業務サーバおよび部門管理サーバに導入されているSystemwalker for Oracleが以下の場合のバージョンアップ手順について説明します。
すでに導入されているSystemwalker for Oracle | |
Standard Edition | V11.0L10 |
以下の手順で行います。
ポリシーのバックアップを行います
“Systemwalker for Oracle 運用ガイド”-“ポリシーのバックアップ”を参照し、ポリシーのバックアップを行ってください。
拡張監視機能の定義ファイルをバックアップします
(拡張監視機能を使用している場合のみ)
“Systemwalker for Oracle 運用ガイド”-“定義ファイルのバックアップ”を参照し、定義ファイルのバックアップを行ってください。
Systemwalker for Oracleのアンインストールを行います
デーモンを停止します
Systemwalker for Oracleのデーモンを停止しておく必要があります。
以下のコマンドを実行してください。
# /etc/rc.d/rc0.d/K53zfjsvmpor stop <ENTER> |
環境設定の解除を行います
Systemwalker Centric Managerに対して行った設定は、アンインストールしても元に戻されません。設定を解除する場合は、以下のコマンドを実行してください。
# /opt/FJSVmpor/bin/mporbsetup -d <ENTER> |
注意
環境設定コマンド実行時の注意事項
環境設定コマンド終了時に出力されるSystemwalker Centric Managerのデーモン再起動メッセージに対しては「n」を選択してください。
コマンド実行中は、対象のサーバに対してSystemwalker Centric Managerからイベント監視の条件定義の変更操作は行わないでください。
イベント監視の条件定義の詳細については“Systemwalker Centric Manager 使用手引書監視機能編”を参照してください。
メニューの削除を行います
Systemwalkerコンソール上のノードに登録したメニューを削除します。
運用管理クライアントで以下のコマンドを実行してください。
<運用管理サーバのSystemwalker for OracleのバージョンがV13.3.0以降、Systemwalker Centric ManagerのバージョンがV13.3.0以降の場合>
コマンドは、AdministratorsグループまたはDmAdminグループに属するユーザで実行する必要があります。
MpOrSetmenu.exe -d -n webhost 業務サーバ名/部門管理サーバ名 <ENTER> |
WEBサーバ名(接続先運用管理サーバ名)を指定します。
<上記以外の場合>
コマンドは、Administratorsグループに属するユーザで実行する必要があります。
MpOrSetmenu.exe -d 業務サーバ名/部門管理サーバ名 <ENTER> |
パッケージのアンインストールコマンドを作業ディレクトリに複写します
以下は複写先ディレクトリを「/tmp」とした場合の例です。
# cp -p /opt/FJSVmpor/setup/swfouninst /tmp <ENTER> |
パッケージのアンインストールコマンドを実行します
複写先ディレクトリに複写したアンインストールコマンドを実行します。
# cd /tmp <ENTER> |
Systemwalker for Oracleのアンインストールが開始されます
以下の対話処理を行ってください。
アンインストールを行う場合は「y」を、取り消す場合は「n」を入力し、ENTERを押下してください。(以下は、Enterprise Editionをアンインストールする場合の例です。)
#------------------------------------------------------------------ |
アンインストール処理が実行されます
「y」を入力すると、以下のようにインストール処理が実行されます。
#------------------------------------------------------------------ |
パッケージのアンインストールを行った後、Systemwalker for Oracle インストールディレクトリが削除されていることを確認してください。
アンインストールコマンドを削除します
作業ディレクトリに複写したアンインストールコマンドを削除してください。
# rm -f /tmp/swfouninst <ENTER> |
インストールを行います
“第4章 インストール”を参照し、Systemwalker for Oracle V15.0.0のインストールを行ってください。
環境設定を行います
“5.6 業務サーバおよび部門管理サーバでの環境設定【Linux版】”を参照し、環境設定を行ってください。
メニューの登録を行います
“5.7 Systemwalkerコンソールにメニューを登録する”を参照し、Systemwalkerコンソール上のノードへメニューを登録します。
ポリシーのリストアを行います
アンインストールを行う前にバックアップしたポリシーをリストアします。“Systemwalker for Oracle 運用ガイド”-“ポリシーのリストア”を参照し、ポリシーのリストアを行ってください。
拡張監視機能の定義ファイルをリストアします
(「2. 拡張監視機能の定義ファイルをバックアップします」を行った場合のみ)
バックアップした定義ファイルをリストアします。リストア先については“Systemwalker for Oracle 運用ガイド”-“定義ファイルのリストア”を参照してください。
Oracle環境情報の更新を行います
[Oracle環境情報設定]画面で内容を確認し、[更新]を行ってください。
Oracle環境情報の設定については“6.2 Oracle環境情報の設定”を参照してください。
Oracle状態監視の条件の更新を行います
[Oracle状態監視設定]画面から[スケジュール設定]画面を表示し、内容を確認した後、[格納]ボタンを選択してください。
Oracle状態監視の条件設定については“6.3 Oracle状態監視の条件設定”を参照してください。
ポリシーの配付を実行します
Systemwalkerコンソールからポリシー配付を実行してください。
監視デーモンの確認を行います
監視デーモンが起動されているかを確認してください。停止している場合は起動する必要があります。
各デーモンについては“Systemwalker for Oracle 運用ガイド”-“Systemwalker for Oracleのデーモン/サービス”を参照してください。