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [認証基盤] > [認証サーバ] > [環境設定]タブの[適用]ボタンをクリックします。


リストア方法(業務サーバの資源)

Interstage シングル・サインオンの業務サーバの資源をリストアする場合について説明します。


「X:\Backup\ssoatzag\ssoaz_back」ファイルにバックアップした資源をリストアする場合の操作例を以下に示します。

  1. ssorestoreコマンドに資源格納ファイルを指定し、業務サーバの資源をリストアします。
        ssorestore -f X:\Backup\ssoatzag\ssoaz_back

  2. 業務サーバの環境をリストアしたマシンのInterstage管理コンソールを使用して、[セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [業務システム] > [業務システム名] > [環境設定]タブの[適用]ボタンをクリックします。


「/backup/FJSVssoaz/ssoaz_back」ファイルにバックアップした資源をリストアする場合の操作例を以下に示します。

  1. ssorestoreコマンドに資源格納ファイルを指定し、業務サーバの資源をリストアします。
        ssorestore -f /backup/FJSVssoaz/ssoaz_back

  2. 業務サーバの環境をリストアしたマシンのInterstage管理コンソールを使用して、[セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [業務システム] > [業務システム名] > [環境設定]タブの[適用]ボタンをクリックします。


注意事項