bsrtput関数は、bsrtopen関数でソート機能を指定し、かつユーザアプリケーションからPowerSORTにレコードを渡す場合に使用します。
記述形式
#include <bsort/bsrt.h> BSRTFUNC func; (注) int func.bsrtput(BSPTR_BSRTREC rec);
注) funcはbsrtopen関数で指定したパラメタです。
機能説明
以下にbsrtput関数の機能を示します。
ユーザアプリケーションからPowerSORTにレコード、またはレコード群を渡します。
レコード、またはレコード群の終わりをPowerSORTに通知します。
レコード群の渡し方
複数のレコードを一括してPowerSORTに渡す場合は、BSRTREC構造体のrec_lenにレコード群の長さを指定します。
レコード群の長さは、固定長レコード形式の場合、レコード長のレコード件数倍になります。
可変長レコード形式の場合は、個々のレコードにレコード長の領域(long型)を前置します。レコード群の長さは、レコードとレコード長の領域の累積長になります。なお、レコード長の領域に設定するレコード長にはレコード長の領域を含みません。
テキストファイルの場合は、改行文字を含めたレコードを連続領域に並べます。レコード群の長さは、レコードの先頭から最後のレコードの改行文字までの長さとなります。
パラメタ詳細
以下では、bsrtput関数のパラメタについて説明します。
rec
bsrtopen関数で指定したrecを指定します。
参考
BSPTR_BSRTRECは、BSRTREC構造体のポインタを意味します。
復帰値
bsrtput関数の復帰値を説明します。
復帰値 | 意味 |
---|---|
0 | 正常にbsrtput関数が終了しました。 |
1 | 正常にレコード、またはレコード群の終わりを受け付けました。 |
-1 | bsrtput関数の処理で異常が発生したことを示します。 |