名前
swsrpshadowadm - シャドウコピーの表示と削除
形式
プログラムディレクトリ\bin\swsrpshadowadm status
プログラムディレクトリ\bin\swsrpshadowadm delete (-id Snapshot-ID | -all)
機能説明
シャドウコピーを管理します。
本コマンドはバックアップサーバ上で使用します。Exchangeサーバが停止しているなどの理由でバックアップサーバ上からシャドウコピーの内容を確認したい場合やシャドウコピーを削除したい場合に限って使用してください。通常のバックアップ運用では、本コマンドを使用する必要はありません。
サブコマンドに"status"を指定し、バックアップサーバのVSSからシャドウコピー状態を取得して表示します。
表示される情報は以下のとおりです。
タイトル | 説明 |
---|---|
Original-Volume | 複製元ボリューム名を表示します。括弧内にはWindowsのボリューム名(“\\?\Volume{GUID}\”という書式で表される一意のボリューム名)を表示します。 |
Original-Machine | 複製元ボリュームが存在するマシン名(コンピュータ名)を表示します。 |
Replica-Volume | 複製先ボリューム名を表示します。括弧内にはWindowsのボリューム名(“\\?\Volume{GUID}\”という書式で表される一意のボリューム名)を表示します。 |
Latest-Creation-Time | 最新のシャドウコピーの作成時刻を表示します。 |
Snapshot-ID | 最新のシャドウコピーのシャドウコピーID(GUID)を表示します。 |
SnapshotSet-ID | 最新のシャドウコピーのシャドウコピーセットID(GUID)を表示します。 |
サブコマンドに"delete"を指定し、バックアップサーバのVSSからシャドウコピーを削除します。
Windows Server 2003でAdvancedCopy Manager専用プロバイダを使用している場合は、ハードウェアプロバイダによってOPC物理コピーが停止されます。
Windows Server 2008以降でETERNUS VSS Hardware Providerを使用している場合は、OPC物理コピーは停止されません。
なお、上記どちらの場合でも、同期処理とQuickOPCは停止されません。
オプション
指定したスナップショットIDをもつシャドウコピーを削除します。
ETERNUSプロバイダによって作成されたすべてのシャドウコピーを削除します。
終了ステータス
=0 : 正常終了
>0 : 異常終了
使用例
シャドウコピーの状態表示を行います。
C:\>C:\Win32App\AdvancedCopyManager\bin\swsrpshadowadm status Original-Volume Original-Machine Replica-Volume Latest-Creation-Time Snapshot-ID SnapshotSet-ID \\?\Volume{XXXX}\ EXSVR-SV \\?\Volume{XXXX}\ 2005/06/23 03:23 {XXXX} {XXXX} \\?\Volume{XXXX}\ EXSVR-SV \\?\Volume{XXXX}\ 2005/06/23 03:23 {XXXX} {XXXX} C:\>
スナップショットID:{5928749d-60ea-11d7-ab2d-806d6172696f}をもつシャドウコピーを削除します。
C:\>C:\Win32App\AdvancedCopyManager\bin\swsrpshadowadm delete -id {5928749d-60ea-11d7-ab2d-806d6172696f} swsrpshadowadm successfully completed C:\>
注意事項
次のような場合、本コマンドは異常終了します。
シャドウコピーの状態取得に失敗したとき(状態表示機能)。
シャドウコピーの削除に失敗したとき(削除機能)。
処理対象のシャドウコピーが存在しないとき(削除機能)。
次のコマンドが動作中のときは、本コマンドを実行できません。