クラスタサービスの環境削除の項目は、以下のとおりです。
TJNLのディスクリソースの確認
リソースのオフライン
リソースの削除
データベースシステムの起動
TRMの起動
TJNL環境の削除
TRMの停止
ノード1のTRM環境を削除
ノード2のTRM環境を削除
作業の流れは、"図29.40 環境削除の手順"のとおりです。
TJNLのディスクリソースの確認
TJNLの環境を削除する場合、TJNL用のディスクリソースがオンラインになっているノードで資源を削除することになります。資源の削除は、ディスクリソースがオンラインになっていれば、どちらのノードでも行えます。
リソースのオフライン
フェールオーバー クラスタ管理を使用して、TJNL、TRMおよびJournalTransferのリソースをオフラインにします。
リソースの削除
フェールオーバー クラスタ管理を使用して、TJNL、TRMおよびJournalTransferのリソースを削除します。
データベースシステムの起動
TJNLの環境を削除するため、TJNL用のディスクリソースがオンラインになっているノードで、データベースシステム(Symfoware/RDB、OracleデータベースまたはSQL Serverデータベース)を起動します。Symfoware/RDBの起動方法の詳細はSymfowareのマニュアルを参照してください。Oracleデータベースの起動方法の詳細はOracleのマニュアルを参照してください。SQL Serverデータベースの起動方法の詳細はSQL Serverのマニュアルを参照してください。
TRMの起動
切替えディスクにアクセス可能なノード上で、TRMを起動します。
TRMの起動については、"18.1.1 TRMの起動"を参照してください。
TJNL環境の削除
TJNL環境を削除します。削除方法はクラスタシステムを使用しない場合と同じです。TJNLの環境削除の詳細は"第11章 Symfoware/RDB連携編"の"11.7 環境削除"、"第12章 Oracle連携編"の"12.8 環境削除"または"第13章 SQL Server連携編"の"13.8 環境削除"を参照してください。削除には、tjnlunsetupコマンドを使用します。このコマンドは、ノードで一度だけ実行します。以下にtjnlunsetupの入力例を示します。
tjnlunsetup |
SQL Serverを使用している場合、待機系でODBC データ ソースを削除します。詳細は"13.8.4.4 TJNLが登録したODBCの削除"を参照してください。
TRMの停止
TRMを停止します。
TRMの停止については、"18.1.6 TRMの停止"を参照してください。
ノード1のTRM環境を削除
ノード1で、TRM環境を削除します。TRM環境を削除するときには、切替えディスクにアクセスできる状態でなければなりません。
環境の削除は、通常の環境削除と同様に、trmqdunsetupコマンドを使用します。以下にtrmqdunsetupコマンドの入力例を示します。
trmqdunsetup |
ノード2のTRM環境を削除
ノード2で、TRM環境を削除します。TRM環境を削除するときには、切替えディスクにアクセスできる状態でなければなりません。
環境の削除は、通常の環境削除と同様に、trmqdunsetupコマンドを使用します。以下にtrmqdunsetupコマンドの入力例を示します。
trmqdunsetup |