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Interstage Application Server 運用ガイド(基本編)

3.8.2 管理対象サーバのバックアップ/リストア

  管理対象サーバのバックアップ/リストアおよび移入は、以下の目的のために行います。


  管理サーバのバックアップと管理対象サーバのバックアップは、必ず両方取得してください。管理サーバのバックアップと管理対象サーバのバックアップの定義情報が異なる場合、サイト環境の復旧は困難となります。


3.8.2.1 サーバグループへのサーバ追加

  サーバグループへの管理対象サーバ追加時は、事前に追加する管理対象サーバとサーバグループ内の管理対象サーバのInterstage資源を一致させる必要があります。そのため、バックアップ/移入機能を使用してInterstage資源を一致させます。
  作業手順について以下に説明します。



■ 事前操作(Interstage資源のバックアップ)

  バックアップ機能を使用して、サーバグループに所属する管理対象サーバの資源をバックアップします。
  バックアップ手順については、“管理対象サーバのInterstage源のバックアップ手順”を参照してください。


  Interstage資源のバックアップを行う場合、サーバグループに所属するサーバのうちの1台でInterstageを停止し、バックアップを行います。
  一定期間、当該サーバの運用を停止する必要があるため、バックアップ契機を考慮しておく必要があります。
  また、バックアップ契機を考慮し、サーバグループ内のサーバ数に余裕を持たせて設計するという方法もあります。


■ サーバグループへのサーバ追加

  サーバグループへのサーバ追加時は、追加対象の管理対象サーバ(リザーブサーバ)に対して、サーバグループに所属する管理対象サーバの資源(事前操作で取得)を移入したあと、サーバ追加操作を行います。
  サーバグループへのサーバ追加操作の手順を以下に説明します。

  1. サーバグループに所属する管理対象サーバの資源の移入
    サーバグループに追加する予定のリザーブサーバに、事前操作でバックアップした資源を移入します。移入手順については、“管理対象サーバのInterstage資源の移入手順”を参照してください。

  2. サーバグループへの管理対象サーバ追加
    Interstage管理コンソールを使用し、サーバグループに、Interstage資源の移入が完了した管理対象サーバ(リザーブサーバ)を追加します。

■ 管理対象サーバのInterstage資源のバックアップ手順

  Interstageでは、Interstage資源のバックアップを、一括して行うためのバッチファイル(Windows(R))およびシェルスクリプト(Solaris/Linux)のサンプルを提供しています。本サンプルをカストマイズすることにより、バックアップを一括して行えます。
  Interstage資源のバックアップ手順の詳細については、“第4章 メンテナンス(資源のバックアップ/他サーバへの資源移行/ホスト情報の変更)”を参照してください。また、本サンプルの詳細については、“4.4 メンテナンスの一括実行”を参照してください。
  ここでは、本サンプルを使用してInterstage資源をバックアップする場合の手順を説明します。


●サンプルのカストマイズ
  1. サンプルの取得
    以下のサンプルを作業用ディレクトリへコピーします。以降、Windows(R)およびLinuxでは、本ファイルをバックアップ用のバッチファイル/シェルスクリプトとしてカストマイズします。Solarisでは、バックアップ・リストア対象定義ファイルをカストマイズします。

    C:\Interstage\sample\backup_restore\isbackup.bat

    # シェルスクリプト
      /opt/FJSVisas/sample/backup_restore/isbackup
    # バックアップ・リストア対象定義ファイル
      /opt/FJSVisas/sample/backup_restore/sample.def

    /opt/FJSVisas/sample/backup_restore/isbackup
  2. 基本情報の指定
    Interstageのインストールディレクトリ(Windows(R)のみ)やバックアップ資源の格納先を指定します。これらの項目は、以下のように指定します。


    バックアップ用のバッチファイルにおいて、INST_DIRにInterstageのインストールディレクトリを設定します。COMMON_PATHにバックアップ資源の格納先を設定します。
    記入例を以下に示します。

    rem [Common]
    set INST_DIR=C:\INTERSTAGE
    set COMMON_PATH=C:\temp\backup


    バックアップ・リストア対象定義ファイルにおいて、pathにバックアップ資源の格納先を設定します。
    記入例を以下に示します。

    [Common]
    path = /tmp/backup


    バックアップ用のシェルスクリプトにおいて、COMMON_PATHにバックアップ資源の格納先を設定します。
    記入例を以下に示します。

    #[Common]
    set COMMON_PATH=/tmp/backup
  3. バックアップ対象資源の確認と指定
    バックアップ対象とするサービス資源を確認します。isprintbackuprscコマンドを実行し、表示されたサービス資源が、バックアップ対象となるサービス資源です。
    以下の手順で編集してください。


    バックアップ用バッチファイル/シェルスクリプトにおいて、“セクション名_TARGET”の定義項目にそのサービスをバックアップ対象とするか(“on”:バックアップ対象/“off”:バックアップ対象外)を指定します。なお、isprintbackuprscコマンドの出力結果は、セクション名と対応しています。

    たとえば、“Interstage管理コンソールの資源”(GUI)をバックアップ対象とする場合は、以下のように指定します。

    set GUI_TARGET=on


    バックアップ・リストア対象定義ファイルにおいて、各セクション内の“target”の定義項目にそのセクションに対応したサービスをバックアップ対象とするか(“on”:バックアップ対象/“off”:バックアップ対象外)を指定します。なお、isprintbackuprscコマンドの出力結果は、セクション名と対応しています。
    たとえば、“Interstage管理コンソールの資源”(GUI)をバックアップ対象とする場合は、以下のように指定します。

    [GUI]
    target = on

    なお、以下のサービス資源は、上記に示したon/off以外に、必要に応じてカストマイズする項目があります。詳細については、“4.4.2 バックアップ・リストア対象資源の定義方法”を確認してください。

    サービス名

    項目名

    説明

    IHS

    IHS_TARGET

    Interstage HTTP Serverのバックアップ操作を行う場合は、“on”を設定します。

    IHS_OPTION

    操作対象資源を、以下のいずれかから選択します。
      1:環境定義情報
      2:環境定義情報およびパスワードファイル
      3:環境定義情報、パスワードファイルおよびDocumentRootディレクティブで指定したディレクトリ配下

    その他の項目

    使用しません。

    注)isprintbackuprscコマンドの出力結果に、上記以外のサービス(“EJB”、“SOAP”、“UDDI”)が表示された場合は、“4.4.2 バックアップ・リストア対象資源の定義方法”の“定義項目一覧”に説明されている定義項目の表を参照して、各定義項目に指定する必要がある情報を確認してください(isprintbackuprscコマンドの出力結果は、表中の“セクション名”に対応しています)。
    なお、これらサービスを使用していない場合、バックアップする必要はありません。


●サンプルの実行

  1. Interstage各サービスの停止
      Interstageの各サービスを停止します。停止操作の詳細については、“4.1.2.1 サービスの停止”を参照してください。

  2. サンプルの実行
      カストマイズの完了したサンプルを実行します。
      本操作によりバックアップ資源が作成されます。
      なお、サンプル実行時の注意事項については、“4.4.3 資源のバックアップ/移出”に説明されている注意事項を参照してください。

  3. Interstage各サービスの起動
      サンプルの実行前に停止したInterstageの各サービスを起動します。起動操作の詳細については、“4.1.2.22 サービスの起動”を参照してください。


■ 管理対象サーバのInterstage資源の移入手順

  資源の移入を一括して行うためのバッチファイル(Windows(R))およびシェルスクリプト(Solaris/Linux)のサンプルを提供しています。本サンプルをカストマイズすることにより、移入を一括して行えます。
  Interstage資源の移入の詳細については、“第4章 メンテナンス(資源のバックアップ/他サーバへの資源移行/ホスト情報の変更)”に説明されている移入(他サーバへの資源移行)手順を参照してください。また、本サンプルの詳細については、“4.4 メンテナンスの一括実行”を参照してください。
  ここでは、本サンプルを使用してInterstage資源を移入する場合の手順を説明します。


●サンプルのカストマイズ

  1. サンプルの取得
    作業用ディレクトリに以下のサンプルをコピーします。以降、Windows(R)およびLinuxでは、本ファイルをバックアップ用のバッチファイル/シェルスクリプトとしてカストマイズします。Solarisでは、バックアップ・リストア対象定義ファイルをカストマイズします。

    C:\Interstage\sample\backup_restore\isimport.bat

    # シェルスクリプト
      /opt/FJSVisas/sample/backup_restore/isrestore
    # バックアップ・リストア対象定義ファイル
      /opt/FJSVisas/sample/backup_restore/sample.def

    /opt/FJSVisas/sample/backup_restore/isimport


      サンプル実行時は、-sオプションを指定してください。

  2. 基本情報の指定
    移入先サーバのホスト名やInterstageのインストールディレクトリ(Windows(R)のみ)、バックアップ資源の格納先などを指定します。これらの項目は、以下のように指定します。


    移入用のバッチファイルにおいて、HOSTに移入先ホスト名を設定します。INST_DIRにInterstageのインストールディレクトリを設定します。COMMON_PATHにバックアップ資源の格納先を設定します。
    記入例を以下に示します。

    rem [Common]
    set HOST=import_host
    set INST_DIR=C:\INTERSTAGE
    set COMMON_PATH=C:\temp\backup


    バックアップ・リストア対象定義ファイルにおいて、hostに移入先ホスト名を設定します。pathにバックアップ資源の格納先を設定します。target_serverに移入であることを設定します。
    記入例を以下に示します。

    [Common]
    host=import_host
    path = /tmp/backup
    target_server=others


    移入用のシェルスクリプトにおいて、HOSTに移入先ホスト名を設定します。COMMON_PATHにバックアップ資源の格納先を設定します。
    記入例を以下に示します。

    #[Common]
    set HOST=import_host
    set COMMON_PATH=/tmp/backup
  3. 移入対象資源の確認と指定
    移入対象とするサービス資源は、バックアップ時と同様です。
    以下の手順で編集してください。


    バックアップ用バッチファイル/シェルスクリプトにおいて、“セクション名_TARGET”の定義項目にそのサービスを移入対象とするか(“on”:移入対象/“off”:移入対象外)を指定します。バックアップ時に使用したバックアップ用バッチファイル/シェルスクリプトを参考に修正してください。


    たとえば、“Interstage管理コンソールの資源”(GUI)を移入対象とする場合は、以下のように指定します。

    set GUI_TARGET=on


    バックアップ・リストア対象定義ファイルにおいて、各セクション内の“target”の定義項目にそのセクションに対応したサービスをリストア対象とするか(“on”:移入対象/“off”:移入対象外)を指定します。バックアップ時に使用したバックアップ・リストア対象定義ファイルを参考に修正してください。
    たとえば、“Interstage管理コンソールの資源”(GUI)をリストア対象とする場合は、以下のように指定します。

    [GUI]
    target = on

    なお、以下のサービス資源は、上記に示したon/off以外に、必要に応じてマシン固有情報(Interstage JMXサービスで使用するIPアドレスなど)をカストマイズする項目があります。詳細については、“4.4.2 バックアップ・リストア対象資源の定義方法”を確認してください。

    サービス名

    項目名

    説明

    GUI

    GUI_TARGET

    Interstage管理コンソールの移入操作を行う場合は、“on”を設定します。

    JMX

    JMX_TARGET

    Interstage JMXサービス資源の移入操作を行う場合は、“on”を設定します。

    JMX_IPADDRESS

    Interstage JMXサービスで使用するIPアドレスを変換する必要がある場合に指定します。詳細については、“4.4.2 バックアップ・リストア対象資源の定義方法”の本項目の説明を参照してください。

    JMX_USERREP

    Interstage JMXサービスのユーザリポジトリ定義をリストア対象とするかを指定します。
      on :リストアする(デフォルト)
      off:リストアしない

    JMX_SITEINFO

    サイトを移行する場合は、“on”を設定します。(注1)

    OD

    OD_TARGET

    CORBAサービス資源の移入操作を行う場合は、“on”を設定します。

    OD_PORT

    CORBA通信に使用するポート番号を指定します。

    OD_DBPATH

    インタフェースリポジトリで使用するデータベースのディレクトリを指定します。

    IHS

    IHS_TARGET

    Interstage HTTP Serverのリストア操作を行う場合は、“on”を設定します。

    IHS_HOST_TABLE

    サーバグループへのサーバ追加時には指定しません。

    IHS_OPTION

    操作対象資源を、以下のいずれかから選択します。
      1:環境手儀情報
      2:環境定義情報およびパスワードファイル
      3:環境定義情報、パスワードファイルおよびDocumentRootディレクティブで指定したディレクトリ配下

    その他の項目

    使用しません。

    IJServer

    IJSERVER_TARGET

    IJServer資源の移入操作を行う場合は、“on”を設定します。

    IJSERVER_HOST_TABLE

    サーバグループへのサーバ追加時は、指定しません。

    ISSCS

    ISSCS_TARGET

    Interstage証明書環境資源の移入操作を行う場合は、“on”を設定します。

    ISSCS_OPTION

    操作対象資源を、以下のいずれかから選択します。
      1:SSL定義ファイル
      2:Interstage証明書環境の資源(SSL定義ファイルと証明書環境のファイル)
    なお、必ず“4.2.3.14 Interstage証明書環境資源の移入”を参照してから選択してください。

    注1)サイトを移行する場合以外は、必ず“off”を設定してください。“on”を設定すると、アプリケーションの動作に異常が発生する場合があります。

    2上記以外のサービス(“EJB”、“SOAP”、“UDDI”)を移入する場合は、“4.4.2 バックアップ・リストア対象資源の定義方法”の“定義項目一覧”に説明されている定義項目の表を参照して、各定義項目に指定すべき情報を確認してください。


●サンプルの実行

  1. Interstage各サービスの停止
      Interstageの各サービスを停止します。停止操作の詳細については、“4.1.2.1 サービスの停止”を参照してください。

  2. サンプルの実行
      カストマイズの完了したサンプルを、-sオプションを指定して実行します。
      本操作により移入が行われます。
      なお、サンプル実行時の注意事項については、“4.4.3 資源のバックアップ/移出”に説明されている注意事項を参照してください。

  3. Interstage各サービスの起動
      サンプルの実行前に停止したInterstageの各サービスを起動します。起動操作の詳細については、“4.1.2.22 サービスの起動”を参照してください。


  サンプル実行時は、-s オプションを指定してください。


3.8.2.2 管理対象サーバの復旧

  管理対象サーバの故障などに備え、事前に管理対象サーバのInterstage資源をバックアップしておきます。管理対象サーバの故障などが発生した場合は、管理対象サーバの復旧後、Interstage資源をリストアし、Interstage環境を復旧します。
  作業手順について以下に説明します。



■ 事前操作(Interstage資源のバックアップ)

  バックアップ機能を使用して、サーバグループに所属する管理対象サーバの資源をバックアップします。
  バックアップ手順については、“管理対象サバのInterstage資源のバックアップ手順”を参照してください。


■ サーバの復旧操作

  故障した管理対象サーバを復旧させたあと、事前に採取しておいたInterstageのバックアップ資源をリストアします。
  リストア手順については、“管理対象サバのInterstage資源のリストア手順”を参照してください。
  なお、管理対象サーバの復旧時は、必ずその管理対象サーバが所属していたサーバグループに所属する管理対象サーバから取得したバックアップ資源を復元してください。それ以外のサーバのバックアップ資源をリストアしないでください。


■ 管理対象サーバのInterstage資源のリストア手順

  Interstageでは、Interstage資源のリストアを、一括して行うためのバッチファイル(Windows(R))およびシェルスクリプト(Solaris/Linux)のサンプルを提供しています。本サンプルをカストマイズすることにより、リストアを一括して行えます。
  Interstage資源のリストア手順の詳細については、“第4章 メンテナンス(資源のバックアップ/他サーバへの資源移行/ホスト情報の変更)”を参照してください。また、本サンプルの詳細については、“4.4 メンテナンスの一括実行”を参照してください。
  ここでは、本サンプルを使用してInterstage資源をリストアする場合の手順を説明します。


●サンプルのカストマイズ

  1. サンプルの取得
    作業用ディレクトリに以下のサンプルをコピーします。以降、Windows(R)およびLinuxでは、本ファイルをバックアップ用のバッチファイル/シェルスクリプトとしてカストマイズします。Solarisでは、バックアップ・リストア対象定義ファイルをカストマイズします。

    C:\Interstage\sample\backup_restore\isrestore.bat

    # シェルスクリプト
      /opt/FJSVisas/sample/backup_restore/isrestore
    # バックアップ・リストア対象定義ファイル
      /opt/FJSVisas/sample/backup_restore/sample.def

    /opt/FJSVisas/sample/backup_restore/isrestore
  2. 基本情報の指定
    Interstageのインストールディレクトリ(Windows(R)のみ)やバックアップ資源の格納先などを指定します。これらの項目は、以下のように指定します。


    リストア用のバッチファイルにおいて、INST_DIRにInterstageのインストールディレクトリを設定します。COMMON_PATHにバックアップ資源の格納先を設定します。
    記入例を以下に示します。

    rem [Common]
    set INST_DIR=C:\INTERSTAGE
    set COMMON_PATH=C:\temp\backup


    バックアップ・リストア対象定義ファイルにおいて、pathにバックアップ資源の格納先を設定します。target_serverにリストアであることを設定します。
    記入例を以下に示します。

    [Common]
    path = /tmp/backup
    target_server=current


    バックアップ用のシェルスクリプトにおいて、COMMON_PATHにバックアップ資源の格納先を設定します。
    記入例を以下に示します。

    #[Common]
    set COMMON_PATH=/tmp/backup
  3. リストア対象資源の確認と指定
    リストア対象とするサービス資源は、バックアップ時と同様です。
    以下の手順で編集してください。


    バックアップ用バッチファイル/シェルスクリプトにおいて、“セクション名_TARGET”の定義項目にそのサービスをリストア対象とするか(“on”:リストア対象/“off”:リストア対象外)を指定します。“バックアップ時に使用したバックアップ用バッチファイル/シェルスクリプトを参考に修正してください。


    たとえば、“Interstage管理コンソールの資源”(GUI)をリストア対象とする場合は、以下のように指定します。

    set GUI_TARGET=on


    バックアップ・リストア対象定義ファイルにおいて、各セクション内の“target”の定義項目にそのセクションに対応したサービスをリストア対象とするか(“on”:リストア対象/“off”:リストア対象外)を指定します。バックアップ時に使用したバックアップ・リストア対象定義ファイルを参考に修正してください。
    たとえば、“Interstage管理コンソールの資源”(GUI)をリストア対象とする場合は、以下のように指定します。

    [GUI]
    target = on

    なお、以下のサービス資源は、上記に示したon/off以外に、必要に応じてカストマイズする項目があります。詳細については、“4.4.2 バックアップ・リストア対象資源の定義方法”を確認してください。

    サービス名

    項目名

    説明

    GUI

    GUI_TARGET

    Interstage管理コンソールのリストア操作を行う場合は、“on”を設定します。

    IHS

    IHS_TARGET

    Interstage HTTP Serverのリストア操作を行う場合は、“on”を設定します。

    IHS_OPTION

    操作対象資源を、以下のいずれかから選択します。
      1:環境手儀情報
      2:環境定義情報およびパスワードファイル
      3:環境定義情報、パスワードファイルおよびDocumentRootディレクティブで指定したディレクトリ配下

    その他の項目

    使用しません。

    注)上記以外のサービス(“EJB”、“SOAP”、“UDDI”)をリストアする場合は、“4.4.2 バックアップ・リストア対象資源の定義方法”の“定義項目一覧”に説明されている定義項目の表を参照して、各定義項目に指定すべき情報を確認してください。


●サンプルの実行

  1. Interstage各サービスの停止
      Interstageの各サービスを停止します。停止操作の詳細については、“4.1.2.1 サービスの停止”を参照してください。

  2. サンプルの実行
      カストマイズの完了したサンプルを、-sオプションを指定して実行します。
      本操作によりリストアが行われます。
      なお、サンプル実行時の注意事項については、“4.4.3 資源のバックアップ/移出”に説明されている注意事項を参照してください。

  3. Interstage各サービスの起動
      サンプルの実行前に停止したInterstageの各サービスを起動します。起動操作の詳細については、“4.1.2.22 サービスの起動”を参照してください。


  サンプル実行時には、-sオプションを指定してください。