デバイス構成の変更とは、以下のことを指します。
プライマリパーティションまたは拡張パーティション内の論理ドライブの削除
プライマリパーティションまたは拡張パーティションまたは論理ドライブの追加
パーティション種別(プライマリパーティション/拡張パーティション)の変更
プライマリパーティションまたは拡張パーティション内の論理ドライブの容量変更
注意
バックアップ同期処理または同期型レプリケーション処理を実行している場合は、変更後のデバイス構成を正しく取得できないことがあります。そのため、変更後のデバイス構成をAdvancedCopy Managerの管理簿に反映させる場合は、すべての同期処理をキャンセルした状態で実施してください。
バックアップ管理の場合、バックアップボリュームのサイズが業務ボリュームと同じである必要があります。詳細は、「13.1.1 全般的な注意事項」の「パーティションのサイズについて」を参照してください。
デバイス構成は、以下の手順で変更します。
本処理は、デバイス構成を変更するボリュームが格納されているディスク内の全ボリュームが対象となります。
対象のディスク内にバックアップ対象の業務ボリュームが存在するか確認します。
存在する場合は、「3.6.2.1 業務ボリュームの削除」を参照して、業務ボリュームの削除を行います。
対象のディスク内にバックアップボリュームが存在するか確認します。
存在する場合は、「3.6.2.2 バックアップボリュームの削除」を参照して、バックアップボリュームの削除を行います。
ディスクの管理を使用して、デバイス構成を変更します。
プライマリパーティションまたは拡張パーティション内の論理ドライブを削除した場合は、システムを再起動してください。
変更後のデバイス構成をAdvancedCopy Managerの管理簿に反映させるため、「3.4.4 管理対象サーバ配下のデバイス情報の取込み」を参照して、AdvancedCopy Managerに対してデバイス情報の変更処理を行います。
削除した業務ボリュームまたはバックアップボリュームを、バックアップ運用に再度組み込みます。
手順は、「3.4.6 デバイスの運用種別設定」を参照してください。
ポイント
業務ボリューム/バックアップボリュームを削除する(手順1および2)前にデバイス構成を変更(手順3)した場合、履歴情報の削除やバックアップ同期処理のキャンセルができないために、業務ボリューム/バックアップボリュームの削除を行えないことがあります。この場合は、緊急操作モードを利用して、履歴情報の削除やバックアップ同期処理のキャンセルを行ってください。
緊急操作モードは、「12.2.2.7 swsthistdel(履歴情報削除コマンド)」および「12.2.2.9 swstcancelsync(バックアップ同期処理キャンセルコマンド)」を参照してください。
デバイス構成は、以下の手順で変更します。
本処理は、デバイス構成を変更するボリュームが格納されているディスク内の全ボリュームが対象となります。
対象のディスク内に複製ボリュームが存在するか確認します。
存在する場合は、「7.6.2 複製元/複製先ボリュームの削除」を参照して、複製ボリュームの削除を行います。
ディスクの管理を使用して、デバイス構成を変更します。
プライマリパーティションまたは拡張パーティション内の論理ドライブを削除した場合は、システムを再起動してください。
変更後のデバイス構成をAdvancedCopy Managerの管理簿に反映させるため、「7.4.4 管理対象サーバ配下のデバイス情報の取込み」を参照して、AdvancedCopy Managerに対してデバイス情報の変更処理を行います。
削除した複製ボリュームを、レプリケーション運用に再度組み込みます。
手順は、「7.4.5 複製元ボリューム/複製先ボリュームの設定」を参照してください。
ポイント
複製ボリュームを削除する(手順1)前にデバイス構成を変更(手順2)した場合、複製解除ができないために、複製ボリュームの削除を行えないことがあります。この場合は、緊急操作モードを利用して、複製ボリュームの削除を行ってください。
緊急操作モードは、「12.4.1.3 swsrpdelvol(複製ボリューム情報削除コマンド)」を参照してください。