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Symfoware Active DB GuardV11.0.1 DBミラーリングシステム連携導入運用ガイド
Symfoware

7.1.4 ノードダウン時のリカバリ

正センタマスタノードのノードダウンが発生した場合は、正センタマスタノードで運用ができなくなります。

通常運用時に正センタマスタノードのノードダウンが発生した場合は、利用者業務は正センタミラーノードで継続します。なお、ここではGCMと連携している場合の手順を示しています。

なお、Mirroring Controllerを利用している場合は、DBミラーリングサービスが自動ノード切替えを行います。

ノード切替え後は、正センタマスタノードの再起動後、正センタマスタノードでノード組込みを行ってください。正センタマスタノードでサービスの開始を行うまで、ノード切替えを行う事ができず、また正センタマスタノード、副センタマスタノード、副センタミラーノードのデータベースへは利用者業務の更新結果が反映されません。

以下に、正センタマスタノードのノードダウンからのリカバリ手順について示します。

操作の手順

注1) 各ノードで同期して操作を実施します。

正センタマスタノードの操作

  1. 正センタマスタノードのシステムを再起動します。

  2. ノードダウンの原因を調査し、障害原因のリカバリを行います。

  3. dxstartコマンドを実行して、モニタデーモンを起動します。

    $ dxstart
  4. dxinfコマンドを実行し、ノード切替えの完了およびDBミラーリングサービスの停止を確認します。

    相手ノードのDBミラーリングサービスのノード切替えの完了の確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.1.1 オプションなし”を参照してください。

    dxrebuildコマンドを実行して、ノード組込みを行います。

    $ dxrebuild
  5. Symfoware Serverを起動します。

  6. Connection Managerの監視プロセスを起動します。

  7. 処理性能を向上させるために、BC管理DBのActive DB GuardのRLP環境に対応するDSIをメモリに常駐させることを推奨します。
    Symfoware Serverのrdbresidentコマンドを使用して、BC管理DBのActive DB GuardのRLP環境に対応するDSIをメモリ常駐化します。
    【参照】
    メモリ常駐化を行うBC管理DBのActive DB GuardのDSI名については、“Active DB Guard 設計・セットアップガイド”の“BC管理DBの構成”を参照してください。

  8. 処理性能を向上させるために、BC管理DBのデータベース二重化/Mirroring ControllerのRLP環境に対応するDSIをメモリに常駐させることを推奨します。
    Symfoware Serverのrdbresidentコマンドを使用して、BC管理DBのデータベース二重化/Mirroring ControllerのRLP環境に対応するDSIをメモリ常駐化します。
    【参照】
    メモリ常駐化を行うBC管理DBのデータベース二重化/Mirroring ControllerのDSI名については、“データベース二重化導入運用ガイド”の“DSIのメモリ常駐”または“Mirroring Controller 運用ガイド”の“DSIのメモリ常駐”を参照してください。

  9. 正センタマスタノードのActive DB GuardのRLP(複写元システム)と副センタマスタノードのActive DB GuardのRLP(複写先システム)がオンラインとなると、以下のメッセージが両システムに出力されます。

    rdb: INFO: qdg20158i:コネクション状態を確立しました RLP名='Active DB GuardのRLP名'

    rdbbcrlpコマンドのVオプション、Oオプション、およびpオプションを実行し、RLPのコネクション状態を確認します。

    コネクション状態の確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.4.2 Vオプション、Oオプション、およびpオプション”を参照してください。

  10. dxsvstartコマンドのrオプションを実行し、副系ノードのDBミラーリングサービスを開始します。

    $ dxsvstart -r
  11. dxinfコマンドのsオプションの実行により、副系ノードのDBミラーリングサービスが開始されていることを確認します。

    副系ノードのDBミラーリングサービスの開始の確認については、“付録C コマンド表示内容の確認”の“C.1.2 sオプション”を参照してください。

  12. 退避処理を開始します。

  13. 切替え運用の停止を行います。手順については、“B.1 切替え運用の停止”を参照してください。

  14. 通常運用の起動を行います。手順については、“5.2.2 通常運用の起動”を参照してください。

正センタ アプリケーションサーバの操作

  1. B.1 切替え運用の停止”の手順の中で、利用者業務を停止します。

  2. 5.2.2 通常運用の起動”の手順の中で、利用者業務を再開します。

正センタミラーノードの操作

  1. 切替え運用の停止を行います。手順については、“B.1 切替え運用の停止”を参照してください。

  2. 通常運用の起動を行います。手順については、“5.2.2 通常運用の起動”を参照してください。

副センタマスタノードの操作

  1. 切替え運用の停止を行います。手順については、“B.1 切替え運用の停止”を参照してください。

  2. 通常運用の起動を行います。手順については、“5.2.2 通常運用の起動”を参照してください。

副センタミラーノードの操作

  1. 切替え運用の停止を行います。手順については、“B.1 切替え運用の停止”を参照してください。

  2. 通常運用の起動を行います。手順については、“5.2.2 通常運用の起動”を参照してください。