運用管理サーバのIPアドレスを変更する手順は、以下のとおりです。
運用管理サーバで、システムのIPアドレスを変更します。
運用管理サーバを再起動します。
ポイント
運用管理サーバをクラスタ環境で運用している場合は、『ETERNUS SF クラスタ適用ガイド』の「運用管理サーバ業務のIPアドレスの変更」を参照してください。
装置の障害をSNMPトラップで監視している場合は、各装置のSNMPトラップの送信先を変更する必要があります。SNMPトラップ送信先IPアドレス変更コマンドを実行してください。SNMPトラップ送信先IPアドレス変更コマンドの詳細は、「第11章 コマンドリファレンス」を参照してください。
サーバノードのIPアドレスを変更する手順は、以下のとおりです。
エージェントをインストールしているサーバノードのIPアドレスの変更
WebコンソールでIPアドレスを変更するサーバノードの装置を削除(アクセスパス削除なし)します。
サーバノードで、システムのIPアドレスを変更します。
サーバノードで、サーバノードエージェントを停止します。
サーバノードで、エージェント情報変更コマンドを実行してサーバノードエージェントの起動IPを変更します。エージェント情報変更コマンドは、「第11章 コマンドリファレンス」を参照してください。
サーバノードで、サーバノードエージェントを再起動します。
Webコンソールで、新IPアドレスでサーバ登録を行います。
エージェントをインストールしていないVMホストのIPアドレスの変更
Webコンソールで、IPアドレスを変更するVMホストを装置削除(アクセスパス削除なし)します。
VMホストのIPアドレスを変更します。
Webコンソールで、新IPアドレスでサーバ登録を行います。
エージェントをインストールしていないゲストOSのIPアドレスの変更
ゲストOSのIPアドレスを変更します。
VMゲストおよびVMホストについて、Webコンソールで「設定の再読み込み」を行います。
作業はありません。
サーバノードのサーバノード名を変更する手順は、以下のとおりです。
エージェントをインストールしているサーバノードのサーバノード名の変更
Webコンソールで、サーバノード名を変更するサーバノードの装置を削除(アクセスパス削除なし)します。
サーバノードで、サーバノード名を変更します。
サーバノードで、サーバノードエージェントを停止します。
サーバノードで、エージェント情報変更コマンドを実行してサーバノードエージェントの設定を変更します。エージェント情報変更コマンドは、「第11章 コマンドリファレンス」を参照してください。
サーバノードで、サーバノードエージェントを再起動します。
Webコンソールで、サーバノードについてサーバ登録を行います。
エージェントをインストールしていないVMホストのホスト名の変更
Webコンソールで、ホスト名を変更するVMホストを装置削除(アクセスパス変更削除)します。
VMホストのホスト名を変更します。
Webコンソールで、VMホストについてサーバ登録を行います。
エージェントをインストールしていないVMゲストの仮想マシン名またはゲストOSのホスト名の変更
VMゲストの仮想マシン名またはゲストOSのホスト名を変更します。
VMゲストおよびVMホストについて、Webコンソールで、「設定の再読み込み」を行います。
本製品に登録されているサポートレベル(A および B)装置のIPアドレス、または SNMP コミュニティ名を変更する場合、次の手順を実施してください。
IPアドレスを変更する場合
装置がETERNUS ディスクアレイの場合、装置側でIPアドレスを変更後、Webコンソールで当該装置のIPアドレスを変更します。装置がETERNUS ディスクアレイ以外の場合、装置側でIPアドレスを変更後、Webコンソールで当該装置を一旦削除し、変更後のIPアドレスを使用して登録します。
注意
性能管理を実施している装置のIPアドレスを変更する場合は、以下の手順により、新しいIPアドレスを反映させてください。手順の詳細は「7.2.9 構成情報の更新」を参照してください。
性能監視の設定内容を記録する
閾値監視の設定内容を記録する(閾値監視を実施している場合)
閾値監視を停止する(閾値監視を実施している場合)
性能監視を停止する
Webコンソールで当該装置のIPアドレスを変更する
「A.10 構成情報設定ファイル説明」を参照し、ファイル名を変更する(ファイバーチャネルスイッチの構成情報をカスタマイズしている場合)
構成情報ファイルを作成する
手順1で記録した設定内容を基に、性能監視を開始する
手順2で記録した設定内容を基に、閾値監視を開始する(閾値監視を実施している場合)
装置管理ソフトウェア呼出し情報にIPアドレスが含まれる場合、その情報も合わせて変更してください。
ポイント
装置のSNMPコミュニティ名が public 以外の場合
新しいIPアドレスで装置検出を実施する前に、「A.2 sanma.conf パラメーター説明」の SNMP_COMMUNITY_NAME_FOR_IPを確認し、SNMPコミュニティ名を新しいIPアドレスに設定し、さらに、設定ファイルの反映を実施してください。
SNMP コミュニティ名を変更する場合
各対象装置のコミュニティ名設定
各対象装置のコミュニティ名は、「第4章 環境構築」を参照してください。
運用管理サーバの設定
装置がETERNUS ディスクアレイの場合、Webコンソールで当該装置のSNMPコミュニティ名を変更します。装置がETERNUS ディスクアレイ以外の場合、Webコンソールで当該装置を一旦削除し、変更後のSNMPコミュニティ名を使用して登録します。
注意
Linux版マネージャーでは、SNMPトラップのコミュニティ名を変更する場合、「A.11 snmptrapd.confファイル説明」を参照して、snmptrapd.confも設定変更してください。
クラスタシステムを運用している環境では引き継ぎネットワークの設定にノード名引き継ぎを使用する場合があります。ノード名引き継ぎの設定は、サーバノードのサーバノード名に影響を与えます。
ノード名引き継ぎの設定によってサーバノード名を変更する場合は、「9.1.2.4 サーバノード(ホスト)のサーバノード(ホスト)名の変更」を参照してください。
サポート装置でのファームウェアの更新、ハード増減設、またはサポート装置内の構成(ディスクアレイの場合、RAID Group や LogicalVolume など)の追加・削除・変更を行った場合は、以下の対処を実施してください。
当該装置について[設定の再読み込み]を実行し、対象装置の情報を更新する。
「7.2.9 構成情報の更新」を参照して、性能管理機能の構成情報を更新する。(性能管理機能の利用時だけ)
本製品に登録している以下の装置のパスワードを変更する場合、次の手順を実施してください。
対象装置 | 対処方法 |
---|---|
SN200(Brocade)ファイバーチャネルスイッチ | 「4.2.1.1 設定」の「ファイバーチャネルスイッチ制御用ユーザー名とパスワード」を参照して、本製品の登録情報を変更してください。 |
Brocade VDX series | 「4.2.3.1 設定」の「ファイバーチャネルスイッチ制御用ユーザー名とパスワード」を参照して、本製品の登録情報を変更してください。 |
VMware Infrastructure 3 Version 3.5 以降 | 「4.1.8.2 VMware Infrastructure 3 Version 3.5以降、VMware vSphere 4以降、またはVMware ESXi 3.5以降」の「環境の変更」の「ユーザー名とパスワード」を参照して、本製品の登録情報を変更してください。 |
ETERNUS DX series | Webコンソールで装置管理用のアカウント情報を変更してください。 |
上表以外の装置は、パスワード変更による本製品の対処は不要です。