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Systemwalker for Oracle 導入ガイド
FUJITSU Software

5.2.1 Webサーバの定義

次のいずれかのWebサーバの定義を実施してください。

Microsoft(R) Internet Information Servicesの環境定義方法を説明します。
設定操作を行う前にMicrosoft(R) Internet Information Servicesがインストール済でかつ、既定のWebサイトが起動していることを確認してください。


注意

Microsoft(R) Internet Information Services 7.0/7.5(IIS7)およびMicrosoft(R) Internet Information Services 8.0(IIS8)は、機能モジュール単位でインストールが可能なため、Webサーバの定義に必要な機能を選択してインストールする必要があります。
Systemwalker for Oracle をIIS7/IIS8環境で動作させるためには、IIS7/IIS8の以下の機能が必要となります。

  • HTTP基本機能

    静的なコンテンツ

  • アプリケーション開発

    CGI

  • 管理ツール

    IIS管理コンソール

また、Windows認証を行う場合、以下の機能も必要となります。

  • セキュリティ

    Windows認証

  1. Systemwalker for OracleのCGI起動用のユーザを作成します

    [コンピュータの管理]画面を起動し、Systemwalker for OracleのCGI起動用のユーザを作成してください。

    注意

    セキュリティの強化を考慮して、パスワードを無期限としないことを推奨します。


  2. 作成したユーザに対してDmAdminグループ権限を追加します

    作成したユーザに対してDmAdminグループ権限を追加する手順を説明します。

    1. Systemwalkerコンソールの[ポリシー]メニューから[セキュリティ]-[利用者のアクセス権設定]を選択し、[ロール一覧]画面を表示します。Systemwalker Centric ManagerのバージョンがV13.2.0以前の場合、[ポリシー]メニューから[ポリシーの定義]-[利用者のアクセス権設定]を選択し、[ロール一覧]画面を表示します。

    2. ロール名一覧から「DmAdmin」を選択し、[プロパティ]ボタンをクリックし、[ロール情報]画面を表示します。

    3. [ロール情報]画面のユーザID一覧から「1.Systemwalker for OracleのCGI起動用のユーザを作成します」で作成したユーザを選択し、[追加]ボタンをクリックします。

    4. [ロール情報]画面で[OK]ボタンをクリックし、[ロール一覧]画面を表示します。

    5. [ロール一覧]画面で[閉じる]ボタンをクリックします。


    参照

    DmAdminグループ権限の追加について

    DmAdminグループ権限の追加の詳細については、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”-“画面のアクセス権を定義する”を参照してください。


  3. 仮想ディレクトリの確認を行います

    [インターネット インフォメーションサービス (IIS) マネージャ]コンソールを起動し、[Default Web Site]に以下の仮想ディレクトリが作成されていることを確認します。

    • cgi-bin-sfo

    • swfo-html

    • swfo-img

    【IIS6の場合】

    [Webサービス拡張]に以下のWebサービス拡張が作成されていることを確認します。

    • swfo-cgi

    注意

    • 仮想ディレクトリが作成されていない場合、[インターネット インフォメーションサービス (IIS) マネージャ]コンソールを終了させた後、以下のコマンドを実行してください。コマンドは、Administratorsグループに属するユーザで実行する必要があります。

      mporiisset.exe -s <ENTER>

      実行後、[インターネット インフォメーションサービス (IIS) マネージャ]コンソールを再度開き、仮想ディレクトリおよびWebサービス拡張が作成されていることを確認してください。

    • 【IIS6の場合】

      Webサービス拡張が作成されていない場合、[インターネットインフォメーションサービス (IIS) マネージャ]コンソールを終了させた後、以下のコマンドを実行してください。コマンドは、Administratorsグループに属するユーザで実行する必要があります。

      mporiisext.bat -s <ENTER>

      実行後、[インターネットインフォメーションサービス (IIS) マネージャ]コンソールを再度開き、Webサービス拡張が作成されていることを確認してください。

    参照

    仮想ディレクトリの作成は手動で行うこともできます。
    手動で行う場合、“G.1 仮想ディレクトリの手動設定と削除【Windows版】”を参照してください。


  4. 仮想ディレクトリのセキュリティ設定を行います。

    [インターネット インフォメーションサービス (IIS) マネージャ]コンソールを起動し、[Default Web Site]内のcgi-bin-sfo 仮想ディレクトリに対して、以下の作業を実施してください。

    IIS6の場合】

    1. 仮想ディレクトリを選択し、[操作]-[プロパティ]を選択し、仮想ディレクトリのプロパティ画面を表示します。

    2. [ディレクトリセキュリティ]タブを選択します。

    3. [認証とアクセス制御]内の[編集]ボタンをクリックし、[認証方法]画面を表示します。

      Web画面表示時にユーザ名およびパスワードを要求する場合>

          [統合 Windows 認証]のみを選択し、[OK]ボタンをクリックしてください。

      Web画面表示時にユーザ名およびパスワードを要求しない場合>

          [匿名アクセスを有効にする]を選択し、[ユーザー名]および「パスワード」に「1.SystemWalker for OracleのCGI起動用のユーザを作成します」で作成したユーザ名およびパスワードを指定してください。

    4. Webサーバに対する定義を実施した後、定義を有効とするためにIIS Admin Serviceおよび関連のサービスを再起動します。
      このとき、関連するサービスの再起動を促す[別のサービスの再起動]メッセージが表示された場合、[はい]ボタンをクリックし、再起動を行ってください。

    IIS7/IIS8の場合】

    Web画面表示時にユーザ名およびパスワードを要求する場合>

    1. 仮想ディレクトリを選択した後、[認証]を選択します。

    2. [名前]がWindows認証の項目を選択した後、状態を有効にします。
      [名前]が匿名認証の項目の状態が有効である場合、無効にします。

    3. Webサーバに対する定義を変更した後、定義を有効とするためにWorld Wide Web Publishing Serviceを再起動します。

    Web画面表示時にユーザ名およびパスワードを要求しない場合>

    1. 仮想ディレクトリを選択した後、[認証]を選択します。

    2. [名前]が匿名認証の項目を選択した後、コンテキストメニューを表示し、[編集]を選択します。

    3. [特定のユーザ]をチェックし、[設定]ボタン選択し、[ユーザ名]および「パスワード」に「1.SystemWalker for OracleのCGI起動用のユーザを作成します」で作成したユーザ名およびパスワードを指定してください。

    4. Webサーバに対する定義を変更した後、定義を有効とするためにWorld Wide Web Publishing Serviceを再起動します。


5.2.1.1 Systemwalker for OracleのCGI実行時のユーザ認証について

「認証方法」で「匿名アクセスを許可しない」設定となっている場合、Systemwalker for OracleのCGIが実行されるとユーザ認証画面が表示されます。
Systemwalker for OracleのCGIを実行する場合は各Webサーバの定義「1. Systemwalker for OracleのCGI起動用のユーザを作成します」で作成したユーザのユーザ名とパスワードを入力してください。