本設定ファイルを編集することで、性能管理機能上での対象装置の構成情報をカスタマイズ可能となります。
カスタマイズ可能である装置は以下のとおりです。
性能監視をサポートしているファイバーチャネルスイッチおよびファイバーチャネルスイッチブレード
(ETERNUS SN200 MDS series除く)
設定ファイルの反映方法
設定ファイルを変更した場合、対象装置の性能監視を開始するか、マネージャーを再起動してください。
当設定ファイルの内容が本製品に反映されます。
カスタマイズ
注意
カスタマイズした内容をデフォルトの内容に戻す場合、装置構成情報を更新する必要があります。
更新の手順は、「7.2.9 構成情報の更新」を参照してください。
構成情報設定ファイルは、構成情報を変更したい装置ごとに作成する必要があります。
マネージャーのOS種別 | 絶対パス名 |
---|---|
Windows | $ENV_DIR\ESC\Manager\etc\opt\FJSVssmgr\current\perfconf\IPアドレス.xml |
Solaris OS | /etc/opt/FJSVssmgr/current/perfconf/IPアドレス.xml |
ファイル名は、以下を指定してください。
装置に設定されているIPアドレス | ファイル名 |
---|---|
IPv4アドレス | 装置に設定されているIPアドレスの"."を"_"に置き換えたものです。 |
IPv6アドレス | [FCスイッチ一覧]に表示されるIPアドレスの":"を"_"に置き換えたものです。 [FCスイッチ一覧]を表示する手順は、『ETERNUS SF Webコンソール説明書』の「FCスイッチ一覧の表示」を参照してください。 |
例
IPv4アドレスが”10.20.30.40”の場合
10_20_30_40.xml
[FCスイッチ一覧]に表示されたIPv6アドレスが”2001:0:0:1::1”の場合
2001_0_0_1__1.xml
ポートの番号をプロパティ名(port-baud-rate-X)のXの部分に指定します。
ポートの転送レートを、0 ~ 25(単位:Gbps)の範囲で指定します。
注意
転送レートが0に設定されたポートの性能監視・閾値監視は利用できません。
転送レートが0に設定されたポートのグラフ表示機能は利用できません。
転送レートが0に設定されている期間の性能値をグラフ表示した場合、性能値は0で表示されます。
指定された転送レートが、指定可能な転送レートの範囲外の場合、以下のように設定されます。
転送レート | 説明 |
---|---|
0より小さい場合 | 0Gbpsとして設定されます。 |
25より大きい場合 | 25Gbpsとして設定されます。 |
例
ポート1と2の転送レートを8Gbpsに設定する場合
port-baud-rate-1=8 port-baud-rate-2=8
ポイント
ファイバーチャネルスイッチのVEポートの最大転送レートは、デフォルト1Gbpsで設定されています。
FCIPトランキング機能、またはFCIPデータ圧縮機能を有効にし、VEポートに対して1Gbps以上の転送量が発生する場合、VEポートの転送レートを変更してください。
また、設定する転送レートは以下の式を基に算出します。
転送レート = VEポートに設定した圧縮率 * VEポートに設定した帯域総数
例
VEポートの転送レートの算出方法
以下の環境の場合
圧縮率 (4:1)
0.5Gbpsの帯域のFCIPサーキットをVEポートに4本設定する
転送レート = 圧縮率(4:1) * 帯域総数(0.5Gbps * 4本) = 4 * (0.5 * 4) = 8(Gbps)