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Interstage Application Server/Interstage Web Server Express リファレンスマニュアル(コマンド編)
Interstage

8.9 odlistque

名前


odlistque -キューイングポリシの状態を表示



odlistque -サーバアプリケーションの状態を表示

形式

odlistque [-a] [-M system]

機能説明

odlistqueコマンドは、登録済みサーバアプリケーション、およびodsetqueコマンドで登録されたキューイングポリシについて、リクエスト受け付け処理の状態とリクエスト処理の状態、キューイングされたリクエストに関する情報を表示します。
本コマンドで指定可能なオプションとパラメタを以下に示します。

-a

キューイングされたリクエストについて、そのリクエストを発行したクライアントのIPアドレスも表示します。

-M system

拡張システムを生成した場合に、運用の対象となるシステム名systemを指定します。本オプションを省略すると、デフォルトシステムでの運用が対象となります。
本オプションは、以下の製品で指定可能です。

  • Interstage Application Server Enterprise Edition

本コマンドにより表示される情報の各項目について、以下で説明します。

odlistque -a

Queue Name         ImplementationRepositoryID           Queue  /Dispatch Req/Max Client
OD_ORB_QUEUE       IDL:FJ/ImplementationRep:1.0         DISABLE/ENABLE   0  /16
Queue Name

対象のキュー名です。キューに登録していないサーバアプリケーションの場合は、インプリメンテーションリポジトリIDが表示されます。

ImplementationRepositoryID

インプリメンテーションリポジトリIDです。キューに複数のサーバアプリケーションが登録されている場合、各アプリケーションのインプリメンテーションリポジトリIDが縦に羅列して表示されます。

Queue

リクエストの受け付け処理の状態です。活性状態(リクエストを受け付ける状態)の場合は“ENABLE”、非活性状態(リクエストを受け付けない状態)の場合は“DISABLE”となります。
サーバアプリケーションが未起動の場合は“DISABLE”になります。キューに複数のサーバアプリケーションが登録されている場合、1つでも未起動のサーバアプリケーションが存在すると“DISABLE”になります。

CORBAワークユニットとして運用しているサーバアプリケーションの場合は、isinhibitqueコマンド、ispermitqueコマンドで状態の変更を行えます。CORBAワークユニットとして運用していないサーバアプリケーションの場合は、odcntlqueコマンドの-queオプションで状態の変更を行えます。

Dispatch

リクエスト処理の状態です。活性状態(サーバアプリケーションへのリクエストの割り当てを行う状態)の場合は“ENABLE”、非活性状態(サーバアプリケーションへのリクエストの割り当てを行わない状態)の場合は“DISABLE”になります。
サーバアプリケーションが未起動の場合は“ENABLE”になります。

CORBAワークユニットとして運用していないサーバアプリケーションの場合は、odcntlqueコマンドの -dspオプションで状態の変更を行えます。

Req

キューイングされたリクエストの数です。サーバアプリケーションで処理中のリクエストは含みません。

CORBAワークユニットとして運用しているサーバアプリケーションの場合、isinfobjコマンドによって表示される“queue”に等しくなります。

Max

キューイングできるリクエストの最大数です。
受付け可能リクエスト数の上限値が表示されます。詳細については、odsetqueの“受付け可能リクエスト数の上限値について”を参照してください。

ただし、CORBAワークユニットとして運用しているサーバアプリケーションの場合は、ワークユニット定義の“Maximum Queuing Message”で指定した値が表示されます。“Maximum Queuing Message”を指定していない場合は、0が表示されます。

Client

キューイングされたリクエストについて、そのリクエストを発行したクライアントのIPアドレスを表示します。IPアドレスは、リクエストがキューイングされた順に羅列されます。また、IPv6が有効な環境において本コマンドを実行し、かつリクエストを発行したクライアントでIPv4が有効であった場合は、IPv4射影アドレスが表示されます。
-aオプション指定時のみ表示されます。

注意事項

本製品をインストールした環境によって、本コマンドの利用権限が変わる場合があります。詳細については、“1.3 利用権限について ”を参照してください。

使用例

odlistque

Queue Name         ImplementationRepositoryID           Queue  /Dispatch Req/Max
OD_ORB_QUEUE       IDL:FJ/ImplementationRep:1.0         DISABLE/ENABLE   0  /16
                   IDL:FJ/ImplementationDef:1.0
                   IDL:FJ/Repository:1.0
                   IDL:OM_ORB/admin:1.0
IDL:ODsample/stringtest:1.0 IDL:ODsample/stringtest:1.0          ENABLE /ENABLE   0  /256

odlistque -a

Queue Name         ImplementationRepositoryID           Queue  /Dispatch Req/Max Client
OD_ORB_QUEUE       IDL:FJ/ImplementationRep:1.0         DISABLE/ENABLE   0  /16
                   IDL:FJ/ImplementationDef:1.0
                   IDL:FJ/Repository:1.0
                   IDL:OM_ORB/admin:1.0
IDL:ODsample/stringtest:1.0 IDL:ODsample/stringtest:1.0          ENABLE /DISABLE   3  /256 10.34.157.107,10.34.157.118,10.34.157.107

機能説明

odlistqueコマンドは、登録済みサーバアプリケーションについて、リクエスト受け付け処理の状態とリクエスト処理の状態、キューイングされたリクエストに関する情報を表示します。
本コマンドで指定可能なオプションとパラメタを以下に示します。

-a

キューイングされたリクエストについて、そのリクエストを発行したクライアントのIPアドレスも表示します。

-M system

拡張システムを生成した場合に、運用の対象となるシステム名systemを指定します。本オプションを省略すると、デフォルトシステムでの運用が対象となります。
本オプションは、以下の製品で指定可能です。

  • Interstage Application Server Enterprise Edition

本コマンドにより表示される情報の各項目について、以下で説明します。

odlistque -a

Queue Name         ImplementationRepositoryID           Queue  /Dispatch Req/Max Client
IDL:CORBA/InterfaceRep_Obf:1.0 IDL:CORBA/InterfaceRep_Obf:1.0       DISABLE/ENABLE   0  /2662
Queue Name

対象のインプリメンテーションリポジトリIDです。

ImplementationRepositoryID

対象のインプリメンテーションリポジトリIDです。“Queue Name”と同一です。

Queue

リクエストの受け付け処理の状態です。活性状態(リクエストを受け付ける状態)の場合は“ENABLE”、非活性状態(リクエストを受け付けない状態)の場合は“DISABLE”となります。
サーバアプリケーションが未起動の場合は“DISABLE”になります。

CORBAワークユニットとして運用しているサーバアプリケーションの場合は、isinhibitqueコマンド、ispermitqueコマンドで状態の変更を行えます。CORBAワークユニットとして運用していないサーバアプリケーションの場合は、odcntlqueコマンドの-queオプションで状態の変更を行えます。

Dispatch

リクエスト処理の状態です。活性状態(サーバアプリケーションへのリクエストの割り当てを行う状態)の場合は“ENABLE”、非活性状態(サーバアプリケーションへのリクエストの割り当てを行わない状態)の場合は“DISABLE”になります。
サーバアプリケーションが未起動の場合は“ENABLE”になります。

CORBAワークユニットとして運用していないサーバアプリケーションの場合は、odcntlqueコマンドの -dspオプションで状態の変更を行えます。

Req

キューイングされたリクエストの数です。サーバアプリケーションで処理中のリクエストは含みません。

CORBAワークユニットとして運用しているサーバアプリケーションの場合、isinfobjコマンドによって表示される“queue”に等しくなります。

Max

キューイングできるリクエストの最大数です。
受付け可能リクエスト数の上限値が表示されます。

ただし、CORBAワークユニットとして運用しているサーバアプリケーションの場合は、ワークユニット定義の“Maximum Queuing Message”で指定した値が表示されます。“Maximum Queuing Message”を指定していない場合は、0が表示されます。

Client

キューイングされたリクエストについて、そのリクエストを発行したクライアントのIPアドレスを表示します。IPアドレスは、リクエストがキューイングされた順に羅列されます。また、IPv6が有効な環境において本コマンドを実行し、かつリクエストを発行したクライアントでIPv4が有効であった場合は、IPv4射影アドレスが表示されます。
-aオプション指定時のみ表示されます。

注意事項

本製品をインストールした環境によって、本コマンドの利用権限が変わる場合があります。詳細については、“1.3 利用権限について ”を参照してください。

使用例

odlistque

Queue Name         ImplementationRepositoryID           Queue  /Dispatch Req/Max
IDL:OM_ORB/admin:1.0 IDL:OM_ORB/admin:1.0                 ENABLE /ENABLE   0  /2662
IDL:FJ/ImplementationRep:1.0 IDL:FJ/ImplementationRep:1.0         DISABLE/ENABLE   0  /2662
IDL:FJ/ImplementationDef:1.0 IDL:FJ/ImplementationDef:1.0         DISABLE/ENABLE   0  /2662
IDL:ODsample/stringtest:1.0 IDL:ODsample/stringtest:1.0          ENABLE /ENABLE   0  /2662

odlistque -a

Queue Name         ImplementationRepositoryID           Queue  /Dispatch Req/Max Client
IDL:OM_ORB/admin:1.0 IDL:OM_ORB/admin:1.0                 ENABLE /ENABLE   0  /2662
IDL:FJ/ImplementationRep:1.0 IDL:FJ/ImplementationRep:1.0         DISABLE/ENABLE   0  /2662
IDL:FJ/ImplementationDef:1.0 IDL:FJ/ImplementationDef:1.0         DISABLE/ENABLE   0  /2662
IDL:ODsample/stringtest:1.0 IDL:ODsample/stringtest:1.0          ENABLE /DISABLE   3  /2662 10.34.157.107,10.34.157.118,10.34.157.107