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ETERNUS SF Storage Cruiser 15.3 運用ガイド
ETERNUS

5.2.1 装置の検索

本製品で装置を管理する場合、はじめに装置を検出する必要があります。装置の検出方法には、以下の2つがあります。

参考

  • 以下の装置は、装置検出時に自動的に装置の追加が行われます。

    • ETERNUS SF Storage Cruiserエージェント、SSC エージェント

    • 以下環境の、VMホストとVMゲスト

      • VMware Infrastructure 3 Version 3.5 以降

      • VMware vSphere 4 以降

      • VMware ESXi 3.5 以降

  • サーバノード(ホスト)を検出した場合でも、ホスト名が解決できないことがあります。
    このときは、“IP-IPアドレス”の形式でホスト名が表示されます。

  • 検索対象のサーバにIPv6アドレスが存在する場合でも、以下に示すエージェントはIPv4アドレスでの検索だけをサポートします。

    • IPv6アドレスをサポートしないETERNUS SF Storage Cruiserエージェント

    • SSC エージェント

サブネット内の装置の自動検出

サブネット内の装置の自動検出には以下の方法があります。

  • 対象のサブネットをWebコンソール画面で指定する。

  • 対象のサブネットを設定ファイル(sanma.conf)に指定する。

サブネット内の装置の検出により、マネージャーでサポートしている自動検出対応装置を画面に表示します。内部的に、SNMP によるブロードキャスト処理を実施し、本製品でサポートしている装置について自動表示します。

IPv6アドレスの装置は検出対象外です。IPv6アドレスで登録している装置が存在する場合、本機能は実施できません。IPv6アドレスの装置を管理する場合は、IPアドレス指定による検出を行ってください。

注意

  • 運用管理サーバが直接つながっているサブネット内の装置は、サブネットの指定によらず、自動検出の対象となります。

  • 内部的にSNMP によるブロードキャスト処理を実施するため、対象とするサブネットに対してブロードキャスト処理が通過する環境が必要です。

  • サブネット内の装置の自動検出ができない場合は、以下を確認してください。

IPアドレス指定による検出
  • ETERNUS SF Storage Cruiserエージェントおよび SSC エージェントを検出する場合

    対象装置のIPアドレスおよびSNMPコミュニティ名を指定してください。

  • VMware Infrastructure 3 Version 3.5 以降、VMware vSphere 4 以降、または、VMware ESXi 3.5 以降の、VMホストとVMゲストを検出する場合

    VMホストのIPアドレスを指定してください。また、VMホストにログインする時に使用するユーザー名とパスワードを入力してください。

    参考

    • VMホストを指定して登録すると、そのVMホストに含まれるVMゲストも自動的に登録されます。

    • VMホストの装置登録後に設定されたVMゲストを検出するには、WebコンソールでそのVMゲストが含まれるVMホストを装置削除し、再登録してください。

    注意

    • VMホストおよびVMゲストを本製品に登録するには、VMホストのIPアドレス、ログイン名、およびパスワードが必要です。

    • VMゲストだけを指定して登録することはできません。

  • 上記以外の装置を検出する場合

    対象装置のIPアドレスおよびSNMPコミュニティ名を入力してください。

注意

  • ETERNUS DX series、ETERNUS2000、ETERNUS4000、ETERNUS8000 の検索に失敗した場合、以下の対処を実施してください。

    • 装置導入後に ETERNUS Web GUIから SNMP 環境設定を一度も実施していない場合

      装置の SNMP エージェントが動作していません。「4.3.1 ディスクアレイ ETERNUS DX series, ETERNUS2000, ETERNUS4000, ETERNUS8000」を参照して SNMP 環境設定を実施してください。

    • ETERNUS DX60/DX60 S2, DX80/DX80 S2, DX90/DX90 S2, DX400 S2 series, DX8000 S2 series の場合

      装置検出ではMaster CM側のIPアドレスを指定してください。Slave CM側のIPアドレスを指定して検出・登録した場合、アクセスパスを設定できません。

  • ETERNUS SF Storage Cruiser エージェントおよび SSC エージェントの検索に失敗した場合、ETERNUS SF Storage Cruiser エージェントまたは SSC エージェントが起動しているか確認してください。起動していない場合は、ETERNUS SF Storage Cruiser エージェントまたは SSC エージェントを起動してください。

  • AIX版エージェントを導入したサーバに関して、以下のような現象が発生する場合があります。

    • サーバを登録する際に非常に時間がかかる。

    • 設定の再読み込みに非常に時間がかかる。

    • 当該サーバに関するHBAポート情報が正しく認識されない場合がある。

    上記に該当する場合は、すべてのHBAポートについて、正しく結線されているか確認してください。結線していないHBAポートに対応するファイバーチャネルデバイスが存在する場合は、可能であれば削除してください。HBAポートとファイバーチャネルデバイスの対応の確認方法は、AIXのドキュメントを参照してください。なお、サーバを再起動すると、再度、本操作が必要となる場合があります。

    [未使用のファイバーチャネルデバイスfcs3を削除する場合の例]

    # /usr/sbin/rmdev -Rdl fcs3

    上記に該当しない場合は、「B.1 調査資料の採取方法」を参照して調査資料を採取し、当社技術員(SE)に連絡してください。