GDI印刷では、プリンタドライバを給紙方法のタイプ別に分類して設定等を取り扱います。
プリンタエミュレータの管理するドライバタイプを下表に示します。
給紙口切替機能は、ドライバタイプ1では利用できません(非対象)。
分類 | プリンタドライバ | 登録プリンタ名 | 給紙口切替機能 |
ドライバタイプ1 | 本製品に添付の | "FUJITSU FMPR-KPRTEMU" | 非対象 |
ドライバタイプ2 | FMPR5010/FMPR5110G | 任意 | 対象 |
ドライバタイプ3 | FMPR5410G/FMPR5610G | 任意 | 対象 |
給紙口切替機能で選択可能な給紙方法は下図のとおりです。
図中(⇔)は、ドライバタイプで共通であることを示します。
(⇔)の印がない給紙方法については、プリンタ変更時に給紙動作が変わる可能性があるため設定を、再度確認してください。
ドライバタイプ2 | ドライバタイプ3 | |
前連帳[トラクタ] | ⇔ | 前連帳[トラクタ] |
後連帳[トラクタ] | ⇔ | 後連帳[トラクタ] |
手差し待ち(4.2mm) | ⇔ | 手差し待ち(4.2mm) |
手差し待ち(8.5mm) | ⇔ | 手差し待ち(8.5mm) |
単票[CSF1台](4.2mm) |
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単票[CSF1台](8.5mm) |
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| 前単票[CSF1台](4.2mm) |
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| 前単票[CSF1台](8.5mm) |
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| 後単票[CSF1台](4.2mm) |
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| 後単票[CSF1台](8.5mm) |
前単票[CSF2台](4.2mm) | ⇔ | 前単票[CSF2台](4.2mm) |
前単票[CSF2台](8.5mm) | ⇔ | 前単票[CSF2台](8.5mm) |
後単票[CSF2台](4.2mm) | ⇔ | 後単票[CSF2台](4.2mm) |
後単票[CSF2台](8.5mm) | ⇔ | 後単票[CSF2台](8.5mm) |
プリンタエミュレータが表示する給紙方法は次の形式です。
吸入方法 [ 給紙機構 ] ( 吸入した用紙の上端余白量 )
<補足>
- "前xx"はプリンタ前方(フロント)からの給紙に限定することを示します。
- "後xx"はプリンタ後方(リア)からの給紙に限定することを示します。
- 連帳時の上端余白量はプリンタ装置の設定によります。
- "手差し待ち"は、用紙を手差し口(単票テーブル)から給紙する場合を示します。
- "単票"は、用紙を自動給紙する場合を示します。
- "CSFn台"は、カットシートフィーダの搭載台数を示します。
- "単票[CSF1台]"は、CSFの取り付け場所によらず給紙します。
- "前(後)単票[CSF1台]"は、カットシートフィーダの取り付け場所(前後)に
正しく合わせて設定してください。
前(後)方に取り付けて"後(前)単票"を指定しても給紙されません。
注意
給紙口切替機能の対象プリンタは追加されることがあります。
最新の情報についてはソフトウェア説明書をご覧ください。
本製品の改版/修正によりドライバタイプは追加されることがあります。
最新の情報は、ソフトウェア説明書の「給紙口切替機能」の項をご覧ください。
ポイント
プリンタエミュレータは、前述のドライバタイプで定義された給紙方法のうち、有効な給紙方法のみプルダウンメニューで表示します(選択リスト)。
したがって、プリンタドライバの給紙方法が多彩であっても、ドライバタイプで定義された給紙方法以外の給紙方法は選択/設定できません。
表示条件は下記要因で判断し、実際の給紙機構の装備状態には影響しません。
対応する給紙方法がプリンタドライバに存在するものを表示
連帳(単票)ボタンの動作設定では、連帳(単票)用の給紙方法だけを表示
設定した給紙方法の保存について
給紙方法の設定内容は設定項目により保存方法が異なります。
- 連帳/単票ボタンの動作設定の場合(後述、「14.8.2 プリンタ装置の設定」参照)
プロファイルごとに、各ドライバタイプ別、ボタン別に独立して保存し、当ボタンが選択された際に、未設定状態や存在しない給紙方法が設定されている状態にならないように管理します。
- 拡張印刷モードで設定した給紙方法(後述、「14.8.5 拡張印刷モードの設定」参照)
プロファイルごとに、ドライバタイプ共通の情報として保存し、プリンタのタイプの混在するユーザ環境において、給紙方法の互換有無を明示することで導入時の環境設定作業を支援します(給紙方法の無効状態表示)。