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Systemwalker for Oracle 導入ガイド
FUJITSU Software

9.5.1 インストールレス型エージェント監視から、エージェントを導入した監視に移行する場合

インストールレス型エージェント監視からSystemwalker for Oracle エージェントを導入した監視に移行する場合は、以下の手順で設定します。


  1. ポリシー(Oracle環境情報およびOracle状態監視の条件設定)退避します

    インストールレス型エージェント監視のポリシー(Oracle環境情報‐およびOracle状態監視の条件設定)を退避します。

    運用管理サーバ上で以下の作業を行ってください。

    1. インストールレス型エージェント監視Oracle環境情報参照コマンドを実行し、実行結果をテキストファイルに出力します。

    2. インストールレス型エージェント監視Oracle状態監視参照コマンドを実行し、実行結果をテキストファイルに出力します。

    コマンドの詳細は、“Systemwalker for Oracle運用ガイド”-“mporaenvdspals(インストールレス型エージェント監視Oracle環境情報参照コマンド)”および“mporcnddspals(インストールレス型エージェント監視Oracle状態監視参照コマンド)”を参照してください。


  2. 拡張監視定義ファイルを退避します

    拡張監視機能を使用している場合、運用管理サーバ上で各拡張監視定義ファイルを退避します。

    • キーワード指定パターン定義ファイルを退避する場合

      インストールレス型エージェント監視でアラートログ監視のキーワード指定監視を使用している場合、キーワード指定パターン定義ファイルを退避します。
      キーワード指定ファイルの作成先は、“7.1.2 キーワード指定パターン定義ファイルの作成”の“キーワード指定パターン定義ファイルの作成先”を参照してください。

    • オブジェクト定義ファイルを退避する場合

      インストールレス型エージェント監視で被監視システムに対してOracle状態監視のオブジェクト指定監視を使用している場合、オブジェクト定義ファイルを退避します。
      オブジェクト定義ファイルは、インストールレス型エージェント監視オブジェクト指定コマンドのオブジェクト指定の内容を表示(-vオプション)することで作成可能です。
      詳細は、“Systemwalker for Oracle運用ガイド”-“mporsetobjals(インストールレス型エージェント監視オブジェクト指定コマンド)”を参照してください。


  3. 対象となる被監視システムのOracle監視機能の定義を削除します

    運用管理サーバ上で、被監視システムのOracle監視機能の定義を削除します。
    詳細は、“6.4.1.2 Oracle監視機能の定義を削除する”を参照してください。


  4. ポリシーを配付します

    インストールレス型エージェント監視で、対象の被監視システムの監視を解除するために、ポリシーを配付します。
    Systemwalkerコンソールのメニュー[ポリシー]-[監視]-[ポリシーの配付]を選択します。


  5. Systemwalker Centric Managerを移行します

    詳細は、“Systemwalker Centric Manager導入手引書”-“業務サーバの監視方法を変更する”を参照してください。



  1. 被監視システムにSystemwalker for Oracleエージェントを導入します

    被監視システムにSystemwalker for Oracleエージェントをインストールし、業務サーバおよび部門管理サーバでの環境設定を行います。

    なお、Systemwalker for OracleエージェントはSystemwalker Centric Managerのインストール後に導入します。


  2. ポリシー(Oracle環境情報およびOracle状態監視の条件設定)エージェントを導入した監視用に移行します

    インストールレス型エージェント監視のポリシー(Oracle環境情報‐およびOracle状態監視の条件設定)をエージェントを導入した監視用に移行します。

    運用管理サーバ上で、以下の作業を行ってください。

    1. 変更前に行った「1. ポリシー(Oracle環境情報およびOracle状態監視の条件設定)を退避します」のa.で出力したテキストファイルを元に、Oracle環境情報定義ファイルを作成します。

    2. Oracle環境情報設定コマンドを実行します。

    3. 変更前に行った「1. ポリシー(Oracle環境情報およびOracle状態監視の条件設定)を退避します」のb.で出力したテキストファイルを元に、Oracle状態監視定義ファイルを作成します。

    4. Oracle状態監視設定コマンドを実行します。

    定義ファイルの詳細は“6.2.3.1 Oracle環境情報定義ファイルについて”および“6.3.2.1 Oracle状態監視定義ファイルについて”を参照してください。
    コマンドの詳細は、“Systemwalker for Oracle運用ガイド”-“mporaenvset(Oracle環境情報設定コマンド)”および“mporcndset(Oracle状態監視設定コマンド)”を参照してください。


  3. 拡張監視機能の設定を行います

    拡張監視機能を使用する場合、1.でエージェントを導入した業務サーバおよび部門管理サーバ上で拡張監視機能の設定を実施します。

    • キーワード指定監視の設定を行う場合

      変更前に行った「2. 拡張監視定義ファイルを退避します」で退避したキーワード指定パターン定義ファイルを業務サーバおよび部門管理サーバ上に複写します。
      “Systemwalker for Oracle導入ガイド”-“定義ファイルのリストア”を参照してください。
      なお、運用管理サーバと業務サーバおよび部門管理サーバのコード系が異なる場合、業務サーバおよび部門管理サーバのコード系に変換してから複写してください。
      運用管理サーバがUNIX系サーバ、業務サーバおよび部門管理サーバがWindowsサーバの場合、改行コードを「LF」から「CR+LF」に変換してください。また、運用管理サーバがWindowsサーバ、業務サーバおよび部門管理サーバがUNIX系サーバの場合、改行コードを「CR+LF」から「LF」に変換してください。

    • オブジェクト指定の設定を行う場合

      変更前に行った「2. 拡張監視定義ファイルを退避します」で退避したオブジェクト定義ファイルを使って、業務サーバおよび部門管理サーバ上でオブジェクト指定監視の設定を行います。オブジェクト指定監視の設定には、オブジェクト指定コマンドを実行します。
      運用管理サーバと業務サーバおよび部門管理サーバのコード系が異なる場合、オブジェクト定義ファイルは、業務サーバおよび部門管理サーバのコード系に変換してから使用してください。
      運用管理サーバがUNIX系サーバ、業務サーバおよび部門管理サーバがWindowsサーバの場合、改行コードを「LF」から「CR+LF」に変換してください。また、運用管理サーバがWindowsサーバ、業務サーバおよび部門管理サーバがUNIX系サーバの場合、改行コードを「CR+LF」から「LF」に変換してください。
      オブジェクト指定コマンドの詳細は、“Systemwalker for Oracle運用ガイド”-“mporsetobj(オブジェクト指定コマンド)”を参照してください。


  4. リシーを再配付します

    監視処理を開始するために1.でエージェントを導入したサーバにポリシーを配付します。

    Systemwalkerコンソールのメニュー[ポリシー]-[監視]-[ポリシーの配付]を選択します。