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Systemwalker for Oracle 導入ガイド
FUJITSU Software

D.2.1 V11/V13からのバージョンアップ手順

業務サーバおよび部門管理サーバに導入されているSystemwalker for Oracleが以下の場合のバージョンアップ手順について説明します。

すでに導入されているSystemwalker for Oracle

Standard Edition
Enterprise Edition

V11.0L10
V13.1.0/V13.3.0/V13.4.0/V13.5.0


以下の手順で行います。

  1. ポリシーのバックアップを行います

    “Systemwalker for Oracle 運用ガイド”-“ポリシーのバックアップ”を参照し、ポリシーのバックアップを行ってください。

  2. 拡張監視機能の定義ファイルをバックアップします
    (拡張監視機能を使用している場合のみ)

    “Systemwalker for Oracle 運用ガイド”-“定義ファイルのバックアップ”を参照し、定義ファイルのバックアップを行ってください。

  3. Systemwalker for Oracleのアンインストールを行います

    1. デーモンを停止します

      Systemwalker for Oracleのデーモンを停止しておく必要があります。
      以下のコマンドを実行してください。

      # /etc/rc.d/rc0.d/K53zfjsvmpor stop <ENTER>

    2. 環境設定の解除を行います

      Systemwalker Centric Managerに対して行った設定は、アンインストールしても元に戻されません。設定を解除する場合は、以下のコマンドを実行してください。

      # /opt/FJSVmpor/bin/mporbsetup -d <ENTER>

      注意

      環境設定コマンド実行時の注意事項

      • 環境設定コマンド終了時に出力されるSystemwalker Centric Managerのデーモン再起動メッセージに対しては「n」を選択してください。

      • コマンド実行中は、対象のサーバに対してSystemwalker Centric Managerからイベント監視の条件定義の変更操作は行わないでください。

      • イベント監視の条件定義の詳細については“Systemwalker Centric Manager 使用手引書監視機能編”を参照してください。

    3. メニューの削除を行います

      Systemwalkerコンソール上のノードに登録したメニューを削除します。
      運用管理クライアントで以下のコマンドを実行してください。

      <運用管理サーバのSystemwalker for OracleのバージョンがV13.3.0以降、Systemwalker Centric ManagerのバージョンがV13.3.0以降の場合>
      コマンドは、AdministratorsグループまたはDmAdminグループに属するユーザで実行する必要があります。

      MpOrSetmenu.exe -d -n webhost 業務サーバ名/部門管理サーバ名 <ENTER>

      -n webhost

      WEBサーバ名(接続先運用管理サーバ名)を指定します。

      <上記以外の場合>
      コマンドは、Administratorsグループに属するユーザで実行する必要があります。

      MpOrSetmenu.exe -d 業務サーバ名/部門管理サーバ名  <ENTER>

    4. パッケージのアンインストールコマンドを作業ディレクトリに複写します

      以下は複写先ディレクトリを「/tmp」とした場合の例です。

      # cp -p /opt/FJSVmpor/setup/swfouninst /tmp <ENTER>

    5. パッケージのアンインストールコマンドを実行します

      複写先ディレクトリに複写したアンインストールコマンドを実行します。

      # cd /tmp <ENTER>
      # ./swfouninst <ENTER>

    6. Systemwalker for Oracleのアンインストールが開始されます

      以下の対話処理を行ってください。

      アンインストールを行う場合は「y」を、取り消す場合は「n」を入力し、ENTERを押下してください。(以下は、Enterprise Editionをアンインストールする場合の例です。)

      #------------------------------------------------------------------
      # Uninstall of Systemwalker for Oracle Enterprise Edition (Agent) V13.5.0
      #
      # !! CAUTION !!
      # Please check that the daemon program of this product has stopped
      # before performing uninstallation of a product.
      #
      #------------------------------------------------------------------

      Do you want to continue with the uninstallation of this package.[y,n] =>

    7. アンインストール処理が実行されます

      「y」を入力すると、以下のようにインストール処理が実行されます。

      #------------------------------------------------------------------
      # The module of Systemwalker for Oracle is deleting.
      #------------------------------------------------------------------

      #------------------------------------------------------------------
      # The unsetup script of Systemwalker for Oracle is performed.
      #------------------------------------------------------------------

      #------------------------------------------------------------------
      # Uninstallation of Systemwalker for Oracle packages was completed.
      #------------------------------------------------------------------

      パッケージのアンインストールを行った後、Systemwalker for Oracle インストールディレクトリが削除されていることを確認してください。

    8. アンインストールコマンドを削除します

      作業ディレクトリに複写したアンインストールコマンドを削除してください。

      # rm -f /tmp/swfouninst <ENTER>

  4. インストールを行います

    第4章 インストール”を参照し、Systemwalker for Oracle V15.0.0のインストールを行ってください。

  5. 環境設定を行います

    5.6 業務サーバおよび部門管理サーバでの環境設定【Linux版】”を参照し、環境設定を行ってください。

  6. メニューの登録を行います

    5.7 Systemwalkerコンソールにメニューを登録する”を参照し、Systemwalkerコンソール上のノードへメニューを登録します。

  7. ポリシーのリストアを行います

    アンインストールを行う前にバックアップしたポリシーをリストアします。“Systemwalker for Oracle 運用ガイド”-“ポリシーのリストア”を参照し、ポリシーのリストアを行ってください。

  8. 拡張監視機能の定義ファイルをリストアします
    (「2. 拡張監視機能の定義ファイルをバックアップします」を行った場合のみ)

    バックアップした定義ファイルをリストアします。リストア先については“Systemwalker for Oracle 運用ガイド”-“定義ファイルのリストア”を参照してください。

  9. Oracle環境情報の更新を行います

    [Oracle環境情報設定]画面で内容を確認し、[更新]を行ってください。
    Oracle環境情報の設定については“6.2 Oracle環境情報の設定”を参照してください。

  10. Oracle状態監視の条件の更新を行います

    [Oracle状態監視設定]画面から[スケジュール設定]画面を表示し、内容を確認した後、[格納]ボタンを選択してください。
    Oracle状態監視の条件設定については“6.3 Oracle状態監視の条件設定”を参照してください。

  11. ポリシーの配付を実行します

    Systemwalkerコンソールからポリシー配付を実行してください。

  12. 監視デーモンの確認を行います

    監視デーモンが起動されているかを確認してください。停止している場合は起動する必要があります。

    各デーモンについては“Systemwalker for Oracle 運用ガイド”-“Systemwalker for Oracleのデーモン/サービス”を参照してください。