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SystemwalkerService Catalog Manager V14g インフラサービス機能運用ガイド 管理者編
Systemwalker

11.3.2 課金情報の変更

公開中のサービス仕様の課金情報を変更します。サービス仕様の金額を値上げする場合や、キャンペーンなどの期間限定価格を設定する場合が該当します。
また、システムに取り込んだL-Serverの課金情報を変更することもできます。
以下の手順で、商品マスタに登録されているサービス仕様またはシステムに取り込んだL-Serverの課金情報を変更します。

  1. 商品マスタメンテナンスコマンドの出力機能を実行します。
    商品マスタメンテナンスコマンドの出力機能を実行すると、商品マスタに登録済みのサービス仕様の課金情報が指定した課金情報ファイルに出力されます。商品マスタメンテナンスコマンドの出力機能については“11.2.3 商品マスタメンテナンスコマンド”の“出力機能”を参照してください。

  2. 出力された課金情報ファイルの価格の変更や期間指定の設定を行います。
    以下に課金情報ファイルの変更例を示します。変更日時は、将来の日時を設定してください。

    1. 商品マスタに登録済みの商品の単価を変更する場合は、新たに変更後の単価のデータを追加します。
      例) 商品ID="ID001"の商品の単価を、2011/8/1から\210に変更します。

      変更前:

      商品ID

      優先度

      単価

      適用開始日時

      適用終了日時

      データA

      ID001

      0

      \200

      2011-01-01T00:00:00.000+0900

      なし

      変更後:

      商品ID

      優先度

      単価

      適用開始日時

      適用終了日時

      データA

      ID001

      0

      \200

      2011-01-01T00:00:00.000+0900

      2011-07-31T23:59:59.999+0900

      データB

      ID001

      1

      \210

      2011-08-01T00:00:00.000+0900

      なし

      既存データAに対して、以下の設定を行います。
      - 適用終了日時:変更日時の直前の日時に変更
      新規データBに対して、以下の設定を行います。
      - 優先度:既存データAよりも高い優先度
      - 単価:新単価
      - 適用開始日時:変更日時
      - 適用終了日時:省略

    2. キャンペーンなどの期間限定価格を登録する場合は、新たに対象期間のデータを追加します。
      例) 2011/8/1から2011/8/31の期間を半額にします。

      変更前:

      商品ID

      優先度

      単価

      適用開始日時

      適用終了日時

      データA

      ID001

      0

      \200

      2011-01-01T00:00:00.000+0900

      なし

      変更後:

      商品ID

      優先度

      単価

      適用開始日時

      適用終了日時

      データA

      ID001

      0

      \200

      2011-01-01T00:00:00.000+0900

      なし

      データB

      ID001

      1

      \100

      2011-08-01T00:00:00.000+0900

      2011-08-31T23:59:59.999+0900

      既存データAは修正しません。
      新規データBに対して、以下の設定を行います。
      - 優先度:既存データAよりも高い優先度
      - 単価:新単価
      - 適用開始日時:期間の開始日時
      - 適用終了日時:期間の終了日時

    課金情報ファイルの書式については、“11.2.2 課金情報ファイルの書式”を参照してください。

  3. サービス仕様の課金情報の変更内容(サービス仕様名、概算料金、適用開始日時など)を利用部門に通知します。

  4. 商品マスタメンテナンスコマンドの登録機能を実行します。
    作成した課金情報ファイルを指定して商品マスタメンテナンスコマンドの登録機能を実行します。商品マスタメンテナンスコマンドの登録機能については“11.2.3 商品マスタメンテナンスコマンド”の“登録機能”を参照してください。

注意

  • 適用開始日時を将来の日時にしない場合は、商品マスタメンテナンスコマンドの登録機能を実行する前に、マイポータルを停止する必要があります。マイポータルの停止前には、利用部門にその旨を通知してください。商品マスタメンテナンスコマンドの登録機能の実行後に、マイポータルを起動してください。

    以下に手順を示します。

    1. 以下のコマンドを実行して、マイポータルを停止します。

      isstopwu CTMG_MyPortal
    2. 商品マスタメンテナンスコマンドの登録機能を実行します。

    3. 以下のコマンドを実行して、マイポータルを起動します。

      isstartwu CTMG_MyPortal

    isstopwuコマンドおよびisstartwuコマンドの詳細は、“Interstage Application Server/Interstage Web Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。

  • 仕様保存からのサービス利用申請の場合は、変更前の金額で仕様保存していると、表示される金額は変更されません。変更日以降はマイポータルに表示されている金額ではなく、変更後の金額になることを注意事項として利用部門に通知してください。