名前
swstluhistory delete - 履歴情報の削除
形式
/opt/FJSVswsts/bin/swstluhistory delete -g Generation-No | -v Version-No | -z [-force] Device-Name
/opt/FJSVswsts/bin/swstluhistory delete -n -g Generation-No | -v Version-No | -z [-force] Log-Group-Name[/RDB-NAME]
機能説明
バックアップの履歴情報を削除します。
削除された履歴のスナップショットボリュームは削除されます。
Symfoware用の業務ボリュームの履歴情報を削除する場合、リカバリ制御ファイルも削除されます。
オプション
ロググループに対してバックアップ履歴情報を表示することを指定します。オペランドには、ロググループ名とRDBシステム名を指定します。RDBシステム名がない時は、省略できます。
削除するバックアップ履歴情報の相対世代番号を指定します。
-v、-zオプションと同時に指定できません。相対世代番号は、swstluhistory dispコマンドで確認してください。
削除するバックアップ履歴情報の絶対世代番号を指定します。
-g、-zオプションと同時に指定できません。絶対世代番号は、swstluhistory dispコマンドで確認してください。
すべてのバックアップ履歴情報を削除することを指定します。
-g、-vオプションと同時に指定できません。
デバイスのスナップショットの状態に関係なく、バックアップ履歴情報を削除します。
本オプションは、削除対象のバックアップ履歴情報に対応するスナップショットにアクセスできない場合でも強制的にバックアップ履歴情報を削除するオプションです。本オプションを指定すると、スナップショットの削除処理を実施せず、バックアップ履歴情報だけを削除します。
本オプションは、以下のような場合に使用します。
- 撤去したETERNUS VX700 series上のLogical Unit(ディスク)のバックアップ履歴情報が残っている場合
- 削除対象のバックアップ履歴情報に対応するスナップショットがETERNUS VX700 series上で既に削除されている場合
オペランド
Logical Unit(ディスク)名を指定します。ディスクパーティションのデバイス名は指定できません。
ロググループ名を指定します。
RDBシステム名を、ロググループ名のあとに“/”を区切り文字として指定します。
RDBシステム名がない時は、省略できます。
終了ステータス
=0 : 正常終了
>0 : 異常終了
使用例
業務ボリュームの絶対世代番号10のバックアップ履歴を削除します。
# /opt/FJSVswsts/bin/swstluhistory delete -v 10 /dev/mapper/mpathb /dev/mapper/mpathb swstluhistory completed #
注意事項
次のような場合、バックアップ履歴情報を削除できません。
-g、-v、-zオプションで指定したバックアップ履歴情報が存在しないとき。
処理対象となる業務ボリュームに対して他のコマンドが実行されているとき。
履歴情報を削除した時点で、スナップショットボリュームが解放されるため、スナップショットボリュームはアクセス不可能になります。
Symfowareのデータベーススペースのバックアップ履歴を削除する場合には、Symfoware/RDBが起動していることを確認してください。
次のコマンドが動作中のときは、本コマンドを実行できません。