ここでは、J2EEシステム定義ファイルの以下について説明します。
■J2EEシステム定義ファイルの記述形式
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" standalone="yes"?> <Isj2eeSystemDefinition> <System> <ClassPaths> <Location>...</Location> </ClassPaths> <Paths> <Location>...</Location> </Paths> <LibraryPaths> <Location>...</Location> </LibraryPaths> <JavaCommandOptions>...</JavaCommandOptions> <J2EECommonDirectory>...</J2EECommonDirectory> <Web> <WwwWuEditMode>...</WwwWuEditMode> </Web> <Ejb> <EjbQLVersion>...</EjbQLVersion> <Cmp2xMultiObjectAccess>...</Cmp2xMultiObjectAccess> <Cmp11BytearrayUpdate>...</Cmp11BytearrayUpdate> </Ejb> </System> </Isj2eeSystemDefinition> |
■J2EEシステム定義ファイルのタグ一覧
J2EEシステム定義ファイルのタグ一覧を以下に示します。一覧の記載方法については、“■タグの説明の見方”を参照してください。
なお、“Interstage管理コンソール画面との対応”欄に、Interstage管理コンソール画面との対応を示します。J2EEシステム定義ファイルの各タグは、[システム] > [環境設定]の以下の項目に対応します。
<System>タグ配下のタグ
タグ名 | Interstage管理コンソール画面との対応 | ||
---|---|---|---|
System? |
| ||
| J2EEプロパティの“クラスパス” | ||
| Location* |
| |
J2EEプロパティの“パス” | |||
| Location* |
| |
J2EEプロパティの“ライブラリパス” | |||
| Location* |
| |
J2EEプロパティの“JavaVMオプション” | |||
J2EEプロパティの“J2EE共通ディレクトリ” | |||
Web? | Servletサービスの詳細設定 | ||
| Webサーバとワークユニットを同一のマシンで運用する | ||
Ejb? | EJBサービスの詳細設定 | ||
| CMP2.0のEJB QL拡張 | ||
CMP2.0の複数件検索高速化 | |||
CMP1.1のbyte配列更新判定 |
■J2EEシステム定義ファイルのタグ
◆<System>タグ配下のタグ
DB接続テスト機能使用時およびIJServer運用時に有効となるクラスパスを指定します。クラスパスは255個まで複数指定できます。
個々のクラスパスは、<Location>タグを使用して、1~255バイトの文字列でフルパスで指定します。
指定値を変更した場合は、必要に応じて以下を行ってください。
分散トランザクション(データベース連携サービス)を使用している場合には、リソース管理プログラムを再起動してください。
指定したクラスパスを有効にしたいIJServerを再起動してください。
DB接続テスト機能使用時およびIJServer運用時に有効となるパスを指定します。パスは30個まで複数指定できます。
個々のパスは、<Location>タグを使用して、1~255バイトの文字列でフルパスで指定します。
指定値を変更した場合は、必要に応じて以下を行ってください。
指定したパスを有効にしたいIJServerを再起動してください。
注) V6.0で作成した互換のIJServerに対しては有効になりません。
DB接続テスト機能使用時およびIJServer運用時に有効となるライブラリパスを指定します。ライブラリパスは30個まで複数指定できます。
個々のライブラリパスは、<Location>タグを使用して、1~255バイトの文字列でフルパスで指定します。
指定値を変更した場合は、必要に応じて以下を行ってください。
指定したライブラリパスを有効にしたいIJServerを再起動してください。
注) V6.0で作成した互換のIJServerに対しては有効になりません。
DB接続テスト機能使用時およびIJServer運用時にJavaコマンドに指定するオプションを、1~4096バイトの文字列で指定します。
1つのオプションに空白が含まれる場合、""(ダブルクォーテーション)で囲んで指定します。
複数のオプションを指定する場合、空白を区切り文字としてオプションを続けて記載してください。その場合、全体を""(ダブルクォーテーション)で囲むと、全体が1つのオプションとみなされます。""は空白を含むオプションを指定する場合のみ使用してください。
注) V6.0で作成した互換のIJServerに対しては有効になりません。
J2EE共通ディレクトリをフルパスで指定します。
1~50バイトの文字列で指定します。
省略した場合は、下記のパスが設定されます。
Interstageのインストールディレクトリ\J2EE\var\deployment
1~239バイトの文字列で指定します。
省略した場合は、下記のパスが設定されます。
/opt/FJSVj2ee/var/deployment
なお、以下のディレクトリ配下のパスは指定できません。
/opt/FJSVj2ee/var/deployment、および
/var/opt/FJSVj2ee/deployment
本タグの変更は、変更前のJ2EE共通ディレクトリに資産が存在していない状態で行う必要があります。ここでいう資産とは、Interstageの操作により作成したIJServer、および配備済みのモジュールです。
変更前のディレクトリは削除されますので必要に応じてバックアップしてください。
◆<System><Web>タグ配下のタグ
Webサーバとワークユニットを同一のマシンで運用するかどうかを以下から選択します。大文字・小文字を区別しません。
normal(同一のマシンで運用する)・・・デフォルト値(Web Package以外の場合)
expert(別々のマシンで運用する)・・・デフォルト値(Web Packageの場合)
normal(同一のマシンで運用する)・・・デフォルト値
expert(別々のマシンで運用する)
指定値を変更した場合は、IJServerの構成が変更となるため、すべてのIJServerを再起動してください。再起動しないIJServerは、正しく運用することができない可能性があります。
◆<System><Ejb>タグ配下のタグ
CMP2.0 Entity BeanにEJB QL拡張を使用可能とするかを以下から選択します。大文字・小文字を区別しません。
EJB_QL21(EJB QL拡張を使用する)・・・デフォルト値
EJB_QL20(EJB QL拡張を使用しない)
■J2EEシステム定義ファイルの例
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" standalone="yes"?> <Isj2eeSystemDefinition> <System> <!-- Windows(R) --> <!-- <ClassPaths> <Location>C:\oracle\jdbc\lib\classes12.jar</Location> <Location>C:\oracle\jdbc\lib\nls_charset12.jar</Location> </ClassPaths> <J2EECommonDirectory>C:\Interstage\J2EE\var\deployment</J2EECommonDirectory> --> <!-- Solaris/Linux --> <!-- <ClassPaths> <Location>/opt/oracle/jdbc/lib/classes12.jar</Location> <Location>/opt/oracle/jdbc/lib/nls_charset12.jar</Location> </ClassPaths> <J2EECommonDirectory>/opt/FJSVj2ee/var/deployment</J2EECommonDirectory> --> <Web> <WwwWuEditMode>normal</WwwWuEditMode> </Web> <Ejb> <EjbQLVersion>EJB_QL21</EjbQLVersion> <Cmp2xMultiObjectAccess>normal</Cmp2xMultiObjectAccess> <Cmp11BytearrayUpdate>element</Cmp11BytearrayUpdate> </Ejb> </System> </Isj2eeSystemDefinition> |
■注意事項
XML形式のファイルを編集する場合は、注意事項を参照して、XML形式の仕様に従って編集してください。