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ETERNUS SF Storage Cruiser 15.3 運用ガイド
ETERNUS

9.1.2 運用環境の変更


9.1.2.1 運用管理サーバのIPアドレスの変更

運用管理サーバのIPアドレスを変更する手順は、以下のとおりです。

  1. 運用管理サーバで、システムのIPアドレスを変更します。

  2. 運用管理サーバを再起動します。

ポイント

  • 運用管理サーバをクラスタ環境で運用している場合は、『ETERNUS SF クラスタ適用ガイド』の「運用管理サーバ業務のIPアドレスの変更」を参照してください。

  • 装置の障害をSNMPトラップで監視している場合は、各装置のSNMPトラップの送信先を変更する必要があります。SNMPトラップ送信先IPアドレス変更コマンドを実行してください。SNMPトラップ送信先IPアドレス変更コマンドの詳細は、「第11章 コマンドリファレンス」を参照してください。


9.1.2.2 サーバノード(ホスト)のIPアドレスの変更

サーバノードのIPアドレスを変更する手順は、以下のとおりです。

9.1.2.3 運用管理サーバのサーバ名の変更

作業はありません。


9.1.2.4 サーバノード(ホスト)のサーバノード(ホスト)名の変更

サーバノードのサーバノード名を変更する手順は、以下のとおりです。


9.1.2.5 サポート装置のIPアドレスまたはSNMPコミュニティ名の変更

本製品に登録されているサポートレベル(A および B)装置のIPアドレス、または SNMP コミュニティ名を変更する場合、次の手順を実施してください。


IPアドレスを変更する場合

装置がETERNUS ディスクアレイの場合、装置側でIPアドレスを変更後、Webコンソールで当該装置のIPアドレスを変更します。装置がETERNUS ディスクアレイ以外の場合、装置側でIPアドレスを変更後、Webコンソールで当該装置を一旦削除し、変更後のIPアドレスを使用して登録します。

注意

  • 性能管理を実施している装置のIPアドレスを変更する場合は、以下の手順により、新しいIPアドレスを反映させてください。手順の詳細は「7.2.9 構成情報の更新」を参照してください。

    1. 性能監視の設定内容を記録する

    2. 閾値監視の設定内容を記録する(閾値監視を実施している場合)

    3. 閾値監視を停止する(閾値監視を実施している場合)

    4. 性能監視を停止する

    5. Webコンソールで当該装置のIPアドレスを変更する

    6. A.10 構成情報設定ファイル説明」を参照し、ファイル名を変更する(ファイバーチャネルスイッチの構成情報をカスタマイズしている場合)

    7. 構成情報ファイルを作成する

    8. 手順1で記録した設定内容を基に、性能監視を開始する

    9. 手順2で記録した設定内容を基に、閾値監視を開始する(閾値監視を実施している場合)

  • 装置管理ソフトウェア呼出し情報にIPアドレスが含まれる場合、その情報も合わせて変更してください。

ポイント

装置のSNMPコミュニティ名 public 以外場合

新しいIPアドレスで装置検出を実施する前に、「A.2 sanma.conf パラメーター説明」の SNMP_COMMUNITY_NAME_FOR_IPを確認し、SNMPコミュニティ名を新しいIPアドレスに設定し、さらに、設定ファイルの反映を実施してください。


SNMP コミュニティ名を変更する場合

  1. 各対象装置のコミュニティ名設定

    各対象装置のコミュニティ名は、「第4章 環境構築」を参照してください。

  2. 運用管理サーバの設定

    装置がETERNUS ディスクアレイの場合、Webコンソールで当該装置のSNMPコミュニティ名を変更します。装置がETERNUS ディスクアレイ以外の場合、Webコンソールで当該装置を一旦削除し、変更後のSNMPコミュニティ名を使用して登録します。

注意

Linux版マネージャーでは、SNMPトラップのコミュニティ名を変更する場合、「A.11 snmptrapd.confファイル説明」を参照して、snmptrapd.confも設定変更してください。


9.1.2.6 クラスタシステム運用の変更(ノード名引き継ぎ)

クラスタシステムを運用している環境では引き継ぎネットワークの設定にノード名引き継ぎを使用する場合があります。ノード名引き継ぎの設定は、サーバノードのサーバノード名に影響を与えます。

ノード名引き継ぎの設定によってサーバノード名を変更する場合は、「9.1.2.4 サーバノード(ホスト)のサーバノード(ホスト)名の変更」を参照してください。


9.1.2.7 サポート装置の構成変更

サポート装置でのファームウェアの更新、ハード増減設、またはサポート装置内の構成(ディスクアレイの場合、RAID Group や LogicalVolume など)の追加・削除・変更を行った場合は、以下の対処を実施してください。

9.1.2.8 サポート装置のパスワード変更

本製品に登録している以下の装置のパスワードを変更する場合、次の手順を実施してください。

対象装置

対処方法

SN200(Brocade)ファイバーチャネルスイッチ
PRIMERGY ファイバーチャネルスイッチブレード

4.2.1.1 設定」の「ファイバーチャネルスイッチ制御用ユーザー名とパスワード」を参照して、本製品の登録情報を変更してください。

Brocade VDX series
PRIMERGY コンバージドスイッチブレード

4.2.3.1 設定」の「ファイバーチャネルスイッチ制御用ユーザー名とパスワード」を参照して、本製品の登録情報を変更してください。

VMware Infrastructure 3 Version 3.5 以降
VMware vSphere 4 以降
VMware ESXi 3.5 以降

4.1.8.2 VMware Infrastructure 3 Version 3.5以降、VMware vSphere 4以降、またはVMware ESXi 3.5以降」の「環境の変更」の「ユーザー名とパスワード」を参照して、本製品の登録情報を変更してください。

ETERNUS DX series
ETERNUS2000
ETERNUS4000
ETERNUS8000

Webコンソールで装置管理用のアカウント情報を変更してください。

上表以外の装置は、パスワード変更による本製品の対処は不要です。