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ETERNUS SF Disk Space Monitor ユーザーズガイド

4.1.2 Agentの作業

ここでは、Agentの導入方法について説明します。

導入するための手順は以下のとおりです。


本節では手順どおりに説明していますので、本節の項番にそって導入・設定してください。


4.1.2.1 インストール


4.1.2.1.1 インストール条件

インストール条件については、「3.2 Agent」を参照してください。


4.1.2.1.2 インストール開始前の準備

インストールを開始すると、以下の項目について問合せがあるので、あらかじめ決定し、確認をしてください。

Windows版】

No.

問合せ項目

説明

1

インストールディレクトリ

実行モジュールなど、固定の資源をインストールするディレクトリのパスです。

2

可変ファイル格納ディレクトリ

動作中に変更するファイルを格納するためのディレクトリのパスです。

3

しきい値超えの通知方法

  • しきい値超えが発生した場合、その通知方法として、「イベントログ/syslog」または「Centric Managerイベント連携」のいずれかを選択します。

  • 同じマシン上にSystemwalker Centric Managerがインストールされている場合に、「Centric Managerイベント連携」を選択することで、しきい値超えがCentric Managerに通知されるようになります。

4

Managerのアドレス

接続するManagerのホスト名かIPアドレスです。

注意

Managerがクラスタ運用の場合は、論理ホスト名または論理IPアドレスを指定してください。

5

Managerとの通信方式

AgentからManagerに「Push」するか、Managerから「Pull」するかを選択してください。通常は、Pushを選択してください。

Solaris版】Linux版】

No.

問合せ項目

説明

1

インストールディレクトリ

実行モジュールなど、固定の資源をインストールするディレクトリのパスです。

2

定義ファイル格納ディレクトリ

動作中に参照する定義ファイルを格納するディレクトリです。

3

可変ファイル格納ディレクトリ

動作中に変更するファイルを格納するためのディレクトリのパスです。

4

しきい値超えの通知方法

  • しきい値超えが発生した場合、その通知方法として、「イベントログ/syslog」または「Centric Managerイベント連携」のいずれかを選択します。

  • 同じマシン上にSystemwalker Centric Managerがインストールされている場合に、「Centric Managerイベント連携」を選択することで、しきい値超えがCentric Managerに通知されるようになります。

5

Managerのアドレス

接続するManagerのホスト名かIPアドレスです。

注意

Managerがクラスタ運用の場合は、論理ホスト名または論理IPアドレスを指定してください。

6

Managerとの通信方式

AgentからManagerに「Push」するか、Managerから「Pull」するかを選択してください。通常は、Pushを選択してください。


4.1.2.1.3 インストール手順

以下の手順で、インストールを行います。

Windows版】

  1. Windowsマシンに Administrator権限をもつアカウントでログインします。

  2. CD-ROM装置に本製品のCD-ROMをセットします。

  3. インストーラが起動します。

    ポイント

    インストールするマシンの設定によっては、自動的にインストーラが起動しないことがあります。その場合は、以下の操作を行って、手動でインストーラを起動してください。

    • [スタート]メニューから[ファイル名を指定して実行]を選択します。

    • [ファイル名を指定して実行]ウィンドウの[参照]で、以下のファイルを選択し、[OK]ボタンを押下します。

      CD-ROMドライブ:\dsmSetup.exe

    • インストーラが起動します。

  4. インストーラ画面でインストールする対象のボタンを押下します。

    • [Agent のインストール]

  5. インストールが開始され、前項で説明した問い合わせが行われます。

Solaris版】

  1. Solarisマシンにスーパ・ユーザでログインします。

  2. CD-ROMをマウントします。

    • CD-ROMをドライブに挿入します。

    • ボリュームマネージメントデーモンにより自動的にマウントされる場合がありますので、CD-ROMのマウント状態を確認します。マウントされていない場合は、以下の作業を行います。

      # mkdir -p /cdrom/cdrom0 (*1)

      # /usr/sbin/mount -F hsfs -o ro /dev/dsk/cntndnsn /cdrom/cdrom0 (*2)

      #

      (*1) /cdrom/cdrom0がない場合のみ必要です。

      (*2) nは各インストールマシンのCD-ROMドライブに合わせてください。

  3. インストール用のシェルスクリプトを起動します。実行例は、以下のとおりです。この例では、CD-ROM装置のマウントポイントを /cdrom/cdrom0 としています。

    • Agentの場合

      # cd /cdrom/cdrom0/FJSVssqc/agent/packages

      # ./install.sh

  4. インストールが開始され、前項で説明した問い合わせが行われます。

Linux版】

  1. Linuxマシンにスーパ・ユーザでログインします。

  2. CD-ROMをマウントします。

    • CD-ROMをドライブに挿入します。

    • ボリュームマネージメントデーモンにより自動的にマウントされる場合がありますので、CD-ROMのマウント状態を確認します。マウントされていない場合は、以下の作業を行います。

      # mount -r -t iso9660 /dev/cdrom /mnt/cdrom(*1)

      #

      (*1) CD-ROM装置のマウントポイント/mnt/cdromについては、各システム環境に合わせてください。

  3. インストール用のシェルスクリプトを起動します。実行例は、以下のとおりです。この例では、CD-ROM装置のマウントポイントを /mnt/cdrom/ としています。

    • Agentの場合

      # cd /mnt/cdrom/FJSVssqc/agent/packages

      # ./install.sh

  4. インストールが開始され、前項で説明した問い合わせが行われます。


4.1.2.2 セットアップ

第13章 収集ポリシーの作成と適用」を参照して、sqcRPolicy、およびsqcSetPolicyを実行してください。

Windows版】

Windowsの場合、ディスク系の性能情報を収集するには、Windowsのコマンドである diskperfコマンド を実行して、情報収集できる状態にしておく必要があります。使用例は以下のとおりです。

diskperf -y

diskperfコマンドの詳細については、Windowsのヘルプ等を参照して確認してください。なお、その際、物理ドライブ、論理ドライブ両方が有効になるように設定してください。

ポイント

  • diskperfコマンドは、設定後、システムの再起動が必要です。

  • diskperfコマンドは、ETERNUS SF Disk Space Monitor DCMサービスを起動する(情報の収集開始)前に必要な作業です。


4.1.2.3 起動方法と確認方法

第5章 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、起動してください。また、常駐プロセスが正しく起動しているか確認してください。