アラートログ監視機能で、監視対象とするキーワードを指定する外部ファイルを「キーワード指定パターン定義ファイル」とよびます。
「キーワード指定パターン定義ファイル」の作成は、初回のみ必要な手順です。
インストール直後は「キーワード指定パターン定義ファイル」は存在しません。サンプルファイルを複写して「キーワード指定パターン定義ファイル」を作成してください。
「キーワード指定パターン定義ファイル」が作成済みである場合、本作業を実施する必要はありません。
キーワード指定監視の監視条件設定は、“7.1.3 キーワード指定パターン定義ファイルの修正”の手順を実施してください。
キーワード指定パターン定義ファイルの作成先や実行環境は監視対象となるサーバの導入形態によって異なります。
キーワード指定パターン定義ファイルの作成先
エージェントを導入しているサーバ上で作成します。
エージェントを導入しているサーバが、クラスタ環境で運用されている場合、各ノードで作成してください。
【UNIX版】
/opt/FJSVmpor/usr/custom/logdef.txt |
【Windows版】
(Systemwalkerインストールフォルダ)\MpWalker.or\usr\custom\logdef.txt |
インストールレス型エージェント監視を使用して監視する場合、運用管理サーバ上で作成します。
運用管理サーバがクラスタ環境で運用されている場合、運用系ノードで作成してください。
【UNIX版】
/opt/FJSVmpor/als/usr/custom/logdef.txt |
【Windows版】
(INFDIR)\als\usr\custom\logdef.txt |
インストールレス型エージェント監視環境設定コマンドで指定した情報資源格納先ディレクトリ
インストールレス型エージェント監視環境設定コマンドの詳細は、“運用ガイド”-“mporalssetup(インストールレス型エージェント監視環境設定コマンド)”を参照してください。
例
以下は、エージェントを導入している場合の例です。
【UNIX版】
#cp -p /opt/FJSVmpor/sample/logdef.sam /opt/FJSVmpor/usr/custom/logdef.txt <ENTER> |
【Windows版】
copy (Systemwalkerインストールフォルダ)\MpWalker.or\sample\logdef.sam (Systemwalkerインストールフォルダ)\MpWalker.or\usr\custom\logdef.txt /y <ENTER> |
注意
キーワード指定パターン定義ファイルの作成時の注意事項
サンプルファイル(logdef.sam)は、削除しないでください。
サンプルファイルは、以下のコード系で作成されています。
「ASCIIコード」
【UNIX版】
キーワード指定パターン定義ファイルの属性、権限、およびオーナー情報は、サンプルファイルと同じにしてください。
キーワード指定パターン定義ファイルを修正する場合は、スーパーユーザで実行する必要があります。
【Windows版】
キーワード指定パターン定義ファイルの属性およびアクセス権は、サンプルファイルと同じにしてください。
キーワード指定パターン定義ファイルを修正する場合は、Administratorsグループに属するユーザで実行する必要があります。