ページの先頭行へ戻る
ETERNUS SFRecovery Manager for Oracle 14.1 説明書

3.1.3 画面から運用環境を削除する

オンライン環境設定画面を使用して、環境設定情報を削除する手順を説明します。

以下のシステム構成で、運用環境の削除を行う手順を説明します。

シングルサーバ構成の場合

図3.5 画面を使用した運用環境削除手順(シングルサーバ構成)

  1. オンラインバックアップ初期化

    オンラインバックアップ画面を使用して、オンラインバックアップの初期化を行います。
    詳細については、「4.4.5 オンラインバックアップ初期化」を参照してください。

  2. リカバリ・カタログ・データベースの削除

    オンライン環境設定画面を使用して、リカバリ・カタログ・データベースの削除を行います。
    詳細については、「3.3.7 リカバリ・カタログ・データベースの削除」を参照してください。

  3. 環境設定ファイルの削除

    オンライン環境設定画面を使用して、環境設定ファイルの削除を行います。
    詳細については、「3.3.4 環境設定ファイルの削除」を参照してください。

  4. listener.oraの編集

    Oracleのlistener.oraファイルから、リカバリ・カタログ・データベース用リスナーの定義を削除します。
    テキストエディタなどを使用して、listener.oraファイル(リカバリ・カタログ・データベースの$ORACLE_HOME/network/admin/listener.ora)を編集して、以下の記述を削除してください。

    LSNR_NAME =
      (DESCRIPTION_LIST =
        (DESCRIPTION =
          (ADDRESS = (PROTOCOL = TCP)(HOST = localhost)(PORT = PORT_NO))
        )
      )
    
    DIAG_ADR_ENABLED_LSNR_NAME=OFF
    
    SID_LIST_LSNR_NAME =
      (SID_LIST =
        (SID_DESC =
          (GLOBAL_DBNAME = R_DB_NAME.world)
          (SID_NAME = R_DB_NAME)
          (ORACLE_HOME = R_ORACLE_HOME)
        )
      )

    LSNR_NAME : リカバリ・カタログ・データベース用リスナー名
    R_DB_NAME : リカバリ・カタログ・データベース名
    R_ORACLE_HOME : リカバリ・カタログ・データベースのORACLE_HOME
    PORT_NO : リカバリ・カタログ・データベースのポート番号
    ※ 環境設定情報で、Oracle Versionを「10.2.0」に設定していた場合は、「DIAG_ADR_ENABLED_LSNR_NAME=OFF」の1行はありません。

  5. tnsnames.oraの編集

    Oracleのtnsnames.oraファイルから、リカバリ・カタログ・データベースの定義を削除します。
    テキストエディタなどを使用して、tnsnames.oraファイル(リカバリ・カタログ・データベースの$ORACLE_HOME/network/admin/tnsnames.ora)を編集して、以下の記述を削除してください。

    R_DB_NAME =
      (DESCRIPTION =
        (ADDRESS_LIST =
          (ADDRESS = (PROTOCOL = TCP)(HOST = localhost)(PORT = PORT_NO))
        )
        (CONNECT_DATA =
          (SID = R_DB_NAME)
        )
      )
    
    LISTENER_R_DB_NAME =
      (ADDRESS_LIST =
        (ADDRESS = (PROTOCOL = TCP)(HOST = localhost)(PORT = PORT_NO))
      )

    R_DB_NAME : リカバリ・カタログ・データベース名
    PORT_NO : リカバリ・カタログ・データベースのポート番号

  6. 実行ログファイルの削除

    オンライン運用の実行ログファイルを削除してください。
    実行ログファイルの種類については、「第12章 実行ログ」を参照してください。


クラスタ構成の場合

図3.6 画面を使用した運用環境削除手順(クラスタ構成)

  1. オンラインバックアップ初期化(プライマリノード)

    プライマリノードで、オンラインバックアップ画面を使用して、オンラインバックアップの初期化を行います。
    詳細については、「4.4.5 オンラインバックアップ初期化」を参照してください。

  2. クラスタ運用環境の削除(すべてのリモートノード)

    すべてのリモートノードで、オンライン環境設定画面を使用して、クラスタ運用環境の削除を行います。
    詳細については、「3.3.9 クラスタ運用環境の削除」を参照してください。

  3. リカバリ・カタログ・データベースの削除(プライマリノード)

    プライマリノードで、オンライン環境設定画面を使用して、リカバリ・カタログ・データベースの削除を行います。
    詳細については、「3.3.7 リカバリ・カタログ・データベースの削除」を参照してください。

  4. 環境設定ファイルの削除(プライマリノード)

    プライマリノードで、オンライン環境設定画面を使用して、環境設定ファイルの削除を行います。
    詳細については、「3.3.4 環境設定ファイルの削除」を参照してください。

  5. listener.oraの編集(プライマリノード)

    プライマリノードで、Oracleのlistener.oraファイルから、リカバリ・カタログ・データベース用リスナーの定義を削除します。
    テキストエディタなどを使用して、listener.oraファイル(リカバリ・カタログ・データベースの$ORACLE_HOME/network/admin/listener.ora)を編集して、以下の記述を削除してください。

    LSNR_NAME =
      (DESCRIPTION_LIST =
        (DESCRIPTION =
          (ADDRESS = (PROTOCOL = TCP)(HOST = localhost)(PORT = PORT_NO))
        )
      )
    
    DIAG_ADR_ENABLED_LSNR_NAME=OFF
    
    SID_LIST_LSNR_NAME =
      (SID_LIST =
        (SID_DESC =
          (GLOBAL_DBNAME = R_DB_NAME.world)
          (SID_NAME = R_DB_NAME)
          (ORACLE_HOME = R_ORACLE_HOME)
        )
      )

    LSNR_NAME : リカバリ・カタログ・データベース用リスナー名
    R_DB_NAME : リカバリ・カタログ・データベース名
    R_ORACLE_HOME : リカバリ・カタログ・データベースのORACLE_HOME
    PORT_NO : リカバリ・カタログ・データベースのポート番号
    ※ 環境設定情報で、Oracle Versionを「10.2.0」に設定していた場合は、「DIAG_ADR_ENABLED_LSNR_NAME=OFF」の1行はありません。

  6. tnsnames.oraの編集(プライマリノード)

    プライマリノードで、Oracleのtnsnames.oraファイルから、リカバリ・カタログ・データベースの定義を削除します。
    テキストエディタなどを使用して、tnsnames.oraファイル(リカバリ・カタログ・データベースの$ORACLE_HOME/network/admin/tnsnames.ora)を編集して、以下の記述を削除してください。

    R_DB_NAME =
      (DESCRIPTION =
        (ADDRESS_LIST =
          (ADDRESS = (PROTOCOL = TCP)(HOST = localhost)(PORT = PORT_NO))
        )
        (CONNECT_DATA =
          (SID = R_DB_NAME)
        )
      )
    
    LISTENER_R_DB_NAME =
      (ADDRESS_LIST =
        (ADDRESS = (PROTOCOL = TCP)(HOST = localhost)(PORT = PORT_NO))
      )

    R_DB_NAME : リカバリ・カタログ・データベース名
    PORT_NO : リカバリ・カタログ・データベースのポート番号

  7. 実行ログファイルの削除(プライマリノード)

    プライマリノードで、オンライン運用の実行ログファイルを削除してください。
    実行ログファイルの種類については、「第12章 実行ログ」を参照してください。

  8. listener.oraの編集(すべてのリモートノード)

    すべてのリモートノードで、Oracleのlistener.oraファイルから、リカバリ・カタログ・データベース用リスナーの定義を削除します。
    テキストエディタなどを使用して、listener.oraファイル(リカバリ・カタログ・データベースの$ORACLE_HOME/network/admin/listener.ora)を編集して、以下の記述を削除してください。

    LSNR_NAME =
      (DESCRIPTION_LIST =
        (DESCRIPTION =
          (ADDRESS = (PROTOCOL = TCP)(HOST = localhost)(PORT = PORT_NO))
        )
      )
    
    DIAG_ADR_ENABLED_LSNR_NAME=OFF
    
    SID_LIST_LSNR_NAME =
      (SID_LIST =
        (SID_DESC =
          (GLOBAL_DBNAME = R_DB_NAME.world)
          (SID_NAME = R_DB_NAME)
          (ORACLE_HOME = R_ORACLE_HOME)
        )
      )

    LSNR_NAME : リカバリ・カタログ・データベース用リスナー名
    R_DB_NAME : リカバリ・カタログ・データベース名
    R_ORACLE_HOME : リカバリ・カタログ・データベースのORACLE_HOME
    PORT_NO : リカバリ・カタログ・データベースのポート番号
    ※ 環境設定情報で、Oracle Versionを「10.2.0」に設定していた場合は、「DIAG_ADR_ENABLED_LSNR_NAME=OFF」の1行はありません。

  9. tnsnames.oraの編集(すべてのリモートノード)

    すべてのリモートノードで、Oracleのtnsnames.oraファイルから、リカバリ・カタログ・データベースの定義を削除します。
    テキストエディタなどを使用して、tnsnames.oraファイル(リカバリ・カタログ・データベースの$ORACLE_HOME/network/admin/tnsnames.ora)を編集して、以下の記述を削除してください。

    R_DB_NAME =
      (DESCRIPTION =
        (ADDRESS_LIST =
          (ADDRESS = (PROTOCOL = TCP)(HOST = localhost)(PORT = PORT_NO))
        )
        (CONNECT_DATA =
          (SID = R_DB_NAME)
        )
      )
    
    LISTENER_R_DB_NAME =
      (ADDRESS_LIST =
        (ADDRESS = (PROTOCOL = TCP)(HOST = localhost)(PORT = PORT_NO))
      )

    R_DB_NAME : リカバリ・カタログ・データベース名
    PORT_NO : リカバリ・カタログ・データベースのポート番号

  10. 実行ログファイルの削除(すべてのリモートノード)

    すべてのリモートノードで、オンライン運用の実行ログファイルを削除してください。
    実行ログファイルの種類については、「第12章 実行ログ」を参照してください。

  11. RMfOディスクの初期化(プライマリノード)

    運用環境設定を削除しても、RMfOディスク内の情報が残ることがあります。
    必要に応じて、プライマリノードで、RMfOディスクとして使用していた領域の初期化などを行ってください。