本設定ファイルを編集することでポーリングサービスにおけるデフォルト動作をカスタマイズできます。本ファイルはXMLで記述されています。
設定ファイルの反映方法
設定ファイルを変更した場合、Webコンソールで設定ファイルの更新を実施するか、マネージャーを再起動してください。当設定ファイルの内容が本製品に反映されます。
カスタマイズ
注意
本設定ファイルは指定する項目がない場合でもファイル自体を削除しないでください。
ポーリングサービス設定ファイルをカスタマイズする場合は、カスタマイズディレクトリ内の設定ファイルを編集するようにし、インストールディレクトリ内の設定ファイルは編集しないでください。
ポーリングサービス設定ファイルは、マネージャーのインストール時、アップグレード時に以下のディレクトリに格納されます。
マネージャーのOS種別 | 絶対パス名 |
---|---|
Windows | $INS_DIR\ESC\Manager\opt\FJSVssmgr\lib\polling\pollingService.xml |
Solaris OS、 | /opt/FJSVssmgr/lib/polling/pollingService.xml |
ポーリングサービス設定ファイルをカスタマイズする際は、上記ディレクトリに存在するポーリングサービス設定ファイルを以下のカスタマイズディレクトリにコピーし、コピーしたファイルを編集してください。
マネージャーのOS種別 | 絶対パス名(カスタマイズ用) |
---|---|
Windows | $ENV_DIR\ESC\Manager\etc\opt\FJSVssmgr\current\polling\pollingService.xml |
Solaris OS、 | /etc/opt/FJSVssmgr/current/polling/pollingService.xml |
マネージャーは、カスタマイズディレクトリ内のポーリングサービス設定ファイルが存在すれば、その設定ファイルに従って動作し、設定ファイルが存在しなければ、インストールディレクトリ内のデフォルトの設定ファイルに従って動作します。
項目 | 内容 |
---|---|
ポーリングの間隔 | ポーリングの動作間隔を指定(停止も含む) |
ポーリングの実行時間指定 | ポーリングの実行時間を指定 |
タグのノード階層は以下のようになります。
属性名 | 内容 |
---|---|
interval | ポーリングの間隔を秒単位で設定(10進数) 間隔の最小値は30秒であり、30秒未満を指定した場合でも30秒として動作する。 最大値は9223372036854775秒であり、9223372036854775秒以上を指定した場合でも9223372036854775秒として動作する。 0秒の場合、ポーリングサービスは実行されない。 「interval」「exectime」属性が両方存在した場合は、「interval」が優先される。 |
exectime | ポーリングの実行時間を時間(hh):分(mm):秒(ss)《例:21:15:00》のフォーマットで指定。 時間(hh)は0~23まで指定可能。分(mm)は0~59まで指定可能。秒(ss)は0~59まで指定可能。 「interval」「exectime」属性が両方存在した場合は、「interval」が優先される。 |
paramタグには設定できる属性はありません。
以下は、各値を指定しない場合のデフォルト値です。
ポーリングの間隔:3600秒
ポーリングの実行時間指定:01:00:00
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?> <PollingControl name="Default” ver="1.0"> <Request name="WatchAlarm" className="com.fujitsu.storagesoft.services.polling.method.WatchPoolAlarm" interval="3600"> <param key="Warning" value="pool status changed: Warning" /> <param key="Caution" value="pool status changed: Caution" /> <param key="Normal" value="pool status changed: Normal" /> <Request name="WatchCapacity" className="com.fujitsu.storagesoft.services.polling.method.WatchPoolCapacity" exectime="01:00:00" /> </PollingControl>
例
Thin Provisioning Poolの閾値監視間隔の変更方法
Thin Provisioning Poolの閾値監視間隔を変更する場合は、下記の箇所を変更してください。
name属性が"WatchAlarm"のRequestタグについてinterval属性を変更してください。単位は秒で指定します。30分間隔に変更する場合にはinterval属性を"1800"に変更します。
<Request name="WatchAlarm" className="com.fujitsu.storagesoft.services.polling.method.WatchPoolAlarm" interval="1800">
例
Thin Provisioning Poolの容量情報取得時刻の変更方法
Thin Provisioning Poolの容量情報取得時刻を変更する場合は、下記の箇所を変更してください。
name属性が"WatchCapacity"のRequestタグについてexectime属性を変更してください。値は時間(hh):分(mm):秒(ss)で指定します。12時00分に変更する場合にはexectime属性を"12:00:00"に変更します。
<Request name="WatchCapacity" className="com.fujitsu.storagesoft.services.polling.method.WatchPoolCapacity" exectime="12:00:00" />