ページの先頭行へ戻る
Interstage Application Server/Interstage Web Server Express リファレンスマニュアル(コマンド編)
Interstage

Enterprise EditionStandard-J EditionD.8.1 ijserverサブコマンド

形式

(1)IJServer定義の新規追加
    isj2eeadmin ijserver -a [-f filename] [-v version]

(2)IJServer定義の更新
    isj2eeadmin ijserver -o [-f filename]

(3)IJServer定義の削除
    isj2eeadmin ijserver -d {-n ijs-name | -all} [-y]

(4)IJServer定義の抽出
    isj2eeadmin ijserver -e {-n ijs-name | -all} [-f filename] [-y] [-encode {UTF-8 | SJIS | EUC}]

(5)IJServer定義の一覧表示
    isj2eeadmin ijserver -l

(6)Usageの表示
    isj2eeadmin ijserver -h

機能説明

ijserverサブコマンドは、IJServer定義の新規追加、更新、削除、抽出、一覧表示を行います。

) 本機能はV8.0以降のIJServerをサポートしています。V7.0以前のInterstageからリストアしたIJServerに対して本コマンドを使用することはできません。

オプション

ijserverサブコマンドのオプションについて説明します。

-a [-f filename] [-v version]

IJServerを新規追加します。定義ファイルで指定しなかった項目には、デフォルト値が設定されます。
同名のIJServer定義がすでに存在するときは、エラーとなります。

オプション

説明

-f filename

IJServer定義ファイルのファイル名を指定します。
空白文字を含むファイル名は、二重引用符で囲みます。
省略した場合、カレントディレクトリの“ijserver.xml”が使用されます。
IJServer定義ファイルは定義項目が多いため、Interstage管理コンソールで作成したIJServerのIJServer定義ファイルを、isj2eeadminコマンドで抽出して編集してください。

-v version

本製品の以前のバージョン・レベルとの互換オプションです。ただし、8.0を指定しても本バージョン・レベルではV8.0互換モードのIJServerは作成できません。詳細は、“D.8.5 互換オプションについて”を参照してください。

複数のIJServerを一度に定義してコマンドを実行した場合、以下のように定義したIJServerの数だけメッセージが出力されます。一部の定義に失敗した場合、エラーメッセージが出力されますが、コマンドの処理は継続されます。このような場合はエラー原因を取り除いた後、-oオプションを指定して、再度コマンドを実行してください。

> isj2eeadmin ijserver -a -f ijserver.xml
isj2eeadmin: 情報: isj2ee2100:IJServerを登録しました。 NAME=IJServer1
extp: エラー: EXTP2030: 指定されたワークユニット定義は既に存在します: WU=IJServer2 SYSTEM=default
isj2eeadmin: 情報: isj2ee2100:IJServerを登録しました。 NAME=IJServer3

-o [-f filename]

IJServer定義を更新します。

  • 同名のIJServer定義がすでに存在するときは、IJServer定義が更新されます。
    定義ファイルで指定した項目の設定は更新され、指定しなかった項目の設定は更新前の設定のままとなります。

  • 同名のIJServer定義が存在しないときは、IJServer定義が新規に登録されます。
    定義ファイルで指定しなかった項目には、デフォルト値が設定されます。

IJServer以外の同名のワークユニットが存在したときは、エラーとなります。

オプション

説明

-f filename

IJServer定義ファイルのファイル名を指定します。
空白文字を含むファイル名は、二重引用符で囲みます。
省略した場合、カレントディレクトリの“ijserver.xml”が使用されます。

定義更新中に、別ユーザからの要求によって、同名のIJServerが新規追加/更新/削除された場合、“DEP4157”などのエラーとなることがあります。エラーとなった場合には、別ユーザからの操作で定義情報がどのように変更されているかを確認して、必要により再度処理を実行してください。

) IJServer定義の更新を行う場合、Typeタグを必ず記述してください。Typeタグが省略された場合、デフォルト値に対応したIJServerのタイプで有効なタグのみ定義の更新が行われます。

-d {-n ijs-name | -all} [-y]

IJServerを削除します。

オプション

説明

-n ijs-name

削除するIJServerの名前を指定します。
-allオプションとは同時に指定できません。

-all

登録されているすべてのIJServerを削除します。

-y

指定した場合、確認メッセージは出力されず、そのまま削除されます。
省略した場合、確認メッセージが出力されます。

IJServer以外のワークユニットを指定した場合は、エラーとなります。

) 他のIJServer等がクライアント配布物のjarを直接参照した場合、IJServerを削除してもファイルが残存する場合があります。しばらくしてから手動で削除してください。削除できない場合は、Interstage JMXサービスを再起動してから削除してください。

-e {-n ijs-name | -all} [-f filename] [-y] [-encode {UTF-8 | SJIS | EUC}]

IJServer定義ファイルを抽出します。

オプション

説明

-n ijs-name

定義を抽出するIJServerの名前を指定します。
-allオプションとは同時に指定できません。

-all

登録されているすべての定義を抽出します。

-f filename

出力する定義ファイル名を指定します。
空白文字を含むファイル名は、二重引用符で囲みます。
省略した場合、カレントディレクトリの“ijserver.xml”に出力されます。

-y

指定した場合、同一名の定義ファイルが存在していても、無条件にファイルが上書きされます。
省略した場合、確認メッセージが出力されます。

-encode {UTF-8 | SJIS | EUC}

定義ファイルの抽出時に、出力する定義ファイルのコード系を指定します。

  • UTF-8 :UTF-8(Unicode)で出力・デフォルト値(Linux)

  • SJIS  :Shift_JISで出力・・・デフォルト値(Windows(R))

  • EUC   :EUC-JPで出力・・・・デフォルト値(Solaris)

-l

定義登録済みIJServerのIJServer名の一覧を表示します。

-h

ijserverサブコマンドのUsageを表示します。

定義ファイル

D.8.7 IJServer定義ファイル”を参照してください。

メッセージ

使用例

IJServer定義を記述した“create-def.xml”というファイルで登録します。

> isj2eeadmin ijserver -a -f create-def.xml

IJServer定義を記述した“update-def.xml”というファイルで上書き登録します。

> isj2eeadmin ijserver -o -f update-def.xml

IJServer“IJSERVER1”のIJServer定義を削除します。

> isj2eeadmin ijserver -d -n IJSERVER1

IJServer“IJSERVER1”のIJServer定義を抽出し、“export-def.xml”というファイルに保存します。

> isj2eeadmin ijserver -e -n IJSERVER1 -f export-def.xml

登録されているIJServer定義の一覧を表示します。

> isj2eeadmin ijserver -l

IJSERVER1
IJSERVER2