本節では、Exchangeデータベースのバックアップ運用で使用するコマンドについて説明します。
Exchange Server連携コマンドは、AdministratorsグループおよびDomin Adminsグループに属しているユーザーで実行する必要があります。
注意
コマンド実行に必要な動作環境は下表のとおりです。
コマンド名 | AdvancedCopy Managerの動作環境 |
---|---|
swsrpdbinfo_ex2k3/swsrpdbinfo_exchange | - |
swsrpdevdisp_ex2k3/swsrpdevdisp_exchange | - |
swsrpvssbackup_exchange | バックアップサーバのサービスが動作していなければならない。 |
swsrpvssrestore_exchange | バックアップサーバのサービスが動作していなければならない。 |
swsrpshadowadm_exchange | バックアップサーバのサービスが動作していなければならない(-copyオプションを指定する場合は除く)。 |
swsrpstat_exchange | - |
swsrpshadowadm | - |
eternus_provider | - |
eternus_copyset | 登録、削除する場合は、運用管理サーバ(Storage管理サーバ)、業務サーバ、バックアップサーバでAdvancedCopy Managerが動作している必要があります。 |
eternus_getolu | - |
eternus_getins | - |
eternus_chgsrv | 運用管理サーバでAdvancedCopy Managerが動作している必要があります。 |
注意
クラスタ運用におけるコマンドは、次の手順で実行します。
必要に応じて、環境変数SWSTGNODEに該当業務の論理ノード名を設定します。環境変数の設定方法は以下のとおりです。
set SWSTGNODE=論理ノード名
コマンドを実行します。
クラスタ運用におけるコマンドと、環境変数設定の要否およびコマンドを実行するノードは下表のとおりです。コマンドを実行する際の注意事項は備考欄に記述しています。
コマンド | 環境変数の要否 | コマンド実行ノード | 備考 |
---|---|---|---|
swsrpdbinfo_ex2k3/swsrpdbinfo_exchange | 必要 | 業務稼働ノード | Exchangeサーバで実行 |
swsrpdevdisp_ex2k3/swsrpdevdisp_exchange | 必要 | 業務稼働ノード | Exchangeサーバで実行 |
swsrpvsssync_exchange | 必要 | 業務稼働ノード | Exchangeサーバで実行 |
swsrpvssbackup_exchange | 必要 | 業務稼働ノード | Exchangeサーバで実行 |
swsrpvssrestore_exchange | 必要 | 業務稼働ノード | Exchangeサーバで実行 |
swsrpshadowadm_exchange | 必要 | 業務稼働ノード | Exchangeサーバで実行 |
swsrpstat_exchange | 必要 | 業務稼働ノード | Exchangeサーバで実行 |
swsrpshadowadm | - | - | バックアップサーバで実行 |
eternus_provider | - | 業務稼働ノード | Exchangeサーバ/バックアップサーバで実行 |
eternus_copyset | - | 業務稼働ノード | Exchangeサーバ/バックアップサーバで実行 |
eternus_getolu | - | - | バックアップサーバで実行 |
eternus_getins | - | - | バックアップサーバで実行 |
eternus_chgsrv | - | - | Exchangeサーバ/バックアップサーバで実行 |
注意
Exchange Serverのバージョンによって、バックアップ運用で使用できるコピー機能が異なります。
Exchange Server 2003の場合
OPC、QuickOPC、EC、RECによるバックアップ運用が可能です。
Exchange Server 2007、Exchange Server 2010、またはExchange Server 2013の場合
OPC、QuickOPCによるバックアップ運用が可能です。