Interstage Java EE 6 DASサービスおよびサーバーインスタンスのJava VMプロセスは、PCMIサービスにより2秒間隔で監視されます。
監視対象のJava VMプロセスは起動が完了したプロセスです。起動処理中/停止処理中のプロセスは監視の対象外となります。
生死監視機能がJava VMプロセスのダウンを検知すると、イベントログ/システムログにエラーメッセージ「PCMI1103」を出力します。
メッセージ出力後の動作は、使用するPCMIプロファイルの「プロセスの自動再起動」で設定します。
「プロセスの自動再起動」に指定可能な動作を以下に示します。
参照
PCMIプロファイルの設定方法については、「6.2.1 PCMIプロファイルの変更方法」を参照してください。
PCMIサービスの定義項目については、「7.1 PCMIサービスの定義項目」を参照してください。
自動再起動する
監視中のJava VMプロセスのダウンを検知すると、イベントログ/システムログにエラーメッセージ「PCMI1103」を出力したあと、自動的にプロセスを再起動します。
注意
Interstage Java EE 6 DASサービスの自動再起動
自動再起動によりInterstage Java EE 6 DASサービスが起動する際は、通常の起動と同様に、動作環境(注)またはリソースの定義項目を読み込みます。
このため、Interstage Java EE 6 DASサービスを起動してからJava VMプロセスがダウンするまでの間にInterstage Java EE 6 DASサービスの定義内容を変更した場合、自動再起動後の運用は、変更した定義が反映された状態となります。
自動再起動に失敗した場合は、Interstage Java EE 6 DASサービスが停止状態となります。
サーバーインスタンスの自動再起動
PCMIサービスはPCMIインスタンスディレクトリ/adapterに設置してある.asadminpassファイルから管理者パスワードを取得し、Interstage Java EE 6 DASサービスに接続することでサーバーインスタンスを自動再起動します。以下の場合はlogin --pcmiサブコマンドを実行して.asadminpassファイルを更新してください。
「change-admin-passwordサブコマンド」により管理者パスワードを変更した場合
「admin-realmの更新」により、管理ユーザーまたは管理者パスワードを変更した場合
.asadminpassファイルの詳細は、「9.1.3.1 loginサブコマンド」を参照してください。
自動再起動によりサーバーインスタンスが起動する際は、通常の起動と同様に、リポジトリの同期処理を行い、動作環境(注)またはリソースの定義項目を読み込みます。
このため、サーバーインスタンスを起動してからJava VMプロセスがダウンするまでの間にIJServerクラスタまたはサーバーインスタンスの定義内容を変更した場合、自動再起動後の運用は、変更した定義が反映された状態となります。
自動再起動に失敗した場合は、サーバーインスタンスが所属するIJServerクラスタの状態が停止状態/縮退運用状態となります。詳細については、「2.4.3 縮退運用」を参照してください。
注) PCMIプロファイルの定義も含みます。
自動再起動しない
監視中のJava VMプロセスのダウンを検知すると、イベントログ/システムログにエラーメッセージ「PCMI1103」を出力します。プロセスは再起動しません。
注意
Interstage Java EE 6 DASサービスのダウン
Interstage Java EE 6 DASサービスが異常終了すると、asadminコマンドによる定義変更やIJServerクラスタの操作を行うことができません。
手動でInterstage Java EE 6 DASサービスを起動することにより、定義変更やIJServerクラスタの操作が有効となります。
サーバーインスタンスのダウン
サーバーインスタンスがダウンすると、そのサーバーインスタンスで運用していたJava EEアプリケーションを使用することができません。また、サーバーインスタンスが所属するIJServerクラスタの状態が停止状態/縮退運用状態となります。詳細については、「2.4.3 縮退運用」を参照してください。
手動でIJServerクラスタを運用状態に復旧してください。IJServerクラスタの復旧方法については、「4.4.5 縮退状態のIJServerクラスタの復旧」を参照してください。