本製品で装置を管理する場合、はじめに装置を検出する必要があります。装置の検出方法には、以下の2つがあります。
参考
以下の装置は、装置検出時に自動的に装置の追加が行われます。
ETERNUS SF Storage Cruiserエージェント、SSC エージェント
以下環境の、VMホストとVMゲスト
VMware Infrastructure 3 Version 3.5 以降
VMware vSphere 4 以降
VMware ESXi 3.5 以降
サーバノード(ホスト)を検出した場合でも、ホスト名が解決できないことがあります。
このときは、“IP-IPアドレス”の形式でホスト名が表示されます。
検索対象のサーバにIPv6アドレスが存在する場合でも、以下に示すエージェントはIPv4アドレスでの検索だけをサポートします。
IPv6アドレスをサポートしないETERNUS SF Storage Cruiserエージェント
SSC エージェント
サブネット内の装置の自動検出には以下の方法があります。
対象のサブネットをWebコンソール画面で指定する。
対象のサブネットを設定ファイル(sanma.conf)に指定する。
サブネット内の装置の検出により、マネージャーでサポートしている自動検出対応装置を画面に表示します。内部的に、SNMP によるブロードキャスト処理を実施し、本製品でサポートしている装置について自動表示します。
IPv6アドレスの装置は検出対象外です。IPv6アドレスで登録している装置が存在する場合、本機能は実施できません。IPv6アドレスの装置を管理する場合は、IPアドレス指定による検出を行ってください。
注意
運用管理サーバが直接つながっているサブネット内の装置は、サブネットの指定によらず、自動検出の対象となります。
内部的にSNMP によるブロードキャスト処理を実施するため、対象とするサブネットに対してブロードキャスト処理が通過する環境が必要です。
サブネット内の装置の自動検出ができない場合は、以下を確認してください。
「1.2.6 サポートレベル」に記載されている“「サブネット内検出」に対応していない装置”は、後述の「IPアドレス指定による検出」を行ってください。
ETERNUS ディスクアレイで Slave CM側のIPアドレスを設定している場合は、後述の「IPアドレス指定による検出」を行ってください。サブネット内の装置の自動検出では、装置を検出できません。
ETERNUS SF Storage Cruiserエージェントおよび SSC エージェントを検出する場合
対象装置のIPアドレスおよびSNMPコミュニティ名を指定してください。
VMware Infrastructure 3 Version 3.5 以降、VMware vSphere 4 以降、または、VMware ESXi 3.5 以降の、VMホストとVMゲストを検出する場合
VMホストのIPアドレスを指定してください。また、VMホストにログインする時に使用するユーザー名とパスワードを入力してください。
参考
VMホストを指定して登録すると、そのVMホストに含まれるVMゲストも自動的に登録されます。
VMホストの装置登録後に設定されたVMゲストを検出するには、WebコンソールでそのVMゲストが含まれるVMホストを装置削除し、再登録してください。
注意
VMホストおよびVMゲストを本製品に登録するには、VMホストのIPアドレス、ログイン名、およびパスワードが必要です。
VMゲストだけを指定して登録することはできません。
上記以外の装置を検出する場合
対象装置のIPアドレスおよびSNMPコミュニティ名を入力してください。
注意
ETERNUS DX series、ETERNUS2000、ETERNUS4000、ETERNUS8000 の検索に失敗した場合、以下の対処を実施してください。
装置導入後に ETERNUS Web GUIから SNMP 環境設定を一度も実施していない場合
装置の SNMP エージェントが動作していません。「4.3.1 ディスクアレイ ETERNUS DX series, ETERNUS2000, ETERNUS4000, ETERNUS8000」を参照して SNMP 環境設定を実施してください。
ETERNUS DX60/DX60 S2, DX80/DX80 S2, DX90/DX90 S2, DX400 S2 series, DX8000 S2 series の場合
装置検出ではMaster CM側のIPアドレスを指定してください。Slave CM側のIPアドレスを指定して検出・登録した場合、アクセスパスを設定できません。
ETERNUS SF Storage Cruiser エージェントおよび SSC エージェントの検索に失敗した場合、ETERNUS SF Storage Cruiser エージェントまたは SSC エージェントが起動しているか確認してください。起動していない場合は、ETERNUS SF Storage Cruiser エージェントまたは SSC エージェントを起動してください。
AIX版エージェントを導入したサーバに関して、以下のような現象が発生する場合があります。
サーバを登録する際に非常に時間がかかる。
設定の再読み込みに非常に時間がかかる。
当該サーバに関するHBAポート情報が正しく認識されない場合がある。
上記に該当する場合は、すべてのHBAポートについて、正しく結線されているか確認してください。結線していないHBAポートに対応するファイバーチャネルデバイスが存在する場合は、可能であれば削除してください。HBAポートとファイバーチャネルデバイスの対応の確認方法は、AIXのドキュメントを参照してください。なお、サーバを再起動すると、再度、本操作が必要となる場合があります。
[未使用のファイバーチャネルデバイスfcs3を削除する場合の例]
# /usr/sbin/rmdev -Rdl fcs3
上記に該当しない場合は、「B.1 調査資料の採取方法」を参照して調査資料を採取し、当社技術員(SE)に連絡してください。