bsrtclse関数は、bsrtopen関数が構築したPowerSORTの実行環境を消去します。
記述形式
#include <bsort/bsrt.h> int bsrtclse (long int BSRTVL, BSPTR_BSRTFUNC func, BSPTR_BSRTPRIM prim, BSPTR_BSRTREC rec);
機能説明
以下にbsrtclse関数の機能を示します。
bsrtopen関数が構築したPowerSORTの実行環境を消去します(作業域の解放、入出力ファイルと一時ファイルのクローズなど)。
bsrtopen関数でロードしたPowerSORTの共有ライブラリを仮想記憶域から消去します。
パラメタ詳細
以下では、bsrtclse関数のパラメタについて説明します。
BSRTVL
PowerSORTのバージョンレベル(BSRTVL)を指定します。
BSRTVLはBSORT関数のヘッダーファイル(bsrt.h)で定義されています。
func
bsrtopen関数で指定したfuncを指定します。
参考
BSPTR_BSRTFUNCは、BSRTFUNC構造体のポインタを意味します。
prim
bsrtopen関数で指定したprimを指定します。
参考
BSPTR_BSRTPRIMは、BSRTPRIM構造体のポインタを意味します。
rec
bsrtopen関数で指定したrecを指定します。
参考
BSPTR_BSRTRECは、BSRTREC構造体のポインタを意味します。
復帰値
bsrtclse関数の復帰値を説明します。
復帰値 | 意味 |
---|---|
0 | 正常にbsrtclse関数が終了しました。 |
1 | 処理の中断を指示され、正常に中断処理が終了しました。
|
-1 | bsrtclse関数の処理で異常が発生したことを示します。 |
注意
bsrtclse関数のパラメタには、ユーザアプリケーションが新しく設定するメンバーはありません。