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Systemwalker for Oracle 導入ガイド
FUJITSU Software

C.1.1 V5.0からバージョンアップする場合

運用管理サーバおよび運用管理クライアント上に導入されているSystemwalker for Oracleが以下の場合のバージョンアップ手順について説明します。

すでに導入されているSystemwalker for Oracle

Standard Edition
Enterprise Edition

V5.0L10
V5.0L11
V5.0L30


以下の手順で行います。

  1. [運用管理サーバ]運用管理サーバにインストールされているOracle監視している場合はSystemwalker for Oracleのサービスを停止します

    以下のサービスを停止してください。

    • Systemwalker for Oracle Communication

    • Systemwalker for Oracle Log Monitor

    • Systemwalker for Oracle Stat Monitor

    • Systemwalker for Oracle Trace Monitor


  2. [運用管理サーバ]ポリシーのバックアップを行います

    C.3 V5.0の資源を使用する場合”を参照し、ポリシーのバックアップを行ってください。

    注意

    Oracle関係管理機能を使用している場合の注意事項

    本バージョンでは、Oracle関係管理機能は使用できません。

  3. [運用管理サーバ]環境設定の解除を行います

    以下のコマンドを実行してSystemwalker Centric Managerに対して行った設定を解除します。

    mpormstup.exe -d <ENTER>

  4. [運用管理サーバ]Webサーバの設定解除を行います

    以下に示す、Webサーバに定義したSystemwalker for Oracle用の仮想ディレクトリの設定を削除してください。

    • cgi-bin-sfo

    • swfo-html

    • swfo-img

    注意

    Systemwalker for Oracleのインストール時に作成したCGI起動用のユーザは削除しません。

  5. [運用管理サーバ]関係管理の環境削除を行います

    関係管理の環境を設定している場合は、関係管理の環境削除を行ってください。
    関係管理の環境削除は、Administratorsグループに属する関係管理の環境作成を行ったユーザで実行する必要があります。

    [スタート]メニューから[プログラム]-[Systemwalker for Oracle]-[関係管理の環境設定]の順に選択します。
    関係管理の環境設定の初期メニューが表示されます。環境削除を行う場合は[関係管理の環境削除]ボタンをクリックしてください。

    確認メッセージが表示されます。
    [開始]ボタンをクリックすると環境削除を開始します。

    環境削除が正常に終了すると終了メッセージが表示されます。
    [OK]ボタンをクリックすると初期メニューが表示されます。


  6. [運用管理サーバ/運用管理クライアント]メニューの削除を行います

    Systemwalker コンソール上のノードに登録したメニューを削除するために、運用管理クライアントまたは運用管理サーバで以下のコマンドを実行してください。

    MpOrSetmenu.exe -d <ENTER>

    注意

    メニューの削除を行う際の注意事項

    運用管理サーバにSystemwalker Centric Manager V13.2.0以降がインストールされている場合、認証プロンプトが表示されることがあります。認証プロンプトには、運用管理サーバのAdministrators権限またはDmAdmin権限を持ったユーザ名およびパスワードを入力してください。

  7. [運用管理サーバ/運用管理クライアント]アンインストールを行います

    コントロールパネルの「アプリケーションの追加と削除」から「Systemwalker for Oracle」を選択して、Systemwalker for Oracleを削除してください。

    注意

    インストールフォルダ\MPWALKER.OR配下のフォルダにデータが作成されている場合、フォルダおよび作成されたデータは削除されません。不要な場合はアンインストール完了後に削除してください。

  8. [運用管理サーバ/運用管理クライアント]インストールを行います

    第4章 インストール”を参照し、Systemwalker for Oracle V15.0.0のインストールを行ってください。

  9. [運用管理サーバ]環境設定を行います

    5.2 運用管理サーバでの環境設定【Windows版】”を参照し、環境設定、Webサーバの設定を行ってください。

    注意

    Systemwalker for OracleのCGI起動用のユーザは既存で使用していたCGI起動用のユーザを使用します。このため、新たにCGI起動用のユーザを作成する必要はありません。“5.2.1 Webサーバの定義”の手順3から実施してください。

  10. [運用管理クライアント(運用管理サーバ)]メニューの登録を行います

    5.7 Systemwalkerコンソールにメニューを登録する”を参照し、Systemwalkerコンソール上のノードへメニューを登録します。

  11. [運用管理サーバ]ポリシーのリストアを行います

    アンインストールを行う前にバックアップしたポリシーをリストアします。
    “Systemwalker for Oracle 運用ガイド”-“ポリシーのリストア”を参照し、ポリシーのリストアを行ってください。

  12. [運用管理サーバ]ポリシーの移行作業を行います

    以下の場合は、ポリシーの移行作業を行ってください。

    • 運用管理サーバにインストールされているOracleを監視する場合

    • 監視対象のサーバにインストールされているSystemwalker for Oracleのバージョンが10.0 (Solaris版) 以降またはV10.0L10 (Windows版) 以降である場合

    1. ポリシーの移行コマンドを実行します

      旧バージョン(V5.0L10/V5.0L11/V5.0L30)のポリシーをSystemwalker for Oracle V15.0.0で使用するためには、以下に示す移行コマンドを実行する必要があります。

      mporpolconv.exe 監視対象となるサーバ名 <ENTER>

      設定する「監視対象となるサーバ名」について

      • 運用管理サーバにインストールされているOracleを監視する場合は運用管理サーバ名を指定してください。

      • 監視対象となるサーバを指定する場合は、監視対象であるサーバにインストールされているSystemwalker for OracleのバージョンがV10.0L10(Windows版)以降および10.0(Solaris版)以降のものに対してすべてに実行する必要があります。

    2. Systemwalker for Oracleのサービスを確認します

      運用管理サーバにインストールされているOracleを監視する場合、以下のサービスが起動されているか確認してください。停止している場合は起動してください。
      サービスの確認および停止は、Windowsの[サービス]画面で行います。

      • Systemwalker for Oracle Communicator

    3. Oracle環境情報の更新を行います

      [Oracle環境情報設定]画面で内容を確認し、[更新]を行ってください。
      Oracle環境情報の設定については“6.2 Oracle環境情報の設定”を参照してください。

    4. Oracle状態監視の条件の更新を行います

      [Oracle状態監視設定]画面から[スケジュール設定]画面を表示し、内容を確認した後、[格納]ボタンを選択してください。
      Oracle状態監視の条件設定については“6.3 Oracle状態監視の条件設定”を参照してください。

    5. ポリシーの配付を実行します

      Systemwalkerコンソールからポリシー配付を実行してください。

    6. Systemwalker for Oracleのサービスを確認します

      運用管理サーバにインストールされているOracleを監視する場合、以下のサービスが起動されているか確認してください。停止している場合は起動してください。
      サービスの確認および停止は、Windowsの[サービス]画面で行います。

      • Systemwalker for Oracle Monitor

    注意

    ポリシーの移行コマンドを実行しない場合の制限事項

    ポリシーの移行コマンドを実行していない場合は、以下の点が制限となります。

    • 監視対象のサーバ内にある複数のOracleに対して、「Oracle環境情報」を設定することはできません。

    • Alertログファイル格納先(ALERT_DIR)は省略できません。