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Symfoware Active DB GuardV11.0.1 DBミラーリングシステム連携導入運用ガイド
Symfoware

7.2.3 Symfoware Serverの異常

運用中に正センタミラーノードにおいて、Symfoware Serverに異常が発生した場合の運用手順を説明します。

7.2.3.1 データベースの異常

正センタミラーノードにて、データベースの異常が発生した場合は、DBミラーリングサービスの運用スクリプトが異常終了します。

この場合、通常運用時の正センタミラーノード保守の手順で、DBミラーリングサービスの保守停止を行ってから、Symfoware Serverのメディアリカバリを利用して資源をリカバリしてください。なお、データベースサーバの停止およびモニタデーモンの停止操作は不要です。

注意

Symfoware Serverのメディアリカバリで最新状態に復旧できない場合や、メディアリカバリに失敗した場合は、正センタマスタノードからの全件複写によるリカバリを行ってください。

参照

7.2.3.2 RDBシステムファイルの異常

運用中に正センタミラーノードにおいて、Symfoware/RDBの資源に異常が発生した場合のリカバリ方法を説明します。

7.2.3.2.1 Symfoware/RDBの各資源のリカバリに対するDBミラーリングシステムのリカバリの必要性

通常運用時のSymfoware Serverの資源ごとのリカバリ方法に対応するDBミラーリングシステムのリカバリの必要性とリカバリ方法の関係を以下に示します。なお、Active DB Guardの資源に対するリカバリは発生しません。

表7.4 各Symfoware Serverの資源とDBミラーリングシステムのリカバリの関係

Symfoware Serverの資源

Symfoware Serverの状態

バックアップセンタ運用の資源のリカバリ

DBミラーリングシステムのリカバリ

データベースのリカバリ

参照先

RDBディクショナリおよび
RDBディレクトリファイル

運用中

“データベース二重化導入運用ガイド”、または“Mirroring Controller 運用ガイド”の“副系ノードでのSymfoware/RDBの異常”

停止中

監査ログデータベース

運用中

“データベース二重化導入運用ガイド”、または“Mirroring Controller 運用ガイド”の“副系ノードでのSymfoware/RDBの異常”

停止中

ロググループ管理ファイル

運用中

“データベース二重化導入運用ガイド”、または“Mirroring Controller 運用ガイド”の“副系ノードでのSymfoware/RDBの異常”

停止中

ログ管理ファイル

運用中

“データベース二重化導入運用ガイド”、または“Mirroring Controller 運用ガイド”の“副系ノードでのSymfoware/RDBの異常”

停止中

7.2.3.2.3 ログ管理ファイルのリカバリ(Symfoware Server停止中)

テンポラリログファイル

運用中

○(注)

7.2.3.2.4 テンポラリログファイルのリカバリ

正常停止をした場合

○(注)

強制停止をした場合

○(DCUの再構築)

アーカイブログファイル

運用中

“データベース二重化導入運用ガイド”、または“Mirroring Controller 運用ガイド”の“副系ノードでのSymfoware/RDBの異常”

停止中

○: 必要
△: 条件付き必要
-: 不要

注) ロールバック不可閉塞となったDSI

7.2.3.2.2 複数のデータベース資源が破壊された場合のリカバリ手順

複数のSymfoware Serverの資源が破壊された場合のリカバリ手順については、通常運用時の正センタマスタノードの複数のデータベース資源が破壊された場合のリカバリ手順と同じです。

参照

リカバリ手順については、“7.1.3.4.2 複数のデータベース資源が破壊された場合のリカバリ手順”を参照してください。

7.2.3.2.3 ログ管理ファイルのリカバリ(Symfoware Server停止中)

正センタミラーノードで、ログ管理ファイルに異常が発生し、Symfoware Serveを停止してリカバリする場合は、ログ管理ファイルのリカバリを行った後に、DCUを構成するデータベース二重化/Mirroring Controllerの2つのRLPをログ管理ファイルに再登録する必要があります。

以下に、Symfoware Serverを停止した場合のログ管理ファイルのリカバリ手順を示します。

操作の手順

正センタミラーノードの操作

  1. dxsvstopコマンドのmオプションを実行して、DBミラーリングサービスを保守停止します。

    $ dxsvstop -m
  2. dxinfコマンドのsオプションの実行により、DBミラーリングサービスが保守停止していることを確認します。

    DBミラーリングサービスの保守停止の確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.1.2 sオプション”を参照してください。

  3. rdbbcrlpコマンドのVオプション、Dオプション、およびeオプションを実行して、データベース二重化/Mirroring ControllerのRLP名を取得します。

    データベース二重化/Mirroring ControllerのRLPの特定については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.4.1 Vオプション、Dオプション、およびeオプション”を参照してください。

  4. Symfoware Serverのrdbstopコマンドを実行して、Symfoware Serverを停止します。

  5. ログ管理ファイルのアクセスエラーが発生した障害ボリュームの交換を行います。

  6. Symfoware Serverの資源のリカバリを行います。

    • ログ管理ファイルの再作成

    • アーカイブログファイルの再登録

    • テンポラリログファイルの再登録

  7. rdbbclogコマンドのVオプションを実行して、BCログ管理ファイルの状態を確認します。

    BCログ管理ファイルの作成済みである事の確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.3.1 Vオプション”を参照してください。

  8. rdbbclogコマンドを実行して、BCログ管理ファイルを再作成します。

    $ rdbbclog -M -r
  9. rdbbcrlpコマンドのAオプション、Sオプション、およびpオプションを実行して、BC ログ管理ファイルにデータベース二重化/Mirroring ControllerのRLP を再登録します。

    $ rdbbcrlp -A -p 'データベース二重化/Mirroring Controllerの複写元RLP名' -S 'データベース二重化/Mirroring Controllerの複写元RLPの送信用RLMのファイル名'
    $ rdbbcrlp -A -p 'データベース二重化/Mirroring Controllerの複写先RLP名' -S 'データベース二重化/Mirroring Controllerの複写先RLPの送信用RLMのファイル名'
  10. rdbbcrlpコマンドのVオプション、Dオプション、およびeオプションを実行してRLPの一覧情報を表示し、データベース二重化/Mirroring ControllerのRLPがすべて正常に登録されたことを確認します。

    データベース二重化/Mirroring ControllerのRLPの特定については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.4.1 Vオプション、Dオプション、およびeオプション”を参照してください。

  11. Symfoware Serverのrdbstartコマンドを実行して、Symfoware Serverを起動します。

  12. Connection Managerの監視プロセスを起動します。

  13. 処理性能を向上させるために、BC管理DBのデータベース二重化/Mirroring ControllerのRLP環境に対応するDSIをメモリに常駐させることを推奨します。
    Symfoware Serverのrdbresidentコマンドを使用して、BC管理DBのデータベース二重化/Mirroring ControllerのRLP環境に対応するDSIをメモリ常駐化します。
    【参照】
    メモリ常駐化を行うBC管理DBのデータベース二重化/Mirroring ControllerのDSI名については、“データベース二重化導入運用ガイド”の“DSIのメモリ常駐”または“Mirroring Controller 運用ガイド”の“DSIのメモリ常駐”を参照してください。

  14. dxsvstartコマンドのrオプションを実行して、DBミラーリングサービスを開始します。

    $ dxsvstart -r
  15. dxinfコマンドのsオプションの実行により、副系ノードのDBミラーリングサービスが開始されていることを確認します。

    副系ノードのDBミラーリングサービスの開始の確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.1.2 sオプション”を参照してください。

7.2.3.2.4 テンポラリログファイルのリカバリ

正センタミラーノードのテンポラリログファイルに入出力障害が発生した場合のDBミラーリングシステムの資源のリカバリ方法について説明します。

テンポラリログファイルとDBミラーリングシステムリカバリの関係

テンポラリログファイルのリカバリ方法によっては、DBミラーリングシステムの資源のリカバリが必要です。以下に、テンポラリログファイルのリカバリ方法とDBミラーリングシステムの資源との関係を示します。

表7.5 テンポラリログファイルのリカバリ方法とDBミラーリングシステムの資源へのリカバリの関係(通常運用時)

テンポラリログファイルのリカバリ方法

DBミラーリングシステムのリカバリ

バックアップセンタ運用の資源のリカバリ

正センタマスタノード

正センタミラーノード

正センタマスタノード

副センタマスタノード

Symfoware Server運用中のリカバリ

Symfoware Serverを正常停止した場合のリカバリ

データベース二重化/Mirroring Controllerの再登録(注)

Symfoware Serverを強制停止した場合のリカバリ

DCUの再構築

注) ログ管理ファイルをリカバリ対象のボリュームに配置している場合

Symfoware Server運用中のリカバリ

Symfoware Server運用中にリカバリを行う場合は、DBミラーリングサービスの保守停止を行い、Symfoware Serverのメディアリカバリを行います。DBミラーリングシステムの資源に対するリカバリは不要です。

なお、テンポラリログファイルの異常では、正センタミラーノードのデータベースの資源がロールバック不可閉塞となる場合があります。ロールバック不可閉塞となった場合は、Symfoware Serverのメディアリカバリを使用して、異常が発生した直前の状態へ復旧を行ってください。

以下に、Symfoware Server運用中のテンポラリログファイルのリカバリ手順を示します。

操作の手順

注1)ロールバック不可閉塞が発生した場合に実施します。

正センタミラーノードの操作

  1. dxsvstopコマンドのmオプションを実行して、DBミラーリングサービスを保守停止します。

    $ dxsvstop -m
  2. dxinfコマンドのsオプションの実行により、DBミラーリングサービスが保守停止していることを確認します。

    DBミラーリングサービスの保守停止の確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.1.2 sオプション”を参照してください。

  3. Symfoware Serverの運用中に行うテンポラリログファイルのリカバリを行います。
    テンポラリログファイルのリカバリについては“RDB運用ガイド”を参照してください。

  4. ロールバック不可閉塞が発生した場合には、データベースのリカバリを行います。
    データベースのリカバリについては“RDB運用ガイド”を参照してください。

  5. dxsvstartコマンドのrオプションを実行して、DBミラーリングサービスを開始します。

    $ dxsvstart -r
  6. dxinfコマンドのsオプションの実行により、副系ノードのDBミラーリングサービスが開始されていることを確認します。

    副系ノードのDBミラーリングサービスの開始の確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.1.2 sオプション”を参照してください。

Symfoware Serverを正常停止した場合のリカバリ

Symfoware Serverを正常停止してリカバリを行う場合は、DBミラーリングサービスを保守停止した後、Symfoware Serverのメディアリカバリを行います。また、ログ管理ファイルを同時にリカバリした場合は、ログ管理ファイルのリカバリを行った後に、DCUを構成するデータベース二重化/Mirroring Controllerの2つのRLPをログ管理ファイルへ再登録を行います。

なお、テンポラリログファイルの異常では、正センタマスタノードのデータベースの資源がロールバック不可閉塞となる場合があります。ロールバック不可閉塞となった場合は、Symfoware Serverのメディアリカバリを使用して、異常が発生した直前の状態へ復旧を行ってください。

以下に、Symfoware Serverを正常停止した場合のリカバリ手順について示します。

操作の手順

注1)テンポラリログファイルのリカバリでログ管理ファイルを再作成した場合に行います。

注2)ロールバック不可閉塞が発生した場合に実施します。

正センタミラーノードの操作

  1. dxsvstopコマンドのmオプションを実行して、DBミラーリングサービスを保守停止します。

    $ dxsvstop -m
  2. dxinfコマンドのsオプションの実行により、DBミラーリングサービスが保守停止していることを確認します。

    DBミラーリングサービスの保守停止の確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.1.2 sオプション”を参照してください。

  3. rdbbcrlpコマンドのVオプション、Dオプション、およびeオプションを実行して、データベース二重化/Mirroring ControllerのRLP名を取得します。

    データベース二重化/Mirroring ControllerのRLPの特定については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.4.1 Vオプション、Dオプション、およびeオプション”を参照してください。

  4. Symfoware Serverのrdbstopコマンドを実行して、Symfoware Serverを停止します。

  5. Symfoware Serverの資源のリカバリとして、以下の操作を行います。

    • 障害ボリュームの交換

    • ログ管理ファイルの再作成

    • アーカイブログファイルの再登録

    • テンポラリログファイルの再作成

    • ログ管理ファイルを再作成しなかった場合→ 手順9へ

      注)Symfoware Serverの資源のディスク配置によりリカバリ対象の資源が異なります。

  6. rdbbclogコマンドのVオプションを実行して、BCログ管理ファイルの状態を確認します。

    BCログ管理ファイルの作成済みである事の確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.3.1 Vオプション”を参照してください。

  7. rdbbclogコマンドを実行して、BCログ管理ファイルを再作成します。

    $ rdbbclog -M -r
  8. rdbbcrlpコマンドのAオプション、Sオプション、およびpオプションを実行して、BC ログ管理ファイルにデータベース二重化/Mirroring ControllerのRLP を再登録します。

    $ rdbbcrlp -A -p 'データベース二重化/Mirroring Controllerの複写元RLP名' -S 'データベース二重化/Mirroring Controllerの複写元RLPの送信用RLMのファイル名'
    $ rdbbcrlp -A -p 'データベース二重化/Mirroring Controllerの複写先RLP名' -S 'データベース二重化/Mirroring Controllerの複写先RLPの送信用RLMのファイル名'
  9. rdbbcrlpコマンドのVオプション、Dオプション、およびeオプションを実行してRLPの一覧情報を表示し、データベース二重化/Mirroring ControllerのRLPがすべて正常に登録されたことを確認します。

    データベース二重化/Mirroring ControllerのRLPの特定については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.4.1 Vオプション、Dオプション、およびeオプション”を参照してください。

  10. Symfoware Serverのrdbstartコマンドを実行して、Symfoware Serverを起動します。

  11. ロールバック不可閉塞が発生した場合には、データベース二重化/Mirroring Controllerの複写先RLPのRLP動作環境ファイルにDSIのログ破棄の設定を行います。

  12. Connection Managerの監視プロセスを起動します。

  13. 処理性能を向上させるために、BC管理DBのデータベース二重化/Mirroring ControllerのRLP環境に対応するDSIをメモリに常駐させることを推奨します。
    Symfoware Serverのrdbresidentコマンドを使用して、BC管理DBのデータベース二重化/Mirroring ControllerのRLP環境に対応するDSIをメモリ常駐化します。
    【参照】
    メモリ常駐化を行うBC管理DBのデータベース二重化/Mirroring ControllerのDSI名については、“データベース二重化導入運用ガイド”の“DSIのメモリ常駐”または“Mirroring Controller 運用ガイド”の“DSIのメモリ常駐”を参照してください。

  14. dxsvstartコマンドのrオプションを実行して、DBミラーリングサービスを開始します。

    $ dxsvstart -r
  15. dxinfコマンドのsオプションの実行により、副系ノードのDBミラーリングサービスが開始されていることを確認します。

    副系ノードのDBミラーリングサービスの開始の確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.1.2 sオプション”を参照してください。

Symfoware Serverを強制停止した場合のリカバリ

Symfoware Serverを強制停止してリカバリを行う場合は、正センタマスタノードで利用者業務を継続することができますが、異常が発生した正センタミラーノードは使用不可能となります。そのため、DBミラーリングサービスの緊急停止を行ってから、通常運用時のDCUの再構築の手順に従って、DCUの再構築を行います。

以下に、Symfoware Serverを強制停止した場合のリカバリ手順について示します。

操作の手順

注1)テンポラリログファイルのリカバリでログ管理ファイルを再作成した場合に必要です。

注2) 正センタのDCUの再構築を各ノードで同期して実施します。

正センタマスタノードの操作

  1. dxsvstopコマンドのtermオプションを実行して、DBミラーリングサービスを緊急停止します。

    $ dxsvstop -term
  2. dxinfコマンドのsオプションの実行により、DBミラーリングサービスが緊急停止していることを確認します。

    DBミラーリングサービスの緊急停止の確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.1.2 sオプション”を参照してください。

  3. DCUの再構築を行います。手順については、“7.5.3.1 正センタのDCUの再構築”を参照してください。

正センタ アプリケーションサーバの操作

  1. DCUの再構築を行います。手順については、“7.5.3.1 正センタのDCUの再構築”を参照してください。

正センタミラーノードの操作

  1. dxsvstopコマンドのtermオプションを実行して、DBミラーリングサービスを緊急停止します。

    $ dxsvstop -term
  2. dxinfコマンドのsオプションの実行により、DBミラーリングサービスが緊急停止していることを確認します。

    DBミラーリングサービスの緊急停止の確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.1.2 sオプション”を参照してください。

  3. Symfoware Serverのrdbstopコマンドのeオプションを実行して、Symfoware Serverを強制停止します。

  4. Symfoware Serverを強制停止した場合に行うテンポラリログファイルのリカバリとして、以下の操作を行います。

    • 障害ボリュームの交換

    • ログ管理ファイルの再作成

    • アーカイブログファイルの再登録

    • テンポラリログファイルの再作成

  5. rdbbclogコマンドのVオプションを実行して、BCログ管理ファイルの状態を確認します。

    BCログ管理ファイルの作成済みである事の確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.3.1 Vオプション”を参照してください。

  6. rdbbclogコマンドを実行して、BCログ管理ファイルを再作成します。

    $ rdbbclog -M -r
  7. rdbbcrlpコマンドのAオプション、Sオプション、およびpオプションを実行して、BC ログ管理ファイルにデータベース二重化/Mirroring ControllerのRLP を再登録します。

    $ rdbbcrlp -A -p 'データベース二重化/Mirroring Controllerの複写元RLP名' -S 'データベース二重化/Mirroring Controllerの複写元RLPの送信用RLMのファイル名'
    $ rdbbcrlp -A -p 'データベース二重化/Mirroring Controllerの複写先RLP名' -S 'データベース二重化/Mirroring Controllerの複写先RLPの送信用RLMのファイル名'
  8. rdbbcrlpコマンドのVオプション、Dオプション、およびeオプションを実行してRLPの一覧情報を表示し、データベース二重化/Mirroring ControllerのRLPがすべて正常に登録されたことを確認します。

    データベース二重化/Mirroring ControllerのRLPの特定については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.4.1 Vオプション、Dオプション、およびeオプション”を参照してください。

  9. DCUの再構築を行います。手順については、“7.5.3.1 正センタのDCUの再構築”を参照してください。

副センタマスタノードの操作

  1. DCUの再構築を行います。手順については、“7.5.3.1 正センタのDCUの再構築”を参照してください。

副センタアプリケーションサーバの操作

  1. DCUの再構築を行います。手順については、“7.5.3.1 正センタのDCUの再構築”を参照してください。

7.2.3.3 Symfoware Server起動時のログ管理ファイルの異常

正センタミラーノードにて、Symfoware Server起動時にログ管理ファイルに入出力障害が発生した場合は、Symfoware Serverの起動に失敗します。そのため、ログ管理ファイルのリカバリを行いますが、同一ディスクにBCログ管理ファイルを配置している場合は、BCログ管理ファイルを同時にリカバリする必要があります。

ログ管理ファイルのリカバリと、BCログ管理ファイルの再作成を行います。

以下に、正センタミラーノードでのSymfoware Serverの起動時のログ管理ファイルの障害からのリカバリ手順を示します。

操作の手順

注) 両方とも正センタマスタノードで実施する手順です。手順2の障害原因によって実施する操作が変わります。

正センタミラーノードの操作

  1. ログ管理ファイルのアクセスエラーが発生した場合、メッセージを出力して、ログ管理ファイルを閉塞します。

  2. ログ管理ファイルとBCログ管理ファイルを配置する共有ディスクのGDSリソースの非活性が原因の場合は、(3)を実施します。
    それ以外は、(4)(5)(6)(7)(8)(9)(10)を実施します。

  3. BCログ管理ファイルを配置する共有ディスクのGDSリソースを起動します。

  4. 障害ボリュームを交換します。

  5. Symfoware/RDBの資源のリカバリを行います。

    • ログ管理ファイルの再作成

    • アーカイブログファイルの再登録

    • テンポラリログファイルの再登録

  6. rdbbclogコマンドのVオプションを実行して、BCログ管理ファイルの状態を確認します。

    BCログ管理ファイルの作成済みである事の確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.3.1 Vオプション”を参照してください。

  7. 手順6のBCログ管理ファイルの確認(rdbbclog -V)で、BCログ管理ファイルの状態が異常、または作成されていない場合に、rdbbclogコマンドを実行して、BCログ管理ファイルを再作成します。

    $ rdbbclog -M -r
  8. rdbbcrlpコマンドのAオプション、Sオプション、およびpオプションを実行して、BC ログ管理ファイルにデータベース二重化/Mirroring ControllerのRLP を再登録します。

    $ rdbbcrlp -A -p 'データベース二重化/Mirroring Controllerの複写元RLP名' -S 'データベース二重化/Mirroring Controllerの複写元RLPの送信用RLMのファイル名'
    $ rdbbcrlp -A -p 'データベース二重化/Mirroring Controllerの複写先RLP名' -S 'データベース二重化/Mirroring Controllerの複写先RLPの送信用RLMのファイル名'
  9. rdbbcrlpコマンドのVオプション、Dオプション、およびeオプションを実行してRLPの一覧情報を表示し、データベース二重化/Mirroring ControllerのRLPがすべて正常に登録されたことを確認します。

    データベース二重化/Mirroring ControllerのRLPの特定については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.4.1 Vオプション、Dオプション、およびeオプション”を参照してください。

  10. Symfoware Serverを起動します。