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Linkexpress Transactional Replication option V5.0L60 説明書
FUJITSU Software

29.4.2 環境削除

クラスタサービスの環境削除の項目は、以下のとおりです。

作業の流れは、"図29.40 環境削除の手順"のとおりです。

図29.40 環境削除の手順

TJNLのディスクリソース確認

TJNLの環境を削除する場合、TJNL用のディスクリソースがオンラインになっているノードで資源を削除することになります。資源の削除は、ディスクリソースがオンラインになっていれば、どちらのノードでも行えます。

リソースオフライン

フェールオーバー クラスタ管理を使用して、TJNL、TRMおよびJournalTransferのリソースをオフラインにします。

リソースの削除

フェールオーバー クラスタ管理を使用して、TJNL、TRMおよびJournalTransferのリソースを削除します。

データベースシステムの起動

TJNLの環境を削除するため、TJNL用のディスクリソースがオンラインになっているノードで、データベースシステム(Symfoware/RDB、OracleデータベースまたはSQL Serverデータベース)を起動します。Symfoware/RDBの起動方法の詳細はSymfowareのマニュアルを参照してください。Oracleデータベースの起動方法の詳細はOracleのマニュアルを参照してください。SQL Serverデータベースの起動方法の詳細はSQL Serverのマニュアルを参照してください。

TRMの起動

切替えディスクにアクセス可能なノード上で、TRMを起動します。
TRMの起動については、"18.1.1 TRMの起動"を参照してください。

TJNL環境削除

TJNL環境を削除します。削除方法はクラスタシステムを使用しない場合と同じです。TJNLの環境削除の詳細は"第11章 Symfoware/RDB連携編"の"11.7 環境削除"、"第12章 Oracle連携編"の"12.8 環境削除"または"第13章 SQL Server連携編"の"13.8 環境削除"を参照してください。削除には、tjnlunsetupコマンドを使用します。このコマンドは、ノードで一度だけ実行します。以下にtjnlunsetupの入力例を示します。

tjnlunsetup

SQL Serverの場合

SQL Serverを使用している場合、待機系でODBC データ ソースを削除します。詳細は"13.8.4.4 TJNLが登録したODBCの削除"を参照してください。

TRM停止

TRMを停止します。
TRMの停止については、"18.1.6 TRMの停止"を参照してください。

ノード1のTRM環境を削除

ノード1で、TRM環境を削除します。TRM環境を削除するときには、切替えディスクにアクセスできる状態でなければなりません。
環境の削除は、通常の環境削除と同様に、trmqdunsetupコマンドを使用します。以下にtrmqdunsetupコマンドの入力例を示します。

trmqdunsetup

ノード2のTRM環境を削除

ノード2で、TRM環境を削除します。TRM環境を削除するときには、切替えディスクにアクセスできる状態でなければなりません。
環境の削除は、通常の環境削除と同様に、trmqdunsetupコマンドを使用します。以下にtrmqdunsetupコマンドの入力例を示します。

trmqdunsetup