ここでは、以下の図の構成を例に、ping監視の設定方法を説明します。
図5.5 ping監視の設定例
注意
ping監視を設定する前に、物理アダプターおよび仮想アダプターの設定が必要です。詳細は、以下を参照してください。
物理アダプターの設定
詳細は、“3.4.2 物理アダプターの設定(事前作業)”を参照してください。
仮想アダプターの設定
詳細は、“3.4.3 仮想アダプターの設定”を参照してください。
ping監視の設定はhanetpollコマンドを使用します。hanetpollコマンドは、“Administrators”グループのユーザーで実行してください。
以下に、hanetpollコマンドの実行例および実行結果を示します。
ローカル エリア接続 1が運用時の監視先:192.168.3.10、192.168.3.20
ローカル エリア接続 2が運用時の監視先:192.168.3.10、192.168.3.20
> hanetpoll create -t "ローカル エリア接続 1" -p 192.168.3.10,192.168.3.20 FJSVhanet: INFO: 00000: The command ended normally. > hanetpoll create -t "ローカル エリア接続 2" -p 192.168.3.10,192.168.3.20 FJSVhanet: INFO: 00000: The command ended normally. |
hanetpollコマンドの詳細は、“6.2.4 hanetpoll”を参照してください。
通信相手システムをping監視先として設定することで、通信相手システムまでの経路も監視できます。通信相手システムをping監視先として設定した場合、通信相手システムまでの経路で異常が発生してもアダプターの切替えを行わず、メッセージを表示してユーザーに異常を知らせる設定を行うこともできます。設定の詳細は、“6.2.4 hanetpoll”を参照してください。
参照
GLSを正しく設定および使用するために、ping監視の設定後、以下の作業を行ってください。
仮想アダプターにIPアドレスを設定
詳細は、“3.4.5 IPアドレスの設定(事後作業)”を参照してください。
仮想アダプターの活性化
詳細は、“5.1.2 仮想アダプターの活性化/非活性化”参照してください。
ping監視の開始
詳細は、“5.3.3 ping監視の開始/停止”参照してください。