プロビジョニングを行う環境(マスタ環境)の構築が完了すると、以下の手順でサーバグループに対するサーバ追加/削除を行うことができます。
サーバグループへのサーバ追加時には、常に最新のマスタイメージを使用してください。
■マスタイメージの作成
Systemwalker Resource Coordinatorによるサーバ追加操作を行う場合は、事前に追加対象のサーバグループに所属する管理対象サーバのマスタイメージを作成します。サーバグループへのサーバ追加時に、本マスタイメージが追加サーバ上に反映されます。
マスタイメージは、サーバ上の情報(Interstageの定義情報やアプリケーションなど)を更新した場合などに作成します。これ以降、新たに資源を更新するまでは、マスタイメージを作成する必要はありません。
Interstage Application Serverの情報は、マスタイメージを作成することで、自動的に採取されます。マスタイメージの作成の詳細については、Systemwalker Resource Coordinatorのマニュアルを参照してください。
注意
マスタイメージの作成時は、Interstageが一時的に停止し、マスタイメージの作成が完了すると、Interstage、自動起動設定のIJServer、およびワークユニットが起動します。業務運用中にマスタイメージを作成する場合などは、Interstageが停止する点を考慮して作業してください。
また、起動/停止処理関連のメッセージとして、情報メッセージおよびエラーメッセージ(od10727、od15017)が出力される場合がありますが、対処する必要はありません。
■サーバグループへのサーバ追加
Systemwalker Resource Coordinatorによるサーバグループへのサーバ追加時に、サーバグループに対して、自動的に管理対象サーバが追加されます。このとき、追加サーバ上のInterstage Application Serverの資源は、IPアドレス、ホスト名などマシン固有情報を除いて、イメージ採取元のサーバと同一となり、サーバ追加処理の完了とともに業務を開始します。開始される業務は、Interstage Application Server起動時に、自動起動設定が行われているワークユニットが対象となります。
なお、上記以外に、Interstage Application Serverのカストマイズが必要な場合は、別途手順を実施してください。
サーバグループへのサーバ追加の詳細については、Systemwalker Resource Coordinatorのマニュアルを参照してください。
注意
Systemwalker Resource Coordinatorを使用してサーバグループにサーバを追加すると、Interstage Application Server マルチサーバ管理機能の以下の操作が自動的に行われます。
事前に、これらの操作に対する注意事項を確認して操作してください。
リパーパシングですべてのサーバを削除したサーバグループに対して、管理サーバのInterstage管理コンソールからサーバを追加できません。
■サーバグループからのサーバ削除
Systemwalker Resource Coordinatorによりサーバグループからサーバを削除すると、サーバグループから自動的に管理対象サーバが削除されます。このとき、削除されたサーバは、Interstage Application Serverの管理サーバが管理するサイトからも削除されます。詳細については、Systemwalker Resource Coordinatorのマニュアルを参照してください。
注意
Systemwalker Resource Coordinatorを使用してサーバグループからサーバを削除すると、Interstage Application Server マルチサーバ管理機能の以下の操作が自動的に行われます。
事前に、これらの操作に対する注意事項を確認して操作してください。
また、サーバグループから削除しようとしているサーバが、故障などの理由で停止している場合、Systemwalker Resource Coordinatorからのサーバ削除前に、Interstage管理コンソールで、サーバグループからのサーバ削除、およびサイトからのサーバ削除(強制削除)を行ってください。
リパーパシングですべてのサーバが削除されているサーバグループに多階層IJServerの定義が存在する場合は、そのサーバグループを削除できません。多階層IJServerを削除してから、サーバグループを削除してください。