本ソフトウェアを、旧バージョンから新バージョンに、アップグレードを行う場合のインストール手順を説明します。
注意
アップグレードインストールを行うと、Managerの二階層運用、Managerの二重化運用、および、インストール後の運用途中に行ったPull/Pushの通信方式の切り替え設定は解除されます。アップグレードインストール後、再度設定を実施してください。
クラスタシステム運用されているManagerをアップグレードする場合は、一度クラスタ運用を解除し、アップグレード後、再度クラスタ運用設定を実施してください。
以下、アップグレードの手順を説明します。
Managerのアップグレードインストールの手順を、以下に示します。
■実行に必要な権限
【Windows版】
Administratorsグループに所属するユーザ権限が必要です。
【UNIX版】
システム管理者(スーパ・ユーザ)権限が必要です。
■本手順を行う前に
Managerの常駐プロセスが起動している場合は、「第5章 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを停止してください。また、常駐プロセスが正しく停止しているか確認してください。
■手順
以下の手順にそって実施してください。
【Windows版】
Managerのアップグレードインストール
初回インストールと同様に「4.1.1.1.3 インストール手順」に従ってManagerのインストールを開始します。
上書きするか問い合わせがありますので、YES を選択してください。なお、アップグレードインストールでは自動で以下のことが行われます。
サービスの停止
前回のインストール時の問い合わせ項目での入力情報を引き継いだ上書きインストール
上書き対象外の定義ファイルのバックアップ
Managerのサービスの起動と確認
「第5章 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、一旦、「ETERNUS SF Disk Space Monitor DCM」サービスを起動してください。また、常駐プロセスが正しく起動しているか確認してください。
PDBファイル(pdb.dat)の確認
以下のディレクトリに本バージョンのPDBファイル(pdb.dat)が存在することを確認します。
<可変ファイル格納ディレクトリ>\data |
Managerのサービスの停止と確認
「第5章 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、「ETERNUS SF Disk Space Monitor DCM」サービスを停止してください。また、常駐プロセスが正しく停止しているか確認してください。
上書き対象外の定義ファイルに行われていたユーザ定義の反映
上書きが行えないファイルが、<可変ファイル格納ディレクトリ> \control\配下に ”ファイル名VnnLnn.拡張子” というファイル名でバックアップされています(VnnLnn部分は、アップグレード前のバージョンレベルです)。アップグレード前に編集を行っていたファイルが、バックアップされていた場合には、バックアップファイルを元に、再度、編集作業を行ってください。
上記でバックアップされるファイルは以下のものです。
DSAconfiguration.txt
template.dat
threshold.bat
注意
バックアップファイルは、編集の有無に係わらず作成されます。
Managerのサービスの起動と確認
「第5章 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービスを起動してください。また、常駐プロセスが正しく起動しているか確認してください。
【UNIX版】
/var/opt/FJSVssqc/配下のファイルバックアップ
/var/opt/FJSVssqc/配下のファイルをバックアップしておきます。
注意
ファイルにはPDBが含まれます。データサイズが大きくなるので、バックアップ先の領域サイズに注意してください。
Managerのアップグレードインストール
初回インストールと同様に「4.1.1.1.3 インストール手順」に従ってManagerのインストールを開始します。
アップグレードを行うかの問い合わせがありますので、YES を選択してください。なお、アップグレードインストールでは自動で以下のことが行われます。
デーモンの停止
その他定義ファイル(/etc/opt/FJSVssqc/配下)の退避
旧バージョンパッケージのアンインストール
前回の問い合わせ項目での入力情報を引き継いだインストール。
退避してあったその他定義ファイルの書き戻し
Managerのデーモンの起動と確認
「第5章 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、デーモンを起動してください。また、常駐プロセスが正しく起動しているか確認してください。
/var/opt/FJSVssqc/配下のファイルの書き戻し
「1. /var/opt/FJSVssqc/配下のファイルバックアップ」でバックアップしておいた/var/opt/FJSVssqc/配下のファイルを、元のパスに書き戻します。
pdb.datファイルの確認
以下のディレクトリにpdb.datファイルが存在することを確認します。
/var/opt/FJSVssqc/PDB/ |
Managerのデーモンの停止と確認
「第5章 常駐プロセス、起動と停止」を参照してデーモンを停止してください。また、常駐プロセスが正しく停止しているか確認してください。
書き戻し対象外の定義ファイルに行われていたユーザ定義の反映
自動で書き戻しが行えないファイルが、/etc/opt/FJSVssqc/配下に ”ファイル名VnnLnn.拡張子” というファイル名でバックアップされています(VnnLnn部分は、アップグレード前のバージョンレベルです)。アップグレード前に編集を行っていたファイルが、バックアップされていた場合には、バックアップファイルを元に、再度、編集作業を行ってください。
上記でバックアップされるファイルは以下のものです。
DSAconfiguration.txt
template.dat
threshold.sh
注意
バックアップファイルは、編集の有無に係わらず作成されます。
Managerのデーモンの起動と確認
「第5章 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、デーモンを起動してください。また、常駐プロセスが正しく起動しているか確認してください。
Agentのアップグレードの手順を、以下に示します。
■実行に必要な権限
【Windows版】
Administratorsグループに所属するユーザ権限が必要です。
【UNIX版】
システム管理者(スーパ・ユーザ)権限が必要です。
■本手順を行う前に
Agentの常駐プロセスが起動している場合は、「第5章 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを停止してください。また、常駐プロセスが正しく停止しているか確認してください。
■手順
以下の手順にそって実施してください。
【Windows版】
Agentのアップグレードインストール
初回インストールと同様に「4.1.2.1.3 インストール手順」に従ってAgentのインストールを開始します。
上書きを行うかの問い合わせがありますので、YES を選択してください。なお、アップグレードインストールでは自動で以下のことが行われます。
サービスの停止
前回の問い合わせ項目での入力情報を引き継いだ上書きインストール
上書き対象外の定義ファイルのバックアップ
上書き対象外の定義ファイルに行われていたユーザ定義の反映
上書きが行えないファイルが、<可変ファイル格納ディレクトリ>\control\配下に ”ファイル名VnnLnn.拡張子” というファイル名でバックアップされています(VnnLnn部分は、アップグレード前のバージョンレベルです)。アップグレード前に編集を行っていたファイルが、バックアップされていた場合には、バックアップファイルを元に、再度、編集作業を行ってください。
注意
バックアップファイルは、編集の有無に係わらず作成されます。
Agentのセットアップ
「第13章 収集ポリシーの作成と適用」を参照して、sqcRPolicy、およびsqcSetPolicyを実行してください。
Agentのサービスの起動と確認
「第5章 常駐プロセス、起動と停止」 を参照して、サービスを起動してください。また、常駐プロセスが正しく起動しているか確認してください。
【UNIX版】
/var/opt/FJSVssqc/配下のファイルをバックアップ
/var/opt/FJSVssqc/配下のファイルをバックアップしておきます。
Agentのアップグレードインストール
初回インストールと同様に「4.1.2.1.3 インストール手順」に従ってAgentのインストールを開始します。
上書きを行うかの問い合わせがありますので、YES を選択してください。なお、前回の問い合わせ項目での入力情報を引き継いで、インストールが行われます。
デーモンの停止
その他定義ファイル(/etc/opt/FJSVssqc/配下)の退避
旧バージョンパッケージのアンインストール
前回の問い合わせ項目での入力情報を引き継いだインストール。
退避してあったその他定義ファイルの書き戻し
/var/opt/FJSVssqc/配下のファイルの書き戻し
「1. /var/opt/FJSVssqc/配下のファイルをバックアップ」でバックアップしておいた/var/opt/FJSVssqc/配下のファイルを、元のパスに書き戻します。
書き戻し対象外の定義ファイルに行われていたユーザ定義の反映
自動で書き戻しが行えないファイルが、/etc/opt/FJSVssqc/配下に ”ファイル名VnnLnn.拡張子” というファイル名でバックアップされています(VnnLnn部分は、アップグレード前のバージョンレベルです)。アップグレード前に編集を行っていたファイルが、バックアップされていた場合には、バックアップファイルを元に、再度、編集作業を行ってください。
注意
バックアップファイルは、編集の有無に係わらず作成されます。
Agentのセットアップ
「第13章 収集ポリシーの作成と適用」を参照して、sqcRPolicy、およびsqcSetPolicyを実行してください。
Agentのデーモンの起動と確認
「第5章 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、デーモンを起動してください。また、常駐プロセスが正しく起動しているか確認してください。
運用管理クライアントのアップグレードの手順を、以下に示します。
■実行に必要な権限
【Windows版】
Administratorsグループに所属するユーザ権限が必要です。
■手順
以下の手順にそって実施してください。
【Windows版】
運用管理クライアントのアップグレードインストール
初回インストールと同様に「4.1.3.1.3 インストール手順」に従って運用管理クライアントのインストールを開始します。
上書きを行うかの問い合わせがありますので、YES を選択してください。前回の問い合わせ項目での入力情報を引き継いだ上書きインストールが行われます。
HTTPサーバの仮想ディレクトリを作り直すかの問い合わせがありますので、NO を選択してください。前回の仮想ディレクトリが引き継がれます。