「拡張印刷モード」タブでは、K印刷モード時の給紙口指定印刷等について設定します。
当設定画面は、「FUJITSU FMPR-KPRTEMU」使用時(給紙口確認運用時)は無効です。
本画面の設定により、ホストから指定される印刷動作情報を利用し、端末独自の印刷動作に置き換えることができます。
ホストから印刷データを受信すると、優先順位1から順に「ホストからの指定」に設定した内容を比較し、「用紙/印刷モード」、「印刷面指定」、「その他の条件」のすべてが一致すれば「条件が一致した場合の動作」に設定した内容で印刷動作を行います。
一致しなければ、何も設定していない場合と同様に、連帳/単票ボタンの状態に従った通常の印刷動作になります(給紙方法は、「14.8.2 プリンタ装置の設定」の「ツールバーの用紙ボタン」で設定された内容となります)。
注意
当画面において「ホストからの指定」は、帳票の動作を振り分けるための条件を与えるための項目にすぎません。
例えば、「用紙/印刷モード」では"A3 横"などが選択できますが、プリンタエミュレータでの出力においては、どのような印刷形態であっても印刷内容が拡大されたり、横印刷になることはありません。
設定した条件を消去するには、「用紙/印刷モード」で <なし> を選択してください。
また、用紙/印刷モードが空白の場合は、ほかの項目は指定できません。
<ホストからの指定>
ホストからの用紙/印刷モードに関する指定を選びます。
・A3~レター | : | |
・ALL | : | すべての用紙サイズが対象となります。 |
・縦 | : | |
・横 | : | |
・LP | : | |
・<なし> | : | この優先順位の設定を解除し、設定域はすべて空白になります。 |
注意
縦/横/LPの項目がないものはすべての印刷モードが対象となります。
ホストからの印刷面に関する指定を選びます。
・装置設定 | : | 「印刷面は装置設定」指定が対象となります。(1) |
・片面継続 | : | 「片面印刷を開始/継続」指定が対象となります。(2) |
・両面継続 | : | |
・表面から両面 | : | 「表面から両面印刷を開始/継続」指定が対象となります。(4) |
・裏面から両面 | : | 「裏面から両面印刷を開始/継続」指定が対象となります。(5) |
・両面指定時 | : | (3)~(5)のいずれかであれば対象となります。 |
・面指定時 | : | (2)~(5)のいずれかであれば対象となります。 |
・すべて | : | 面指定によらず対象となります。 |
必要であれば、ホストからの指定を選びます。
指定しなければ、比較条件となりません。
以下、@A,@U,@Lは プルダウンメニューで選択可能です。
(これらも比較条件のひとつであり、給紙口の指定ではありません)
・@A | : | |
・@U | : | 「第一(上段)カセット」指定が対象となります。 |
・@L | : | 「第二(下段)カセット」指定が対象となります。 |
以下に、指定動作例を記述します。
例
ホストからの指定 | 対象となる印刷モード | ||
---|---|---|---|
用紙/ | 印刷面 | その他の | |
B4 縦 | すべて | @U | B4用紙、縦(ポートレート)、上段カセット 指定で印刷起動した場合が対象です。 |
ALL 横 | 両面指定時 | 用紙を問わず横(ランドスケープ)指定かつ両面指定時で印刷起動した場合が対象です。 |
<条件が一致した場合の動作>
比較条件が一致した場合の給紙方法を指定します。
指定した給紙方法は、連帳/単票ボタンの状態に優先して自動的にプリンタ装置の給紙口を切り替えて印刷しますので、当設定により、プリンタ装置の操作パネルや端末の操作なしで帳票の印刷が可能です(給紙口指定印刷)。
選択可能な給紙方法は、「14.8.2 プリンタ装置の設定」で選択されているプリンタのプリンタドライバタイプにより異なります。詳細は「12.3.1 ドライバタイプと給紙方法」を参照してください。
一部の給紙方法はドライバタイプにより異なるため、選択しているプリンタが変更されると、当画面で設定済みの給紙方法が使用できなくなる場合があります(無効状態)。
無効状態の給紙方法が存在する場合、その給紙方法の右側に「×」印を付加し、当画面内に下記警告を表示します。
無効な給紙方法はエラー状態ではありません。ただし、無効状態のまま印刷起動を行い、「ホストからの指定」条件が一致した場合は対応する給紙方法が存在しないため、ホストに対しセレクトミスエラーを通知します。
詳細は、「12.3.2 給紙方法セレクトミス」を参照してください。
通常は何も入力しないでください。