バックアップ運用を構成する管理対象サーバ(Storageサーバ)/デバイスが変更になった場合、AdvancedCopy Managerの設定情報を変更する必要があります。本項では、各種変更に伴う、設定情報の変更方法を説明します。
管理対象サーバにデバイスを追加した場合、コマンドを利用してAdvancedCopy Managerのバックアップ運用に組み込みます。作業手順は、以下のとおりです。
「8.6.5.5 管理対象サーバ配下のデバイス情報の取込み」を参照して新たに追加したデバイスの情報を取得し、管理情報に反映します。
「10.5.1 swstluinfo set(Logical Unit情報設定コマンド)」で、追加したデバイスを業務ボリュームとして設定します。
追加した業務ボリュームに、「10.5.4 swstlubkpol set(バックアップポリシー設定コマンド)」で、バックアップポリシーを設定します。
管理対象サーバのデバイスを削除する場合、コマンドを利用してAdvancedCopy Managerのバックアップ運用を変更します。作業手順は、以下のとおりです。
「10.5.10 swstluhistory delete(履歴情報削除コマンド)」で、バックアップ履歴を削除します。
「10.5.6 swstlubkpol delete(バックアップポリシー削除コマンド)」で、バックアップポリシーを削除します。
「10.5.3 swstluinfo delete(Logical Unit情報削除コマンド)」で、削除対象の業務ボリュームのデバイス情報を削除します。
バックアップ業務に管理対象サーバを追加する作業は、コマンドで実施します。
作業手順は、以下のとおりです。
管理対象サーバを登録します。詳細は、「8.6.5.3 管理対象サーバの登録」を参照してください。
管理対象サーバでストレージ装置へ接続するための情報を設定します。詳細は、「8.6.5.4 ストレージ装置への接続環境の設定」を参照してください。
追加した管理対象サーバに接続されている全デバイス情報を取り込みます。詳細は、「8.6.5.5 管理対象サーバ配下のデバイス情報の取込み」を参照してください。
管理対象サーバの情報を設定します。詳細は、「8.6.5.6 バックアップ運用を行うサーバの環境設定」を参照してください。
手順2で取り込んだデバイスを業務ボリュームとして定義します。詳細は、「8.6.5.7 バックアップ対象デバイスの設定」を参照してください。
手順4で登録したすべての業務ボリュームに対して、バックアップポリシーを設定します。詳細は、「8.6.5.8 バックアップポリシーの設定」を参照してください。
この作業は、「stgxfwcmdelsrv(サーバ情報削除コマンド)」で実施できます。
コマンドの詳細は、運用管理サーバのOSに対応した『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド』の「stgxfwcmdelsrv (サーバ情報削除コマンド)」を参照してください。
ポイント
本作業は、必ず、削除対象の業務ボリュームを撤去する前に実施してください。
以下に、管理対象サーバの削除で必要になる処理を説明します。
削除対象の管理対象サーバ配下にある、全業務ボリュームのバックアップ履歴を削除します。詳細は、「8.6.6.3 バックアップ履歴の管理」を参照してください。
削除対象の管理対象サーバ配下にある、全業務ボリュームのバックアップポリシーを削除します。
バックアップポリシーの削除は、「10.5.6 swstlubkpol delete(バックアップポリシー削除コマンド)」で実施できます。
管理対象サーバに接続されているデバイスに対して、「8.6.5.7 バックアップ対象デバイスの設定」で行った業務ボリュームの定義を削除します。
ETERNUS VX700 seriesとの接続情報を削除します。
ETERNUS VX700 seriesの接続情報の削除は「10.6.3 vxaddonconfig delete(ETERNUS VX700 series接続情報削除コマンド)」で実施できます。
管理対象サーバを削除します。